原口沙輔
原口沙輔(Sasuke Haraguchi)さんはエレクトロニック音楽やダンスミュージック、J-POPなど幅広いジャンルで活躍する日本の若き音楽家です。15歳でメジャーデビューした後、自身の作品リリースやプロデュース、数々のアーティストへの楽曲提供やリミックス、テレビ番組やCM曲の提供、ダンス大会やドラム大会での受賞、恋愛リアリティ番組に出演するなど多方面で才能を開花させ、SNSを通じて海外、国内からオファーが殺到中。ここではそんな原口沙輔さんのプロフィールを紹介しながら、その人物像に迫ります。
プロフィール
原口沙輔(はらぐち・さすけ)さんは2003年5月21日、愛媛県生まれ。作詞家、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、レコーディング・エンジニア、シンガーソングライター、ダンサー、DJ、ドラマーなど、多方面で活躍を広げているトラックメイカーです。
幼少の頃から踊りが好きで、5歳の時には父親のMac Bookを使って作曲を開始。10歳の時にはニューヨークにあるアポロシアターのダンス大会で優勝、12歳でフィンガードラムパフォーマンスの大会で大人に混ざり準優勝。14歳の時に原宿での路上パフォーマンスが様々なメディアに取り上げられ話題に。
2018年にSASUKEとして15歳でメジャーデビュー。2018年よりワーナーミュージック・ジャパン・CENTROに所属、2021年1月からフリーランスとして活動。有名アーティストへの楽曲提供、NHK Eテレ劇版・テーマソング・挿入歌、東京2020パラリンピック音楽制作などを担当。2023年5月より本名「原口沙輔」名義での活動を開始しました。
活動歴
幼少期(2歳〜9歳)
2歳からダンスを始め、5歳から父親のMac Bookに入っていたGarageBandで遊びながら作曲を始める。6歳からDJ、9歳からフィンガードラムを始める。
2013年〜2017年(10歳〜14歳)
10歳のときにニューヨークにあるアポロシアターの「アマチュアナイト」でダンスで優勝。12歳でフィンガードラムパフォーマンス日本一を決める大会「ACHIEVEMENT BEAT BATTLE」で大人に混ざり準優勝。この頃Ableton Liveを手に入れ本格的に作曲を開始。2016年、愛媛県松山市にある松山市立久米中学校に入学。14歳で原宿で路上パフォーマンスを始め、フィンガードラムやDJ、ダンスなどを披露、SNSや様々なメディアに取り上げられ話題に。
2018年(15歳)
15歳で新しい地図とのコラボ曲「#SINGING」の作詞作曲を担当。これがYouTubeで公開され大きな反響を呼ぶ。Buffalo Daughter「Elephante Marinos」、m-flo「EKTO」、Ghost like girlfriend「髪の花」などの楽曲Remix、様々な企業とのコラボやラジオ番組のジングルなども手掛け、Spotify「Early Noise Artist2019」にも選出。12月26日にワーナーミュージック・ジャパンからデジタルシングル「インフルエンザー」でメジャーデビュー。
2019年(16歳)
3月に中学校を卒業。卒業式で自分の曲「ありがとう」を歌う。音楽活動を優先できるよう通信制の角川ドワンゴ学園N高等学校に入学。入学式で生徒宣誓を務める。N高の応援歌「希望の定理」を在学中に作詞作曲。
2020年(17歳)
1月にフランス出身のスーパープロデューサーMADEONの来日公演、東京マイナビ BLITZ 赤坂、大阪Zepp Osaka Baysideのオープニングアクトを務める。2月には「JリーグFUJI XEROX SUPER CUP 2020」ハーフタイムショーに出演、SNSを通じて海外、国内からオファーが殺到。
2021年(18歳)
1月に所属事務所であるCENTROを離れ、フリーランスとして活動を始める。同時に所属レーベルのワーナーミュージック・ジャパンからも離席。東京オリンピック2020の愛媛県代表の聖火ランナーとして参加。パラリンピックの閉会式で自身の曲「Good Gravity」を披露。「J-POPは終わらない」をTV初の生歌披露。
2022年(19歳)
5月よりスタートした音楽や機材の話を中心としたラジオ番組 InterFM897「SASUKE's konnichiwa Radio」のパーソナリティを務める。恋愛リアリティショーに出演。
2023年(20歳)
活動開始からSASUKEという名前で活動していたが、5月に本名である「原口沙輔」に改名。改名した理由は「自分の音楽をもっと素直に表現したかったから」。1stアルバム「アセトン」を配信。8月、「人マニア」にてボカロPデビュー。「ボカコレ2023夏」TOP100部門にて11位を獲得、10月11日にミリオン達成。
2024年(21歳)
1月、仕事の打ち合わせ中に意識を失い怪我を負い、1月26日配信のAWAの公式番組「アワステ」を欠席。自身のX(Twitter)アカウントで「昨夜はご心配をおかけしました。私は無事です。仕事の打ち合わせ中に気を失い、倒れた拍子に顔の一部を怪我していたようです… 数針縫いました。今は治療をいただき回復しておりますので、無事です」と報告。「ボカコレ2024冬」TOP100部門にて「イガク」を投稿、1位を獲得、3月20日にミリオン達成。ボカロの祭典で優勝。
プライベート
原口沙輔さんのご両親は音楽好き。お父様がバンドマン、お母様が歌手という環境で育ちました。子供の頃、ご家庭ではテレビをつけずに音楽だけを流していたそうです。小学校から高校までの学生時代を地元の愛媛県で過ごし、出身小学校は松山市立北久米小学校、出身中学校は松山市立久米中学校、出身高校は通信教育もしている沖縄の角川ドワンゴ学園N高等学校。大学には進学していないようです。
小さい時から音楽に専念し、小学校の卒業アルバムに自分の夢を「音楽家になること」と記します。中学校時代はメガネをかけているもの静かなタイプ。友達の数も多くなく友達とはYoutubeの会話を少しするくらいで、好きな小説家の朝井リョウさんの作品を図書館で借りて1人で読んでいるようなキャラだったということです。
身長は、2022年で166㎝あったので現在はそれ以上あると思われます。体重は公表されていません。また、お仕事に忙しいからか彼女説はないようです。第一影響を受けたアーティストとしてテイトウワ氏、坂本龍一氏、岡村靖幸氏、飯島真理氏、山下達郎氏、竹内まりや氏の名が挙げられています。座右の銘は「No Happy No Life」。
代表的な楽曲
原口沙輔さんは多くのアーティストや企業と関わっており、久保田利伸の「JAM fo' freedom」リミックス(B.LEAGUE 2019-20 SEASON公式テーマソング)やSCANDALのアルバム「Kiss from the darkness」収録楽曲「Tonight」の編曲、サウンドプロデュースを担当したり、日本テレビ系のキャンペーン、ゴールデンまなびウィークまなび動画コンテスト企画オリジナル音源「NARUHODO」の作曲を手掛けています。他にも、元SMAPの3人がメンバーの新しい地図や郷ひろみなど、有名なアーティストに曲を提供したりリミックスを行っています。
人気曲は、「人マニア」「イガク」「ホントノ」「ミニ偏」「アコトバ」「思い出した」「オフ」「空気」「菌」「回路」「膿」「スクリーンⅡ」など。中でも、自身でモデリングした重音テト(ボーカロイド)のダンス動画「人マニア」は、その無機的でグロテスクなリリックとともに拡散され、YouTubeで大ヒットしました。
まとめ
今や日本の音楽界の中心にいるといっても過言ではない、ノリにのっている天才トラックメーカー原口沙輔さん。幼少期から音楽とダンスに親しみ、路上パフォーマンスで注目を集めてメジャーデビューと、その生まれ持っての才能はもちろん、その才能を活かす行動力には脱帽です。これからもギター、鍵盤、ドラムと多岐にわたる演奏能力を巧みに操り、印象的なリリック、そしてオッドでノイジーなサウンドを世界中に響かせていって欲しいですね。