箱根神社 (Hakone Shrine)
芦ノ湖畔に広がる老杉の森の中に、静かに佇む「箱根神社」。関東を代表する霊場のひとつとして、古くから多くの人々の信仰を集めてきた神社です。箱根は国内屈指の温泉地として世界的にも知られていますが、箱根神社はその地域信仰の中心的な存在です。歴史的には源頼朝や徳川家康など、時代を動かした武将たちが戦勝祈願や天下泰平を願って参拝。現在は縁結びや心願成就のご利益で知られるパワースポットとして、年間を通じて日本国内外から多くの参拝者が訪れます。

本記事では、箱根神社の歴史や見どころ、アクセス情報など、訪問前に知っておきたい情報を詳しくご紹介します。自然と信仰が深く結びついた神社に興味がある方は、京都の貴船神社もあわせて参考にできます。貴船神社は水の神様を祀る神社として知られ、縁結びのご利益でも有名です。芦ノ湖の清らかな水辺と、樹齢を重ねた杉並木の荘厳な雰囲気をぜひ現地で体感してみてください。
基本情報
箱根神社の魅力をより深く知るために、まず押さえておきたい3つの特徴と基本情報をご紹介します。
1250年以上の歴史を持つ関東総鎮守
奈良時代に創建された箱根神社は、源頼朝をはじめとする武家政権から厚い崇敬を受けてきた由緒ある神社です。日本の歴史の節目に深く関わり続けてきた、その重みと格式は今も境内全体に漂っています。
芦ノ湖に映える「平和の鳥居」
湖上に立つ朱色の鳥居は、水面に映る姿と背後の緑とが美しいコントラストを生み出し、国内外で広く知られる絶景スポットです。写真映えする景観として、多くの訪問者を惹きつけています。
九頭龍神社との「両社参り」
縁結びや金運のご利益で人気の高い九頭龍神社(新宮)が境内に鎮座しており、箱根神社と合わせて参拝する「両社参り」はより大きなご利益があるとされています。
参拝者からのレビューには、豊かな自然と神秘的な雰囲気を称える声が多く寄せられており、国内外を問わず高い支持を集めています。以下の表に、神社の基本情報をまとめました。
✔️ 名称 | 箱根神社(はこねじんじゃ) |
|---|---|
📍 住所 | 〒250-0522 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1 |
🕒 参拝時間 | 境内自由(御守の授与等は概ね8:30〜17:00) |
❌ 休館日 | 年中無休 |
📞 電話番号 | |
🌐 公式サイト |
箱根神社について

はこねじんじゃについて
箱根神社は、神奈川県箱根町の元箱根エリア、芦ノ湖のほとりに鎮座する歴史ある神社です。かつては「箱根権現」や「箱根三所大権現」とも呼ばれ、神仏習合の霊山として栄えました。近代の社格制度では「国幣小社」に列せられ、国家的な保護と尊崇を受けてきた格式高い神社です。
神社が位置する箱根エリアは、都心からのアクセスが良く、富士箱根伊豆国立公園に指定されるほど豊かな自然環境に恵まれています。芦ノ湖の青い湖面、四季折々に彩りを変える樹々、晴れた日には富士山を望む雄大な景色。自然と信仰が見事に調和したこの地は、古くからの山岳信仰の息吹を今も感じさせる聖域です。
境内の内外には見どころが数多く点在しており、本殿の荘厳な建築美に加え、周辺の自然そのものが信仰の対象となっています。箱根神社への訪問は、単なる観光を超え、日本の精神文化や伝統に直に触れることができる貴重な体験となるでしょう。
御祭神(神社に祀られている神様)

御祭神瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)
箱根神社には、日本神話において重要な役割を担う三柱の神々が祀られており、総称して「箱根大神(はこねのおおかみ)」と呼ばれています。それぞれの神様を知ることで、参拝の意義がより深まります。
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)
天照大神の孫にあたる神様で、天孫降臨の伝承でも広く知られています。稲作を地上にもたらしたとされ、五穀豊穣や商売繁盛のご神徳があるとされています。
木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の妻であり、桜の名の由来ともなった女神です。安産・子宝といった女性守護や火難除けで知られるほか、農漁業・酒造・航海の安全を守る神としても信仰されています。
彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)と木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)の子で、「山幸彦(やまさちひこ)」の名でも親しまれています。商売繁盛・海上の安全・縁結びのご利益で知られています。
この三柱の神々は、開運厄除・心願成就・交通安全・縁結びにご神徳が高い「運開きの神様」として信仰されています。参拝の際は、それぞれの神話に思いを馳せながら、ゆっくりと境内をめぐってみてください。
歴史

偉大な将軍、坂上田村麻呂は矢を捧げた
箱根神社の歴史は、古代の山岳信仰にまで遡ります。その長い歩みは、日本の武家社会の歴史とも深く重なり合っています。
起源と古代の祭祀
箱根の山々は、昔から「神様が宿る場所」として人々に大切にされてきました。神社の記録によると、第5代孝昭天皇の時代に聖占仙人(しょうぜんせんにん)という人物が箱根山の霊験に感銘を受け、駒ヶ岳の山頂に神聖な祭祀の場を開いたことが、すべての始まりとされています。これをきっかけに、箱根山は関東を代表する信仰の聖地へと発展していきました。
奈良時代:万巻上人による創建
現在の箱根神社のもととなる社殿が建てられたのは、今から約1300年前、奈良時代の757年のことです。万巻上人(まんがんしょうにん)というお坊さんが、箱根大神からのお告げを受け、朝廷の命のもとで芦ノ湖のほとりに社殿を建てました。当時は神道と仏教が混ざり合った「神仏習合」の時代であり、箱根権現は修行僧たちが集う霊場として多くの人々の信仰を集めました。
平安・鎌倉時代:武家による篤い崇敬
801年、征夷大将軍の坂上田村麻呂が東北への遠征の際に参拝し、神前に矢を奉納しました。以来、源頼義・源義家など後の武将たちも戦勝を祈るためにこの地を訪れるようになります。歴史が大きく動いたのが鎌倉時代です。石橋山の戦いで敗れた源頼朝は、神社の別当(長官)に助けられ、一命をとりとめました。その後、平家を倒して鎌倉幕府を開いた頼朝は、深い感謝を込めてこの神社を信仰し続けました。彼が始めた「二所詣(にしょもうで)」(伊豆山権現と箱根権現を巡る参拝)は、鎌倉武士の習わしとして広く定着しました。また1232年、執権・北条泰時が定めた『御成敗式目』では、誓いを立てる神々の中で箱根大神が筆頭に挙げられており、その格式の高さがうかがえます。
江戸時代:東海道の要衝として
1590年、豊臣秀吉の小田原攻めによって社殿は焼失してしまいます。しかし徳川家康がすぐに社殿を再建し、土地と保護を与えました。その後、東海道が整備されて箱根が主要な宿場となると、神社は旅人たちが道中の安全を祈る場所として庶民にも広く親しまれるようになりました。
近代から現代へ
明治時代に入り、神道と仏教を分ける政策(神仏分離令)が実施されると、「箱根権現」から現在の「箱根神社」へと名称が改められました。その後も明治天皇をはじめ多くの皇族が参拝に訪れており、今日では国内外から年間を通じて多くの参拝者が集まる、日本を代表する神奈川県の神社のひとつとなっています。
箱根神社の見どころ

箱根 紅葉旅🍁神秘の箱根神社と絶景温泉巡り | 大涌谷 | 箱根湯本 | 強羅
箱根神社の広い境内には、魅力的なスポットが数多く点在しています。参拝のご利益を存分に受け取るためにも、ぜひ順番に巡ってみてください!
九頭龍神社(くずりゅうじんじゃ)

箱根神社九頭龍神社
箱根神社を訪れたら、ぜひ一緒に参拝したいのが「九頭龍神社」です。古くから芦ノ湖の守護神として信仰されており、商売繁盛・金運・縁結びのご利益で知られ、全国から参拝者が訪れます。
その由来には、こんな伝説が残っています。奈良時代、芦ノ湖には九つの頭を持つ毒龍が棲みつき、村人たちを苦しめていました。これを知った万巻上人が湖の中の石台で祈祷を行い、ついに毒龍を従わせることに成功。改心した龍はその後「九頭龍大神」として大切に祀られるようになりました。
九頭龍神社は二か所に祀られています。芦ノ湖畔の森の奥にある「本宮」と、箱根神社の本殿のすぐ隣に建つ「新宮」です。箱根神社と新宮の両方を参拝する「両社参り」は、より大きなご利益があるとされており、多くの参拝者に親しまれているルートです。
箱根元宮(はこねもとつみや)
駒ヶ岳の山頂(標高約1356メートル)に鎮座する、箱根神社の奥宮です。箱根園からロープウェーで上ることができ、眼下に広がる芦ノ湖や駿河湾の絶景を楽しみながら向かうことができます。
約2400年前、聖占仙人が神仙宮を開いたとされる場所であり、箱根信仰の原点とも言える聖地です。元宮には本殿がありません。これは、背後にそびえる神山(かみやま)そのものを神が宿る場所として直接拝む、古代の自然信仰の形を今も守っているからです。「雲上のパワースポット」とも呼ばれ、天空に包まれるような神秘的な雰囲気を体感できます。
馬降石(ばこうせき)と馬乗石(ばじょうせき)

馬降石箱根神社
箱根神社の奥宮、箱根元宮を訪れると、しめ縄が張られた神秘的な岩が目に入ります。これが「馬降石(ばこうせき)」です。白馬に乗った神様がこの岩の上に降り立ったと伝えられており、石の表面のくぼみはその時の蹄(ひづめ)の跡とされています。そのくぼみに溜まった水は、どれだけ日照りが続いても枯れたことがないと言われる不思議な岩です。
参道の反対側には「馬乗石(ばじょうせき)」があり、白馬への信仰を今に伝えています。こちらは駒ヶ岳の七名石のひとつにも数えられる由緒ある石で、箱根町の駒ヶ岳山頂遺跡にも指定されています。
二つの石が並ぶこの場所は、約2400年前から続く日本古代の山岳信仰の舞台そのもの。静かに佇む岩に手を合わせると、長い歴史の重みをじかに感じることができます。
平和の鳥居

平和の鳥居箱根神社
芦ノ湖の水面に立つ朱色の鳥居は、箱根神社のシンボルとも言える景観です。赤い鳥居・青い湖・周囲の緑が織りなす景色は、写真スポットとしてまた、パワースポットとしても国内外で広く知られています。
この鳥居は、上皇陛下の立太子礼と日本の独立(講和条約締結)を記念して1952年(昭和27年)に建てられました。その後1964年(昭和39年)、御鎮座1200年と東京オリンピック開催を記念し、講和条約の全権特命大使として調印した吉田茂元首相の真筆による「平和」の扁額が掲げられ、それ以来「平和の鳥居」と呼ばれるようになりました。なお、この扁額は湖側を向いているため陸からは見えません。芦ノ湖の遊覧船に乗ると、その文字を確認することができます。
武道場
箱根神社境内には「正気館(せいきかん)」という日本の武道場もあります。心身の鍛錬と、青少年の健全な育成を目的として建てられた施設です。神奈川県の箱根では、鎌倉時代に曽我兄弟が父の仇を討った地としても有名で、その精神を称え、毎年5月28日には「居合道全国選抜八段戦箱根大会」などの武道大会が開催されています。
その他
箱根神社境内にはまだまだ見逃せない場所があります。
龍神水(りゅうじんすい)
手水舎の奥に湧き出る霊水で、口に含むことで心身が清められるとされています。専用のペットボトルで持ち帰ることも可能です。
矢立の杉(やたてのすぎ)
樹高約35メートル、推定樹齢1200年を誇る神奈川県指定の名木です。坂上田村麻呂や源頼義が戦勝を祈り、矢を献納したという伝説が残っています。
研修殿
参道の途中にあり、かつての修験者たちが心身を鍛錬した場所として、今もその歴史の重みを感じさせてくれます。
宝物殿

宝物殿
箱根神社の境内に併設された宝物殿は、神社に代々伝わる彫刻・絵画・古文書・刀剣などを収蔵・展示する博物館です。明治40年(1907年)に開設され、2007年には御鎮座1250年と開設100周年を記念して現在地に新築・開館されました。1階が入り口と受付になっており、2階の常設展示室、3階の特別展示室を通じて、箱根の深い歴史を学ぶことができます。
なかでも必見の展示品をいくつかご紹介します。
万巻上人坐像(国指定重要文化財)
箱根神社を創建した万巻上人を彫り上げた平安時代前期の木像で、関東最古の肖像彫刻とされています。境内の歴史をそのまま体現したような、存在感ある一体です。
男神坐像・女神坐像(国指定重要文化財)
同じく平安時代の作で、関東地方では最も古い神像のひとつとされています。神仏が融合していた時代の信仰の息吹を、今に伝えています。
豊臣秀吉の書状
小田原攻めの際に秀吉が妻・北政所(ねね)宛に書いた直筆の手紙です。歴史の教科書に登場する人物の「生の筆跡」に触れられる、貴重な資料です。
大石内蔵助「預置候金銀請払帳」
赤穂浪士の討ち入りに際して大石内蔵助が書き残した金銀の収支記録です。あの有名な事件の舞台裏を垣間見られる、極めて生々しい史料として知られています。
曽我十番斬(奈良絵本)
鎌倉時代に実際に起きた「曽我兄弟の仇討ち」を題材にした色鮮やかな絵本です。奈良絵本とは、室町時代から江戸時代にかけて作られた彩色の絵入り写本のことで、当時の物語文化を伝える貴重な資料のひとつです。箱根はその仇討ちの舞台となった地でもあり、この地ならではの展示品と言えます。
歴史や文化に興味がある方はもちろん、「せっかく来たなら神社の歴史をもっと深く知りたい」という方にも、ぜひ立ち寄ってほしい場所です。
祭りとイベント

箱根神社祈願詞奏上
箱根神社では、年間最大の祭り「湖水祭・例大祭」を中心に、春夏秋冬を通じて多くの神事・祭典が執り行われています。また毎月1日・15日には「月次祭(つきなみさい)」が行われており、事前申し込みをすれば誰でも参列できます。
節分祭(2月3日ごろ)
宮中で行われた「追儺式(ついなしき)」と、金太郎伝説に由来する「鬼やらい」を組み合わせた、古式ゆかしい節分祭です。鬼に扮した人が芦ノ湖を水上スキーで駆け抜け、豆をまいて追い払うという、箱根ならではの豪快な神事です。前夜には花火大会も行われ、冬の芦ノ湖を彩ります。
湖水祭・例大祭(7月31日〜8月1日)
箱根神社で最も重要な祭りです。前日の湖水祭では、宮司一人だけが乗る船で湖の中心へ向かい、三升三合三勺の赤飯を湖に捧げるという神秘的な儀式が行われます。供え物をする場所は代々宮司にのみ伝えられる秘事とされています。翌8月1日の例大祭では、湯立獅子舞や箱根延年などの奉納行事も催されます。
夏越大祓・茅輪潜り(6月30日)
6月の最終日に行われる、上半期の穢れを祓う神事です。茅(かや)で作られた大きな輪をくぐることで、心身の汚れを清め、残り半年の無事を祈ります。参拝者も参加できる身近な行事として親しまれています。
芦ノ湖夏まつりウィーク(7月31日〜8月6日)
湖水祭・例大祭を中心に、御神幸祭・駒形神社例祭・湖尻龍神祭・鳥居焼まつりなど、一週間にわたって様々な神事とお祭りが続きます。期間中は各地で花火大会も行われ、箱根の夏を大いに盛り上げます。
御神火祭・例祭(10月24日)
駒ヶ岳山頂の箱根元宮にて斎行される祭りで、天の岩戸開きを現代に再現する御神火祭が午前10時より行われます。山頂という特別な舞台で営まれる、幻想的な秋の神事です。
これらの祭りやイベントの最新情報・日程は、箱根神社公式ホームページでご確認ください。
営業時間

箱根神社営業時間
箱根神社の境内には門がないため、24時間いつでも自由に参拝することができます。ただし、御守りの授与や御朱印・御祈祷などには受付時間が設けられています。訪問の際は以下を参考にしてください。
✔️ お札所・御神印 | 8:15 〜 17:00 |
|---|---|
📜 御祈祷 | 8:30 〜 16:00 |
👉 宝物殿 | 9:00 〜 16:00 |
※上記は通常時の時間です。祭事や季節によって変更となる場合があります。
何時からでも参拝できるため、早朝5時台に訪れると、人が少なく霧に包まれた芦ノ湖や平和の鳥居をゆっくりと楽しむことができます。朝の澄んだ空気の中での参拝は、日常の喧騒を忘れさせてくれる特別な体験になるでしょう。
アクセス方法

箱根神社への行き方
箱根神社へのアクセスについては、車、バス、電車と多様な手段が用意されています。
電車・バスでのアクセス

ルートの概要、電車やバスでの行き方
新宿方面から(小田急利用)
- 【直通バス】 小田急高速バスで「新宿駅」から「元箱根」へ直行。
- 【電車+バス】 小田急線「箱根湯本駅」から、箱根登山バス(元箱根港行き)で約60分。
- 【観光満喫ルート】 箱根湯本駅から登山電車で「強羅駅」→ ロープウェイで「桃源台駅」→ 芦ノ湖遊覧船で「元箱根港」へ(徒歩10分)。
小田原方面から(JR・新幹線利用)
- 【最短ルート】 「小田原駅」から箱根登山バス(元箱根港行き)で約75分。
- 【経由ルート】 小田原駅から箱根登山電車で「箱根湯本駅」へ向かい、上記の新幹線ルートに合流。
※日中の10時から16時の間はバス停「箱根神社入口」に停車しないため、次の「元箱根港」をご利用ください。なお、それ以外の時間帯(朝・夕以降)は、従来通り「箱根神社入口」での乗降が可能です。
静岡・大阪方面から(新幹線利用)
新幹線の停車駅からバスに乗り換えるルートが便利です。
- 三島駅から: バスで「元箱根港」まで約53分。
- 熱海駅から: バスで「元箱根港」まで約63分。
- 小田原駅から: バスで「元箱根港」まで約75分。
車でのアクセス

箱根神社車でのアクセス
箱根神社へは5つのルートでアクセスできます。出発地や好みに合わせてお選びください。
ルート1|国道1号線(箱根駅伝ルート)
東京・小田原方面から最もポピュラーなルートです。箱根七湯を眺めながら芦ノ湖まで登ります。道幅が広く走りやすい反面、休日は渋滞が起きやすいため時間に余裕を持って出発するのがおすすめです。
ルート2|箱根旧街道
昔の旅人が歩いた旧街道に沿って進むルートです。寄木細工の里として知られる畑宿を抜け、急坂の七曲りを登りきれば芦ノ湖はすぐそこ。道中にある茅葺き屋根の甘酒茶屋での一休みも旅の楽しみのひとつです。道幅がやや狭い箇所があるため、運転には注意が必要です。
ルート3|箱根新道(無料)/箱根ターンパイク(有料)
箱根新道は道幅が広く整備された快適な道路です。箱根峠を越えると芦ノ湖を一望できる絶景が広がります。小田原経由の場合は箱根ターンパイク(有料)も利用でき、終点の「大観山」からは芦ノ湖・富士山・神山・駒ヶ岳が一度に見渡せる壮大なパノラマを楽しめます。
ルート4|御殿場経由
御殿場から箱根に入るルートです。雄大な富士山を眺めながら、仙石原のすすき野原を抜けて湖尻・桃源台へ。そこからは芦ノ湖沿いに神社を目指します。景色を楽しみながらのドライブにぴったりです。
ルート5|東名高速・沼津IC経由
名古屋・静岡方面からのルートです。沼津ICから伊豆縦貫道路(無料)を利用すると、箱根まで約28分で到着します。箱根峠まで整備された走りやすい道路が続きます。
箱根神社には第1〜第3駐車場・入口駐車場・北参道駐車場の計5か所の専用駐車場があり、いずれも無料で利用できます。合計約180台分のスペースがありますが、駐車場ごとに営業時間が異なります。北参道駐車場は朝7時から17時まで営業しており、17時以降は出庫のみ可能です。
神社専用駐車場が満車の場合は、周辺の有料駐車場もご利用いただけます。タイムズ管理の駐車場は30分300円、当日最大2,100円が目安です。また、九頭龍神社本宮や箱根元宮を訪れる場合は箱根園(ザ・プリンス箱根)の駐車場が便利で、乗用車1回1,000円で利用できます。
お問い合わせ
箱根神社のご祈祷の予約や武道場の利用申し込み、その他不明な点がある場合は、以下の連絡先から直接神社へお問い合わせいただけます。
箱根神社(九頭龍神社・箱根元宮)
- 住所:〒250-0522 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1
- 電話番号:0460-83-7123(受付時間 8:30〜17:00)
- 公式ホームページ:hakonejinja.or.jp
祭事のスケジュールや、冬季の積雪による道路状況など、最新情報は公式ホームページやSNSで事前にご確認いただくと安心です。
拝観料
箱根神社の境内への入場や、本殿・平和の鳥居などの参拝・見学には入場料は一切かかりません。無料で自由に散策することができます。
ただし、貴重な文化財を展示している「宝物殿」の入館には拝観料が必要となります。
宝物殿の拝観料
🎫 拝観料(個人) | 大人(中学生以上)500円、小学生300円 |
|---|---|
👨👩👧👦 拝観料(団体25名以上) | 大人(中学生以上)300円、小学生200円 |
また、箱根元宮へ参拝する場合は、箱根園から「箱根駒ヶ岳ロープウェー」に乗車するための往復乗車券(大人1,800円程度、時期により変動あり)が別途必要となります。観光の予算に組み込んでおくとスムーズです。
周辺のランチ・お食事処

箱根神社周辺のランチ・お食事処
参拝の後は、箱根神社周辺のグルメも旅の楽しみのひとつです。定番ランチから穴場まで、おすすめのお店をご紹介します。
権現からめもち(境内で楽しむ名物グルメ)
箱根神社の境内にあるお休み処で、参拝後の立ち寄りスポットとして人気です。契約農家から取り寄せた厳選もち米と龍神水だけで毎朝3時からつき始めるつきたて餅が名物で、あんこ・きなこ・ごま・のりの4色もちが人気です。大根おろしを加えた5色もちも用意されており、箸で切れてしまうほど柔らかく、時間が経っても硬くならないと評判です。
cafe KOMON 湖紋(和モダンなカフェ)
芦ノ湖畔の「茶屋本陣 畔屋」2階にある和モダンなカフェで、宿場町の情緒が漂う落ち着いた空間です。人気の「石焼きハンバーグご飯」や特製抹茶あずきパンケーキ、七輪で焼き上げる「本陣だんご」など、ランチからスイーツまで幅広く楽しめます。晴れた日には富士山も望める眺望も魅力です。
魚料理 大正(新鮮な海鮮を堪能)
三代にわたる魚屋の情熱と伝統が息づく老舗で、芦ノ湖や小田原の魚市場から直送される新鮮な魚介を使った料理が揃います。看板メニューの「芦ノ湖 龍神丼」はマグロ・イクラ・カニ・うなぎを使った豪華な一品で、芦ノ湖の守護神・九頭龍をイメージした縁起の良い海鮮丼です。
傳兵衛蕎麦(江戸情緒の本格蕎麦)
箱根町エリアにある蕎麦店で、江戸の情緒を感じる空間で本格的な二八そばが楽しめます。落ち着いた雰囲気の中でゆっくり食事をしたい方におすすめです。
網元おおば(芦ノ湖産ワカサギ料理)
桃源台エリアにある網元直営の食事処で、店主自ら漁に出て獲る芦ノ湖産ワカサギが名物です。フライ・天ぷら・南蛮漬けなど多彩な調理法でワカサギを楽しめます。新鮮な魚は数に限りがあり、売り切れ次第閉店となるため、早めの訪問がおすすめです。
※各店舗の営業時間や定休日は変更になる場合があります。訪問前に最新情報をご確認ください。
箱根神社の豆知識

箱根神社個性豊かなお守り
知っていると参拝がさらに楽しくなる、箱根神社にまつわる豆知識をご紹介します。
個性豊かなお守り
箱根神社では、参拝の目的や気持ちに合わせて選べる多種多様なお守りが揃っています。なかでも一番人気は「和合(なかよしご)御守」(1対1,500円)。箱根の伝統工芸・寄木細工で作られており、二つのピースが組み合わさる模様は世界に一つしか存在せず、「二人の心がぴったり合っていつまでも仲良く過ごせるように」という祈りが込められています。カップルや夫婦へのプレゼントとして人気があります。
「九頭龍えんむすび御守」は恋愛だけでなく、仕事や人生における縁を結ぶお守りです。小さな絵馬のような形で、裏に願い事を書いて携帯できます。「勝守」は多くの武将たちが戦勝祈願したとされる箱根神社ならではのお守りで、勝負事や運気上昇にご利益があるとされています。また、安産杉にちなんだ「安産御守」は、お守りを受けた後に境内の安産杉へもお参りするとさらにご利益があるとされています。お守りは境内のお札所(受付時間:8:15〜17:00)でお受けできます。
89段の石段には意味がある
本殿へと続く89段の石段は、「89(やく)が落ちて浄化される」と言われています。厄除けを願いながら一段一段ゆっくり上ることをおすすめします。
安産杉と源頼朝・北条政子の逸話
境内には「安産杉」と呼ばれる御神木があります。根元の大きな穴が産道のように見えることから、子宝・安産のご利益があると言われており、源頼朝と北条政子もここで子宝を祈願し、二人の子どもを授かったと伝わっています。歴史ロマンを感じさせる、見逃せないスポットです。
日本にあるその他の神社

日本の神社
神奈川県にある箱根神社以外にも、日本にはその土地の歴史と自然を色濃く反映した素晴らしい神社仏閣が数多く存在します。日本を代表する名所をいくつかご紹介しましょう。
春日大社(Kasuga Taisha Shrine)|奈良県
古都・奈良に鎮座する春日大社は、全国に約3,000社ある春日神社の総本社で、世界遺産にも登録されています。参道から本殿まで約3,000基もの燈籠が並ぶ光景は圧巻で、その数は日本一。神様の使いとされる鹿が奈良公園を自由に歩き回る姿は世界的にも有名です。毎年ゴールデンウィークには境内に藤の花が咲き誇り、自然と信仰が溶け合う美しい季節を楽しめます。
南禅寺(Nanzenji Temple)|京都府
南禅寺こちらは神社ではなく禅寺ですが、京都を代表する観光地として外せません。巨大な「三門」の楼上からは京都市街を一望でき、境内に突如現れるレンガ造りのアーチ型水路「水路閣」は日本の伝統建築と西洋の近代技術が融合したフォトジェニックな名所です。枯山水の方丈庭園も必見です。
熱田神宮(Atsuta Shrine)|愛知県
名古屋市の中心部に広大な森を持つ熱田神宮は、三種の神器のひとつ「草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)」を祀る、伊勢神宮に次ぐ格式高い神社です。桶狭間の戦いで大勝した織田信長がお礼として奉納した「信長塀」は日本三大土塀のひとつに数えられ、弘法大師の手植えと伝わる樹齢1000年の大楠とともに境内の見どころです。
まとめ
芦ノ湖の穏やかな水面と富士山を望む箱根の大自然。その懐に鎮座する箱根神社は、1250年以上にわたり武将から庶民まで無数の人々の祈りを受け止めてきた、神奈川が誇る日本屈指の聖地です。
緑深い参道を歩き、澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込むだけで、日々の喧騒を忘れ、心がすっと軽くなるのを感じるはずです。縁結びの九頭龍神社、絶景の平和の鳥居、歴史を物語る宝物殿と、見どころは尽きません。
実際に訪れた人のレビューには「何度でも訪れたい」「来るたびに心が洗われる」という声が多く寄せられており、自然と歴史が見事に調和したこの場所ならではの魅力が伝わってきます。神奈川を訪れる際はぜひ箱根神社に足を運び、特別なひとときを過ごしてみてください。
よくある質問
箱根神社での滞在時間はどれくらいですか?
御本殿の参拝・九頭龍神社(新宮)へのお参り・平和の鳥居での写真撮影・宝物殿の見学を含めると、おおむね1時間20分〜1時間半を目安にするとゆっくり楽しめます。
箱根神社とはどのような神社ですか?
奈良時代に万巻上人によって創建された、関東を代表する古社です。交通安全・心願成就・開運厄除に強いご利益があるとされ、鎌倉幕府を開いた源頼朝をはじめ、多くの武家から深く信仰されてきました。
箱根神社はどこにありますか?
神奈川県足柄下郡箱根町の「元箱根」エリアにあります。芦ノ湖の東岸に位置しており、遊覧船乗り場やバスターミナルからも徒歩すぐとアクセスも良好です。
箱根神社の最大の魅力は何ですか?
「自然の美しさ」と「歴史の重み」が見事に調和している点です。芦ノ湖に立つ「平和の鳥居」の神秘的な風景や、樹齢1200年を超える老杉が並ぶ参道の厳かな雰囲気は、訪れるすべての人の心を強く惹きつけます。
犬を連れて参拝することはできますか?
はい、可能です。ただし、御本殿へ続く89段の石段や本殿エリア内では、抱っこかキャリーバッグ・ペットカートでの移動をお願いしています。段差の少ない第3駐車場を利用するとスムーズです。
箱根神社を訪れるのにベストな季節・時間帯はいつですか?
四季折々に異なる美しさがありますが、7月末〜8月上旬の「芦ノ湖夏まつりウィーク」では花火大会や湖水祭など賑やかな神事が楽しめます。混雑を避けて神秘的な雰囲気を味わいたい方には、人が少なく湖面が静かな早朝(5時〜7時台)の参拝が特におすすめです。







