リップルとは
リップルはビットコインと同じく仮想通貨(暗号資産)の一種です。アメリカに本拠を置くリップル社(Ripple, Inc.)が開発、2013年より利用が開始されました。日本ではアルトコインと呼ばれるビットコイン以外の仮想通貨の中では1位2位を争う知名度です。
リップルは仮想通貨の中でも処理コストが安くつき、取引の処理もわずか数秒で完結するというのが特徴です。2021年現在、ビットコインやイーサリアムなどに続いて時価総額第5位、トップクラスの仮想通貨として利用の広がりを見せています。
リップルは合法?
日本には「情報通信技術の進展等の環境変化に対応するための銀行法等の一部を改正する法律案」の「資金決済に関する法律」の中に「第三章の二 仮想通貨」という章があり、これは一般的に仮想通貨法と呼ばれています。この法律は2017年3月21日に閣議決定、4月1日より施行されています。
仮想通貨法において、仮想通貨は税法上は改正・通達がない限り資産として扱われます。円やドルなどといった従来の法定通貨ではありませんが、運用ルールが公に定められているということで、仮想通貨の一つであるリップルは合法的に利用できる支払手段です。
リップルの仕組み
リップルは2004年から考案され始め、2013年に一般にリリースされました。単位は「XRP」で読み方は「エックス・アール・ピー」。
リップル社(Ripple Inc.)という会社が管理、大量のXRPを保有して毎年少しずつ市場に放出する事で運営がなされています。発行上限数量は1000億XRPで既にすべて発行済みなので、ビットコインなどで採用されているマイニングも不要、取引の承認はバリデーターといわれる承認者たちによって行われています。
取引はビットコインのようにブロックチェーンによるものではなく、XRP Ledgerというリップル専用の分散型台帳が採用されており、リップル社が全て管理しているので処理が素早く行えて、なおかつコストをカットすることに成功しているのです。
リップル社は「RippleNet」という国際送金ネットワークを開発・提供しており、この送金ネットワークは世界40ヵ国以上、300以上の銀行や決済業者と提携しています。その中にはみずほ銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行などといった日本の大手金融機関も含まれています。
RippleNetは24時間365日利用可能、約3.6秒という速さで国際送金ができ、毎秒1500件の取引が可能です。取引手数料はわずか0.001ドル。この送金システムは次世代型の国際送金ソリューションとして今後さらに拡大していくことが期待されています。
リップルの購入方法
リップル(XRP)を購入する場合は、まず仮想通貨取引所の口座を開設する必要があります。それからその仮想通貨取引所で開設した口座にお金を入金し、入金したお金でリップルを購入するという手順になります。
- 仮想通貨取引所に口座を登録する
- 口座の確認
- 入金ページに移動
- 支払い方法を選択して確認
- 購入ページに移動
- リップルを購入するので「XRP」を選択
- 金額か数量を指定
- 注文を確定
仮想通貨が購入できる場所
国内の取引所でリップル(XRP)を取り扱っているところは限られています。すべての取引所がリップルを取り扱っているわけではないので注意が必要です。
Coincheck(コインチェック)
サイト自体がシンプルで使いやすいので初心者におすすめ!リップル(XRP)を始めとして15種類の仮想通貨を取り扱っています。専用アプリがあり、スマホから管理できて非常に便利。購入した仮想通貨をコインチェックに貸し出すことで利用料がもらえるという貸仮想通貨サービスもあります。24時間365日、リアルタイムで取引できるのも魅力です。
bitFlyer(ビットフライヤー)
ビットフライヤーはリップル(XRP)の取引手数料、送金手数料が無料!販売所での取り扱いとなっているので、仮想通貨の取引に慣れていない初心者でも使いやすいです。三井住友銀行グループやリクルート、第一生命などといった超大手企業が株主というのも信頼性においては抜群。国内初の補償制度があるというのも非常に安心です。
GMOコイン
6年連続世界一のGMOグループが運営、年中無休でサポートしてくれます。GMOコインではリップル(XRP)の他にもビットコイン(BTC)やアルトコインの人気の10銘柄が取引可能。リップルは「販売所」または「取引所」で購入することができ、各種手数料はすべて無料!
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)
DMMビットコインではリップル(XRP)を「現物取引」「レバレッジ取引」で売買できます。1XRP=30円という交換レートの場合、現物取引では300円から購入可能。日本円の入金・出金手数料は無料、取引手数料、入庫・出庫手数料も無料!FX口座登録数世界一のDMMグループが運営しており、アプリが使いやすくLINEサポートもあるので若者にも入り込みやすいです。
DeCurret(ディーカレット)
数量を指定するだけで買えるので手続きがシンプル!たった40円から取引可能なのも嬉しい。24時間365日の即時入金に対応、スマホ一つで送受、保管、交換など、すべての動作が行えます。仮想通貨を電子マネーに変換してショッピングで利用することができるので、仮想通貨を普段から利用したい人に便利。サポートも万全なので誰でも気軽に仮想通貨を始められます。
リップルを使うことができる場所
懐石割烹 輝きらり(東京)
洗練された雰囲気の和食のお店です。リップルの他にもビットコイン、ビットコインキャッシュ、ネム、モナコイン、ザイフトークン、イーサリアム、エックスピー、リスク、アリスが使えます。
世田谷写真教室(東京)
日本初の仮想通貨に対応した写真教室です。リップルの他にもビットコイン、イーサリアム、ライトコイン、エックスピー、ネムなどが使えます。
うなぎ料理専門店 川昌(埼玉)
日本で初めてリップルを決済導入をしたお店です。リップルの他にもビットコインキャッシュ、ネム、モナコイン、ザイフトークン、リスク、エックスピー、イーサリアムが使えます。
リップルのおすすめウォレット
リップルのウォレットは何種類もあるので目的別に選ぶ必要があります。大切な資産を安全に保管しておく為にも、自分が使いやすく、かつセキュリティの高いウォレットを選びましょう。
特にオフラインで秘密鍵を管理することのできるコールドウォレットはセキュリティを劇的に向上させることできるのでおすすめ!
Coincheckウォレット(コインチェックウォレット)
国内最大級の仮想通貨取引所、コインチェックのウォレットです。コールドウォレットなので安全ですし、アプリで管理ができるのでとっても便利です。
Ginco(ギンコ)
モバイルウォレットです。初心者でも使いやすく、スマホを手放せない人にはピッタリ。ハッキングにも強く、端末の紛失・盗難・故障のリスクにも対応しているので安心です。
Ledger Nano S(レジャーナノS)
レジャーナノSはリップルにも対応している数少ないハードウェアウォレットです。8桁のパスワードを使って自分で起動し、取引所を仲介することなく入出金することができます。コンパクトで使いやすいのも魅力。
その他の支払方法
Stellar (ステラ)
ステラは2014年に、Mt. Gox、Rippleを作り出したプログラマーが共同創業しました。処理が迅速で信頼性が高く、少額でもほぼコストなしで送金できるという国際的な送金ネットワークです。リップルは金融機関などの企業向け送金・決済ソリューションを重視していますが、ステラは個人間決済を主にターゲットとしています。
LEVIAS(レヴィアス)
レヴィアスはブロックチェーンや量子コンピューターなどを用いたサービスの研究と開発を行なっている企業です。ブロックチェーン分野で最新の技術を使い、日本でのセキュリティトークンの分野での革新的な取り組みを行っています。
OmiseGo(オミセゴー)
オミセゴーは東南アジアを中心とした決済システム「Omise(オミセ)」を運営する企業です。イーサリアム(ETH)のプラットフォームを利用した東南アジア全域で決済可能な仮想通貨として2017年に公開、ブロックチェーンを活用した決済サービスを提供しています。
Litecoin(ライトコイン)
日本ではビットコインの次に有名なアルトコインの一つです。ビットコインをベースとして開発され、現在はビットコインの使い勝手が悪い部分をカバーする仮想通貨として支持されています。取引の承認時間はビットコインの4分の1、スピードが速く、安い手数料で決済できる点をメリットとしています。
Bitcoin (ビットコイン)
ビットコインは初めて世に出た仮想通貨で、仮想通貨の中では最も流通量が多い種類となっています。ブロックチェーンというデジタル技術によって管理されており、どこの国でもビットコイン(BTC)として使うことができるので、両替をする必要がなく為替手数料がかかりません。店舗でのショッピングやさまざまなオンラインサービスで利用されています。
リップルが使えるオンラインカジノ
リップルはオンラインカジノでの入出金にも利用できます。対応サイトは以下の通りです。
- カジ旅
- ミスティーノ
- ボンズカジノ
- シンプルカジノ
- ラッキーデイズ
- ジョイカジノ
- ビットカジノ
- ワンダーカジノ
- カジノエックス
リップルのメリットとデメリット
【メリット】
- 送金スピードが早い
- 国際送金が低コスト
- 世界中の金融機関と提携
- 日本国内で購入可能
【デメリット】
- 相場が不安定
- リップル社が倒産した場合のリスク
- 有価証券問題
よくある質問 (FAQ)
リップルとは?
リップル(XRP)とはリップル社(Ripple Inc)が発行している暗号資産(仮想通貨)です。リップル社は銀行間送金向けの国際送金プラットフォーム「RippleNet」を提供しています。
リップルはXRPを管理しているの?
XRPとはリップル社が管理している暗号資産(仮想通貨)の通貨単位です。
リップルのおすすめのXRPウォレットは?
仮想通貨の保管方法は、インターネットに接続された状態で保管する「ホットウォレット」と、インターネットに繋いでいない状態で保管する「コールドウォレット」に大きく分けられます。オフラインで管理することのできるコールドウォレットの方がセキュリティが高いのでおすすめです。
日本ではリップルは合法?
日本には仮想通貨法があり、仮想通貨は税法上は改正・通達がない限り資産として扱われます。運用ルールが公に定められているということで、仮想通貨の一つであるリップルは合法的に利用できる支払手段となっています。
誰が支払いにリップルを使っているの?
リップルはさまざまな金融機関や送金業社での導入が進められています。具体的には、SBIホールディングスやマネックスグループといった大手金融機関が仮想通貨事業への参入を本格的に進めている状況です。
リップルの買い方は?
リップル(XRP)を購入する場合は、仮想通貨取引所の口座を開設し、その口座にお金を入金、入金したお金でリップルを購入するという手順になります。
リップルは何に使えるの?
リップルが使えるお店での決済、送金や資産運用に利用できます。
リップルのウォレットのおすすめは?
Coincheckウォレット、Ginco(ギンコ)、Ledger Nano S(レジャーナノS)がおすすめです。
リップルからお金を引き出す方法は?
リップルを保管しているウォレットに出金先の金融機関を登録し、出金申請するという流れになります。