大塚国際美術館(Otsuka Museum of Art)
大塚国際美術館は徳島県鳴門市の鳴門公園内にある、世界26カ国・190余りの美術館が所蔵する名画を陶板で実物大に再現した他にはない魅力を持つ美術館です。大塚製薬グループが創業75周年記念事業として開館し、西洋名画をはじめとする数多くの作品をオリジナルと同じ大きさで展示しています。

日本国内の芸術文化に触れられる施設としては、広島平和記念資料館とあわせて訪問先に挙げられることもあります。世界中の名画を一度に鑑賞できる夢のような場所として人気を集める大塚国際美術館。本記事では、その見どころやアクセス方法、開館の歴史について詳しく解説します。
基本情報
大塚国際美術館は数々のレビューでも評判が非常に高く、「実物大の臨場感」「劣化しない陶板技術」「1,000点を超える圧倒的な展示規模」という3つの大きな特徴を持っています。訪れる価値ある場所ですので、まずは以下の基本情報をチェックしてください。
👉 名称 | 大塚国際美術館(The Otsuka Museum of Art, Otsuka International Museum of Art) |
📍 所在地 | 徳島県徳島市鳴門町土佐泊浦 |
📅 開館 | 1998年3月21日 |
🕒 開館時間 | 9:30 〜 17:00(入館は16:00まで) |
❌ 休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌日)、1月連続休館あり |
✔️ 運営 | 一般財団法人 大塚美術財団 |
📝 専門分野 | 陶板複製画 |
🌐 公式サイト |
美術館について

システィーナ礼拝堂天井画および壁画
大塚国際美術館は、世界の名画を陶器の板に焼き付けた「陶板名画」を展示するユニークな施設です。大塚グループが創業75周年記念事業として徳島県鳴門市に設立しました。日本最大級の常設展示面積(延床面積29,412平方メートル)を誇る広大なミュージアムです。
館内の構造を確認するには、大塚国際美術館のフロアマップが欠かせません。この建物は山の中に作られており、正面玄関から入るとまず地下3階に到着します。そこから地上2階まで、時代ごとに分かれた広大な空間を巡る設計となっています。
美術館の歴史

大塚国際美術館「世界の名画にときめく美術館」
それでは、大塚国際美術館の歴史をたどっていきましょう。
- 1971年:大塚グループ内で、鳴門の砂を活用してタイルを作る事業が提案される。
- 1973年:大塚オーミ陶業が設立されるもののオイルショックにより景気が低迷。この危機をきっかけに技術を生かした「陶板名画」を着想し、後に大型美術陶板化に成功する。
- 1988年:大塚グループ創業75周年記念事業として美術館を構想。しかし、建設予定地が瀬戸内海国立公園内であったため、景観維持の観点から建設許可が下りるまでに5年の歳月を要する。
- 1990年代前半:自然公園法の高さ制限をクリアするため、一度山を削って地下5階分の建物を造り、その後に再び土を被せて山を元に戻すという前代未聞の難工事が行われる。
- 1998年3月21日:構想や著作権の使用許可、難工事を経て、10年の歳月をかけた「大塚国際美術館」が日本最大級の常設展示面積を誇る施設として開館。
- 2018年:開館20周年の節目を迎える。この年のNHK紅白歌合戦にて、徳島県出身の人気アーティスト・米津玄師さんが館内のシスティーナ・ホールから生中継で歌唱したことで、全国的な大ブームとなる。
展示

大冢国际美术馆的展览
独自の再現展示がもたらす素晴らしいこれらの鑑賞体験についてご紹介します。館内の大塚国際美術館 見どころは大きくわかれる壮大な3つのカテゴリーでの展示です!それらは日本を代表する行きたい場所として高い満足度を誇っています。 それでは詳しくみていきましょう。
環境展示

スクロヴェーニ礼拝堂大塚国際美術館
大塚国際美術館の展示作品のうち、この環境展示は、古代遺跡や劇的な教会の壁画をその空間ごと立体的に再現した臨場感あふれる展示方法です。 特に屋外の光の中で鑑賞するモネの作品は、美しい自然と調和した素晴らしい空間です。多くの人々がこれを見たいがために美術館へ足を運びます。
- バチカン:システィーナ・礼拝堂天井画および壁画
- フランス:聖マルタン聖堂壁画
- ギリシャ:聖ニコラオス・オルファノス聖堂壁画
- イタリア:秘儀荘(ポンペイ)
- イタリア:スクロヴェーニ礼拝堂
- トルコ:聖テオドール聖堂壁画
- フランス:モネの「大睡蓮」
系統展示

近代展示室大塚国際美術館
系統展示のフロアでは、古代から現代に至るまでの西洋美術の歴史的な流れを、時系列に沿って体系的に学ぶことができます。 充実した大塚国際美術館の展示を順番に眺めることで美術の教科書を実際に歩いているかのような贅沢な体験ができます。多くの美術ファンが知的好奇心を満たすために訪れる、特別な場所です。
- 古代(約130点):ギリシャの壺絵、ポンペイの壁画、モザイク画
- 中世(約100点):聖像畫(イコン)、教会の壁画
- ルネサンス(約140点):ボッティチェッリ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロ
- バロック(約120点):レンブラント、ベラスケス、フェルメール、ゴヤ
- 近代(約330点):ターナー、ミレー、ルノワール、ゴッホ、セザンヌ、ゴーギャン、ムンク
- 現代(約100点):ピカソ、ミロ、ダリ
テーマ展示

運命の女
テーマ展示では、時代を超えた古今東西の画家の作品を、共通のモチーフごとに分類して展示しています。「家族」や「生と死」、「運命の女」といった普遍的な題材を、異なる時代の画家たちがどのように表現したかを横並びで比較できます。これら多様な大塚国際美術館 展示作品の並びは、新たな視点を与えてくれる画期的な試みです。主な展示テーマ作品は以下の通りです。
- 「運命の女(ファム・ファタール)」
- ギュスターヴ・モロー『出現』:サロメの鮮烈な幻視を描いた名作。
- ジョン・エヴァレット・ミレイ『オフィーリア』:川に流される悲劇のヒロインを美しく描いた傑作。
「家族」
- ウジェーヌ・カリエール『姉』:家族の温かい絆やスキンシップを柔らかなタッチで表現。
- 「だまし絵(トロンプ・ルイユ)」や「食卓」など
他にも、人間の「生と死」や、一瞬の「時間」を切り取った作品などがユニークな切り口で並びます。
イベント

イベント大塚国際美術館
館内では季節に応じた特別なイベントや、名画の歴史的背景をより深く理解するためのユニークな解説プログラムが随時開催されています。これまでに絵画に描かれた料理を再現したグルメ企画や、音楽と絵画を融合させた優雅なコンサートなどが催されてきました。
例えば過去には、ゴッホの「ひまわり」にちなんだ特別展示や、名画に登場する美女たちのメイクやファッションを紐解くユニークな体験型イベントが開催され、大きな話題を呼びました。また、名画の中の登場人物になりきって衣装を着て名画とともに撮影ができる「アートコスプレ」なるユニークな企画も!
また今後大塚国際美術館のイベント予定としても、夏休みに向けた家族三世代で楽しめるアート謎解きラリーや、秋の夜長を彩るシスティーナ・ホールでの特別ライトアップ・コンサートなど、季節の移り変わりに合わせた魅力的な企画が計画されています。お目当ての企画に合わせて美術館をを訪れるのも、有意義な旅の形となるでしょう。
売店・喫茶・休憩所情報

レストラン・ガーデン(1F)大塚国際美術館
長時間の鑑賞でお腹が空いたら、館内のレストランやカフェで名画にちなんだお洒落なオリジナルメニューを楽しめます。 優雅な大塚国際美術館 でのランチ時間は、旅をさらに特別なものにしてくれます。そして美しい大塚国際美術館の庭園の緑に囲まれながら過ごすひとときは、他にはない日本の旅の最高の思い出ではないでしょうか。そんな素敵なレストラン・カフェ空間をご紹介しましょう。
- レストラン・ガーデン(別館1階):地元の新鮮な海の幸を使用した美味しい御膳などが味わえます。
- カフェ・ド・ジヴェルニー(地下2階):モネの池を眺めながら、穏やかなティータイムを過ごせます。
- カフェ・ヴァンセント(地下3階):ゴッホの「夜のカフェテラス」の世界観を模した内装が魅力です。
- ミュージアムショップ(地下3階):オリジナルのミニ陶板や限定のお菓子が並びます。記念におすすめのグッズがたくさん!
開館時間・入館料
大塚国際美術館のチケット料金と営業時間をご案内します。
👇 前売り券 | ✔️ 当日券 | |
|---|---|---|
🎫 一般 | 3,160円 | 3,300円 |
🧑 大学生 | 2,140円 | 2,200円 |
👦 小中高生 | 530円 | 550円 |
*20名以上の団体は10%引き
*障がい者手帳をお持ちの方1名と同伴者1名は当日券の半額に割引あり
大塚国際美術館は、事前のオンラインチケット購入で窓口に並ばずスマートに入館することもできます。とっても便利ですので、ぜひ訪れる際には活用してみてください!
【大塚国際美術館公式オンラインチケット】
美術館への行き方

への行き方 大塚国際美術館
大塚国際美術館へのアクセス方法をご紹介します。美術館は瀬戸内海国立公園の美しい景観に囲まれた徳島県鳴門市に位置しており、高速バスやシャトルバスも運行されております。
また大塚国際美術館には専用の無料駐車場もあります。
【バスの場合】
直通の高速バス
- 大阪・兵庫・京都から:大阪駅、なんば、伊丹空港、神戸駅、京都駅などから「大塚国際美術館前」に直通する高速バスが運行しています(海部観光、岸和田観光、阿波エクスプレスなど)。
- 広島・高松から:広島方面(あわひろしま号)や高松方面(高徳エクスプレス)の一部便も直通しています。
高速バス(乗り換えの場合)
- 「高速鳴門」バス停で下車後、徒歩数分の「高速鳴門バス停前」から路線バスに乗り換えてアクセスできます。
地元の路線バス
- 徳島駅、鳴門駅、徳島空港、淡路島方面から運行している路線バスに乗り、「大塚国際美術館前」バス停で下車してすぐです。
【車の場合】
- 最寄りIC:神戸淡路鳴門自動車道「鳴門北IC」から約3分。
- 駐車場:美術館専用の無料駐車場(約340台)から、正面玄関まで無料のシャトルバスが随時運行しています。
お問合せ
大塚国際美術館は資料館公式ホームページのお問合せフォームからは日本語の他に英語、中国語、韓国語など各言語でも問い合わせが可能です。訪れる前に何か疑問があれば下記のお問合せフォームからどうぞ。また各SNSでは最新の情報も発信されておりますので、要チェックです!
【大塚国際美術館お問い合わせフォーム】
【SNS】
大塚国際美術館には公式のX、インスタ、フェイスブック、
ユーチューブ、ティックトックがあります。
資料館についての興味深い話

に関する興味深い事実大塚国際美術館
大塚国際美術館に関するとっておきの豆知識をご紹介します。
美術館のウリの「陶板名画」ってなに?
徳島 大塚国際美術館の最大の魅力は、世界中の名画を「陶板(陶器の大きな板)」の上に見事に再現している点です。 紙やキャンバスに描かれた絵画は、光や空気、湿気によってどうしても経年劣化してしまいます。 そこで最新の技術で撮影されたポジフィルムから特殊な釉薬(うわぐすり)を用いて陶板に原寸大で転写し、高温で焼き上げたものがこの「陶板名画」というわけです。ピカソの子息や各国の美術館館長、館員の方々が来日された際には美術館や作品に対して大きな賛辞を頂き、日本の技術はもとより、構想においても世界初のそして唯一の美術館と認識されるようになったのですよ!
なぜ「鳴門」に建てられたの?
なぜこの有名美術館が東京や大阪などの大都市にあるわけではなく、この「鳴門」なのか?それは大塚グループが生まれた大切な場所、それが鳴門であったからです。神戸淡路鳴門自動車道や大鳴門橋・明石海峡大橋の開通を控えていた当時、阿波踊り期間以外にも年中人が集まるように関東や関西、もちろんそれ以外も全国からの人を呼び込むための観光拠点が必要だと考え、構想が練られました。今でこそ唯一無二の美術館として全国的に名を知らしめていますが、建設地は「瀬戸内海国立公園」の中だったため、環境や景観を守るための建設許可を得るだけでなんと!5年もの歳月がかかったようですよ。
大塚国際美術館は米津玄師の聖地?
大塚国際美術館の知名度を一躍全国区にしたのが、2018年の「NHK紅白歌合戦」です。徳島県出身の人気アーティスト・米津玄師さんが大ヒット曲「Lemon」をテレビ初歌唱する舞台に選んだのがこの美術館でした。 当日はバチカンの礼拝堂を原寸大再現した「システィーナ・ホール」から生中継され、無数のキャンドルが揺らめく中、ミケランジェロの壮大な天井画を背に歌う姿が日本中に衝撃を与えました。放送後、同じ空間を体感したいファンによる「聖地巡礼」が大ブームに!美術館の認知度は一気に跳ね上がり、翌年以降の来館者数が過去最高を記録したのですよ!
おすすめの回り方とコツは?
館内は地下3階から地上2階まであり、鑑賞ルートは約4キロメートルにも及びます。この広大な美術館を存分に楽しむために、でもできれば効率よく回りたい!という方のためのおすすめの回り方をご紹介しましょう。まずは地下3階の「システィーナ・ホール」や「スクロヴェーニ礼拝堂」などの圧巻の環境展示を最優先で巡ります。その後にお気に入りの時代を絞って回るのが効率的です。また、屋外にあるモネの「大睡蓮」は、自然光が美しく差し込む午前中からランチ時にかけての時間帯に訪れると、より幻想的な色彩を堪能できますよ!
まとめ
世界の優れた美術品を実物大の臨場感で再現したこの空間は、まさに奇跡の結晶と言えるでしょう。ネット上の大塚国際美術館のクチコミなど膨大な書き込みを見ても「想像以上のスケールに圧倒された」「一日では回りきれないほど大満足」といった絶賛の声が溢れています。この素晴らしい美術館は、美術が好きな方はもちろんのこと、家族旅行やデートでも最高の思い出を作れる場所です。五感を使って名画の世界に深く浸る感動の旅、あなたもいつかは体験してみませんか。
資料館についてのよくある質問
大塚国際美術館はどこにありますか?
徳島県鳴門市の鳴門公園内にあります。美しい鳴門海峡の景色を望む絶好のロケーションです。来館前にアクセス方法を確認しておくと、よりスムーズに訪問できます。
大塚国際美術館ではどのような体験ができますか?
実物大で精巧に作られた陶板名画を間近で鑑賞でき、なんと作品に直接触ることも可能です!また、お気に入りの世界的絵画と一緒に記念写真を撮影する貴重な体験もできます。
大塚国際美術館とはどのような施設ですか?
世界26カ国の有名な絵画1,000点以上を、オリジナルと同じ大きさと色彩で陶板の上に再現・展示している、日本国内でも最大級の規模を誇る特別な常設美術館です。
大塚国際美術館の開館時間は?
通常、午前9時30分から午後5時まで開館しています。毎週月曜日が定休日(祝日の場合は翌日休館)となっており、その他に1月に連続休館日があります。
大塚国際美術館を見て回るにはどのくらいの時間がかかりますか?
展示ルートの全長が約4キロメートルに及ぶため、主要な作品をざっと見て回るだけでも最低3〜4時間は必要です。館内のレストランやカフェでの食事を含めて、じっくりと楽しむ場合は丸一日かけて滞在されることを是非おすすめします。
おすすめのお土産は何?
やはり名画に関連した商品は外せないのではないでしょうか。例えば「ムンクどらやき」や「スクロベーニ礼拝堂の星空こんぺいとう」「ゴッホのひまわり和三盆」などは常に人気のお土産となっています。
大塚国際美術館に本物の絵画は展示されていますか?
展示されている作品はすべて陶板による複製画で、本物の絵画はありません。しかし、オリジナルと同じ大きさや色彩を忠実に再現しており、世界中の名画を一度に鑑賞できることが大きな魅力です。
大塚国際美術館の入館料はいくらですか?
当日入館料は大人3,300円、大学生2,200円、小中高生550円です。チケット料金は事前に確認しておくと安心です。







