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佐々木朗希 (Rōki Sasaki)

佐々木朗希(ささき・ろうき)さんは現在、千葉ロッテマリーンズに所属するプロ野球選手です。プロ3年目の2022年4月10日に完全試合を史上最年少で達成。日本プロ野球記録かつ世界記録となる13者連続奪三振、プロ野球タイ記録の1試合19奪三振の記録保持者となり、WBC日本代表にも選出されました。ここではそんな「令和の怪物」こと佐々木朗希さんのプロフィールを紹介しながら、その人物像に迫ります。

by  Mitsuyo Yamamoto

目次
佐々木朗希

佐々木朗希

写真はfull-count.jpより

プロフィール

佐々木朗希(Rōki Sasaki)さんは岩手県出身のプロ野球選手です。お兄さんの影響で野球を始め、小学3年生の時に地元の高田野球スポーツ少年団に入団。高校時代には投手として最速163キロのストレートを武器に、第101回全国高校野球選手権岩手大会で準優勝。2019年4球団競合の末、千葉ロッテマリーンズにドラフト1位で入団しました。

プロ3年目にホームのZOZOマリンスタジアムで行われたオリックス・バファローズ戦で28年ぶり16人目となる完全試合を史上最年少で達成。それだけでなく、64年ぶりのプロ野球記録更新およびワールドレコードとなる13者連続奪三振とプロ野球最多記録に並ぶ1試合19奪三振をマークして、史上16人目かつ史上最年少の完全試合達成投手としてその名を歴史に刻みます。2023年にはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表「侍ジャパン」のメンバーに選出されました。

プライベート

佐々木朗希さんの名前の「朗希」の由来は、誕生当時に放送されていたスーパー戦隊シリーズ「百獣戦隊ガオレンジャー」の敵キャラクター「狼鬼」。これは3歳上のお兄さんが狼鬼のファンだったことが理由のようです。「ろうき」なら他人と名前が被りにくいというお母さんの意見もあったんだとか。

気になる佐々木朗希さんの恋人そして結婚ですが、現在は野球に専念しているようで、特定の彼女はいないようです。好きなタイプは「白くて透明感のある人」だということ。

一番気をつけていることは食事で、肉や魚などを多く取るように心がけているそう。好きな手料理は母の陽子さんが作るハンバーグ。リスペクトしているのはイチロー選手、憧れの選手は田中将大選手。また、もし自分が女性で彼氏にするならというファンからの質問に「(チームメイトの)二木さん。二木さんいわくイケメンらしいので(笑)」と冗談混じりで回答しています。空いた時間は寮の自室でドラマを見ているそうで、意外にもゲームもプレイするんだそうです。

選手としての特徴

佐々木朗希さんは右投げ右打ち。なんといっても目を引くのはその球速で、ストレートは平均球速161.4km/h、最速は165km/h。これはリーグ平均より9キロ速いとのこと。 変化球はスライダー、カーブ、フォーク、チェンジアップで、直球とフォークを勝負球とすることが多く、フォークでは140km台で鋭く落ちる球筋を持ち味としています。フォークについては当時オリックスで活躍していた吉田正尚選手が、「完全に相手(佐々木選手)が上だったと思います。」と言うほどの腕前。また、打者としても飛距離130mのホームランを打てるほどで打撃センスにも定評があります。

佐々木朗希ゲーム

佐々木朗希ゲーム

写真は www.tv-tokyo.co.jp より

活躍の軌跡

佐々木朗希さんは小学校の頃に野球を始めますが、東日本大震災に遭遇して大船渡市へ転居。中学校では軟式野球部に所属し、名門校からの誘いもありましたが大船渡を離れることなく地元の大船渡高校へそのまま進学しました。それではその活動の軌跡を辿ってみましょう。

プロ入り前

高校1年からベンチ入りし、3年生の時に高校生日本歴代最速となる163km/hを計測したことで注目を浴び「令和の怪物」と呼ばれるように。奥川恭伸(ヤクルト1位指名)・西純矢(阪神1位指名)・及川雅貴(阪神3位指名)さんらと合わせた4人で「高校BIG4」とも称される。夏の高校野球岩手県大会では決勝進出に貢献、U-18ワールドカップの日本代表にも選出。

2019年

その卓越した投球術と潜在能力の高い将来性が評価され、ドラフト会議で千葉ロッテマリーンズ、東北楽天ゴールデンイーグルス、北海道日本ハムファイターズ、埼玉西武ライオンズの4球団から1位指名を受ける。ロッテが交渉権を獲得、11月30日に仮契約を結んだ。高校生新人選手の最高条件となる契約金1億プラス出来高払い5000万円、年俸1600万円で合意。最高条件での合意は球団高卒投手史上初、甲子園未経験の高卒選手としても史上初。背番号は「17」で、同郷・岩手出身でアメリカ・メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手と同じ番号。

2020年

プロ1年目はシート打撃で160km/hを計測するも、一軍、二軍だけでなく練習試合や紅白戦なども含めて一切試合に登板することがなかった。

2021年

3月のオープン戦で実戦デビュー。開幕は2軍で迎え、4月2日の東京ヤクルトスワローズ戦で2軍戦にデビュー。5月には1軍プロ初登板初先発し、阪神タイガース戦でプロ初勝利を挙げた。9月の東北楽天ゴールデンイーグルス戦では憧れの田中将大選手と投げ合い、8回2失点の好投を見せた。

2022年

4月10日にホームのZOZOマリンスタジアムで行われたオリックス・バファローズ戦でNPB史上約28年ぶり、令和初となるとなる完全試合を達成。また、この試合では64年ぶりのプロ野球記録更新およびワールドレコードとなる13者連続奪三振と、プロ野球最多記録に並ぶ1試合19奪三振をマークして史上16人目かつ史上最年少(20歳5ヶ月)の完全試合達成投手としてその名を歴史に刻んだ。なお、この完全試合はプロ初完投、初完封でもあり、プロ初完投・初完封が完全試合なのはプロ野球史上初となる大偉業。このニュースはアメリカにも届くこととなり、現地のメディアが「日本のプロ野球で若い投手がとんでもないことを成し遂げた」と取り上げ話題になった。11月、トップチームに初選出され「侍ジャパンシリーズ2022」の対オーストラリア第2戦では先発登板し、勝利に貢献した。

2023年

2023年3月に開幕したWBCでは、MLB所属の日本代表プレーヤーたちと合流。3月4日にナゴヤドームで行われた中日ドラゴンズとの強化試合で登板した際は、自身最速かつ同じく日本代表の大谷翔平選手に並ぶ165km/hを記録。3月11日に東京ドームで行われた1次リーグB組のチェコ共和国戦で先発投手として登板。X(旧twitter)で「SASAKI」がトレンド入りした。

まとめ

佐々木朗希さんは陸前高田の生まれで、9歳の時、東日本大震災が起こり海岸近くにあった自宅が流され、お父さんとお祖父さん、お祖母さんを亡くされました。現在は「少しずつ街並みも変わってきて、前に進んでいる。僕もしっかり向き合って前に進みたい」と語られ、ほとばしるような情熱をもって野球に向き合っておられます。2024年に入ってから将来的にメジャーリーグでのプレーを希望していることも明かされました。「野球を始めた頃、小さい頃から」の夢だと言って…。これからも故郷への思いを胸に、その圧巻のパフォーマンスをもって世界へ大きく羽ばたいていってほしいと思います。