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中田翔 (Sho Nakata)

中田翔(なかた・しょう)さんは現在、中日ドラゴンズに所属するプロ野球選手です。高校時代は「平成の怪物」と呼ばれ、プロ入り後は打点王を3回、ゴールデングラブ賞を3回、ベストナインを4回獲得。今では侍ジャパンの主砲として期待される、名実ともに日本を代表するスラッガーとして活躍しています。ここではそんな中田翔さんのプロフィールを紹介しながら、その人物像に迫ります。

by  Mitsuyo Yamamoto

目次
中田翔

中田翔

ストックフォト

プロフィール

中田翔(Sho Nakata)さんは広島県出身のプロ野球選手です。高校通算87本塁打、「平成の怪物」としてプロ入り。北海道日本ハムファイターズへ入団し、2010年にプロ初ホームランを記録。2011年にレギュラーの座を掴むと、2012年からは4番打者としてチームの中心選手になりました。その後は日本ハムの欠かせない主砲として君臨。2014年に打点王を獲得、その後2016年、2020年にも打点王に輝きます。

2021年、読売ジャイアンツへ移籍。2022年には4番打者として起用されるようになり大きな戦力として活躍しました。2023年、巨人を退団後、中日ドラゴンズと契約。チームの主軸から球界を代表するスラッガーとして、着実に成長を遂げています。

プライベート

小・中学時代からヤンチャで有名だったという中田翔さん。野球でもそのキャラクターは健在で、中学3年生の時の県大会で場外ホームランを打って隣の神社の屋根を破壊して弁償を求められたこともあるんだとか。現在、憧れの選手は清原和博選手。また、ダルビッシュ有選手を兄貴分として尊敬しています。他にも、秋広優人選手を師匠的な存在として慕っており、一緒に自主トレに参加しているということです。

気になる彼女・恋人についてですが、中田翔さんは22歳の時、大阪桐蔭高校時代の同級生と結婚しています。高校卒業後に再会して交際に発展し、お嫁さんが立命館大学在学中にプロポーズしたそうです。お嫁さんはかなりしっかりした性格で頭が良く、女優の深田恭子さん似の美人だということ。4人のお子さんに恵まれ、2013年に1人目の娘さん、2016年に2人目の娘さん、2019年に1人目の息子さん、2021年に2人目の息子さんが生まれています。中田翔さんは子煩悩なことでも知られており、公式インスタグラムには子供と一緒にお風呂に入る様子や抱っこしている姿などが投稿されているということです。

選手としての特徴

右投右打で、右の長距離砲が持ち味。ホームラン王はまだ獲得していないものの、ほぼ毎シーズン安定して20〜30本のホームランを打っています。投手としては150km/hをマークすることもある速球と、スライダー、パームなどのコンビネーションで打ち取るタイプ。肩が非常に強く、守備でも強肩が売りで、2012年には外野手としてシーズン19補殺を記録。守備難のイメージで侮って本塁に向かった走者を補殺する場面がよく見られます。打者としては打撃好調・不調の時期の差が激しいと言われています。

中田翔ゲーム

中田翔ゲーム

ストックフォト

活躍の軌跡

中田翔さんは小学3年生の時に広島鯉城リトルで野球を始め、中学生の時は広島鯉城シニアに所属しエースで4番を務めました。大阪桐蔭高校時代は投手兼外野として活躍。通算本塁打数87本という当時の最高記録を樹立、甲子園には1年夏(4強)、2年夏(2回戦敗退)、3年春(8強)と3回出場。プロスカウトからは打撃での評価が高く、唐川侑己、佐藤由規各選手と共に高卒ビッグ3と評されていました。それではこれまでの活躍を年代ごとに見ていきましょう。

2007年

高校生ドラフト1位で北海道日本ハムファイターズへ入団。ミスターファイターズの二つ名で親しまれ前年に引退した田中幸雄選手が着けていた背番号「6」を受け継ぐ。三塁手で登録された。

2008年

キャンプの全体練習で寝坊して遅刻し、外出禁止1ヶ月と罰金処分を受ける。左手首の骨折もあって一軍昇格はならず。

2009年

一塁手へ登録を変更、5月に一軍初昇格。5月23日の東京ヤクルトスワローズ戦で7番指名打者として初出場、その日に一軍初安打を記録。セ・パ交流戦終了後に登録を抹消されるが、二軍では新記録となる30本塁打と、タイ記録となる95打点で二冠に輝く。打率もイースタン2位となる.326を残す。試合前の練習の遅刻が続いたことで、10日間の試合出場停止とシーズン終了まで外出禁止の処分を受ける。11月の大学生選抜チームとの親善試合に指名打者で抜擢される。

2010年

福岡ソフトバンクホークスとの開幕戦に7番左翼手で先発出場。4月19日に二軍落ちし、21日には二軍の試合で左ひざ半月板を負傷、5月10日に手術を受ける。7月19日に一軍に昇格、20日の千葉ロッテマリーンズ戦で一軍初ホームランを記録。65試合に出場し打率.233、本塁打9本、打点22という成績を残す。

2011年

主に左翼手としてスタメンで出場しオールスターにも人気投票で選出。また、それまで四番を任されていた小谷野栄一の離脱後には4番を任されるなどし、初の規定打席到達、リーグ3位となる18本塁打、91打点をマークした。一方、リーグワースト2位の133三振、打率.237、出塁率はリーグワーストの.283など主に確実性に課題を残した。

2012年

全試合4番で出場。開幕から不振が続くも8月に復活し、打率はワースト3位の.239だったが、ホームランはリーグ2位となる24本塁打、リーグ3位の77打点をマーク。

2013年

WBC日本代表に選出される。第2ラウンドの台湾戦で日本を勝利に導く犠牲フライを放つ。レギュラーシーズンではホームランダービーを独走。8月下旬に美馬学選手に左手への死球を受け離脱。本塁打王は2位に終わったが、打率は初めて3割をマーク。ベストナインにも選出された。

2014年

8月5日のオリックス・バファローズ戦で通算100号本塁打を達成。最終的に全試合に出場し、100打点で初めて打点王のタイトルを獲得。11月からの日米野球の日本代表に選出された。

2015年

一塁手に転向。30本塁打、102打点と2014年を上回る成績を残す。オフにWBSCプレミア12の日本代表に選出され、大会では打点王を獲得する活躍を見せて日本の決勝トーナメント進出に貢献。ベストナインを受賞。

2016年

4番として出場を続けるも6月に打撃不振に陥り、27日の埼玉西武ライオンズ戦で代打を送られ、翌日は腰の張りを理由にスタメン落ちする。ただ、それにも関わらず110打点をマークし、2年ぶり2度目の打点王を獲得。日本ハムの4年ぶりの優勝に貢献。クライマックスシリーズでは2本のホームランを放ちMVPを、日本シリーズではホームランを放つなど大活躍を見せて優秀選手賞を受賞。

2017年

WBC日本代表に選出され、筒香嘉智選手の後を打つ5番打者を担当、3本塁打、8打点をマーク。レギュラーシーズンでは打撃不振に陥り、4月27日の福岡ソフトバンクホークス戦でようやく1号ホームランを放つ。その後も調子が上向かず、6月10日には4番をブランドン・レアード選手に奪われ、8月10日には足の怪我から3戦連続でスタメン落ち。レギュラー定着後ワーストの打率.216、16本塁打、67打点に終わる。オフにFA権による去就が注目されるも、行使せず残留することを表明。

2018年

主将となり、5月9日のオリックス戦で通算1000安打、8月24日の楽天戦で通算200本塁打を達成。140試合の出場で25本塁打、106打点と長打力が復活。

2019年

右手痛の影響で二軍で調整。124試合の出場で打率.242、24本塁打、80打点に留まる。

2020年

打撃が好調で、春期キャンプから自身の状態を「レベチ」と表現。9月10日のロッテ戦で通算250本塁打を記録。自己最多の31本塁打、108打点を記録し、4年ぶりに打点王のタイトルを獲得。

2021年

開幕から打撃不振に陥り、4月7日のソフトバンク戦ではバットを折り、さらに右目の上を負傷。4月17日の楽天戦で田中将大選手からシーズン初ホームランを記録。5月には自ら志願して二軍で調整、6月4日に復帰。6月8日の交流戦・阪神タイガース戦で右腰を負傷し、急性腰痛と診断され一軍登録を抹消される。第4子誕生が発表された翌日の8月4日、エキシビションマッチ・対DeNA戦の開始前に井口和朋選手に対してベンチ裏で暴力行為を行っていたことが判明。試合中に退場、自宅謹慎ののち当面、一軍、二軍全ての試合の出場停止処分を科された。2021年8月20日に無償トレードで読売ジャイアンツへの移籍が発表され、同日付で出場停止処分が解除された。

2022年

一塁手のレギュラーに定着。5月28日の日本ハム戦で本塁打を記録したことで全球団から本塁打を達成。オールスターゲームに選出されていたが、新型コロナウイルスに感染したため辞退。8月11日からは不振の岡本和真選手に変わって4番で出場するようになる。8月23日の中日ドラゴンズ戦で通算1000打点を達成し、オフにはゴールデングラブ賞を受賞。

2023年

5月4日のヤクルト戦で右ハムストリングスの肉離れで離脱。6月14日の西武戦で通算1000本安打、8月6日の広島戦で通算300本塁打を達成。坂本勇人選手がシーズン途中に遊撃手から三塁手へコンバート、岡本和真選手が一塁手のレギュラーになることが確定的となったため、出場機会を求めて同年シーズンオフに契約破棄を申し出て巨人を退団。自由契約となり、12月4日に中日ドラゴンズが獲得を発表し、12月6日に入団会見が行われた。

まとめ

中田翔さんはなんでもない凡プレーでも試合を沸かすことのできる、非常に類稀なるスター性の持ち主です。メジャーリーグへ移籍した先輩のダルビッシュ有選手に「これからの4番を背負って立つ選手になってほしい」とエールを送られ、それを見事実現。今では「中田が打てばチームが勢いづく。」とまで言われるほどカリスマ的なポジションを維持しています。これからもその豪快なスイングで大飛球を放って、圧倒的な存在感を示していって欲しいと思います。