BABYMETAL
BABYMETAL(ベビーメタル)は、ヘヴィメタルとアイドルの融合という斬新なスタイルで世界中に衝撃を与えた日本発の異色ユニットです。BABYMETALという言葉は今やグローバルな音楽用語となり、メタル界とポップカルチャーをつなぐ架け橋として注目を集めています。今回は、そんなBABYMETALのプロフィールを紹介しながら、そのグループ像に迫ります。

基本情報
BABYMETAL(ベビーメタル)は、2010年にアイドルグループ・さくら学院の“重音部”から派生して誕生した、松田聖子のような伝統的なアイドル像とは異なり、BABYMETALはメタルと融合した全く新しい形を打ち出しました。2014年には、日本武道館で平均年齢14.7歳という史上最年少での単独公演を成功させ、観客2万人を熱狂へと導いた伝説のステージを築きました。その後も国内外の大型フェスやワールドツアーで圧倒的な人気を誇り、エネルギッシュなライブパフォーマンスで世界の音楽シーンに強烈なインパクトを刻み続けています。歌詞のほとんどが日本語であるにもかかわらず、言葉の壁を越え、彼女たちの音楽が人々の心に直接響く魅力を持っています。
グループについて

グループ ベビーメタル
BABYMETALの誕生には、ある“メタル愛”が深く関わっていました。その仕掛け人こそ、芸能事務所アミューズの社員・KOBAMETAL(小林啓)さん。実は彼、大のメタルマニアで、聖飢魔IIやヴィジュアル系バンドX JAPANといった日本のヘヴィメタルバンドをこよなく愛していたそうです。
ある日、彼の耳に届いたのが、「Karen Girl’s」というグループに所属していた中元すず香さんの歌声。「少年少女合唱団のように澄んでいるのに、ものすごくパワフルだ!」と衝撃を受けたKOBAMETALさん。Karen Girl’sが2009年3月に活動を終えた後も中元さんの歌声が忘れられず、2010年4月に彼女が「さくら学院」に加入したのをきっかけに、ついにアイデアを形にしていきます。
「すず香さんの周りに、天使のように舞う個性的な女の子を集めたら面白いかもしれない」──そうして選ばれたのが、水野由結さんと菊地最愛さん。この3人で構成されたユニットが、学校生活と部活動をテーマにした「さくら学院」の“重音部”として生まれたのが、BABYMETALだったんです。時は2010年、新たな音楽の風が吹いた瞬間でした。
2010年 BABYMETAL誕生
「さくら学院 重音部」として結成。メンバーはSU-METAL(中元すず香)、YUIMETAL(水野由結)、MOAMETAL(菊地最愛)。「ド・キ・ド・キ☆モーニング」がYouTubeに投稿され、海外のメタルファンの間でも話題になりました。
2011〜2012年 ネット発信でじわじわ人気拡大
YouTubeに投稿された「ド・キ・ド・キ☆モーニング」や「いいね!」が話題になり、ネットを中心にファンが増加。当時は「なにこれ!?」と戸惑う声も多かったようですが、一度ハマると抜け出せない中毒性が話題に。「ヘッドバンギャー!! 」などライブ定番曲も登場し、ライブも小規模ながら熱量はすでに爆発寸前!
2013年 メジャーデビューと単独ライブ!
ついにメジャーデビューを果たし、「イジメ、ダメ、ゼッタイ」などの衝撃的な楽曲を発表。ライブパフォーマンスもどんどん本格的に。中高生とは思えない完成度で、“ただのアイドルじゃない”という認識がファンの間で定着しました。この頃からライブのスケールも拡大し、熱狂的なファン層が着実に育っていきました。
2014年 日本武道館 最年少単独公演!
この年、BABYMETALは史上最年少(平均年齢14.7歳)で日本武道館公演を成功させます。2日間で2万人を動員し、もはや"さくら学院の派生ユニット"とは呼べない存在感に。この年は初のワールドツアーもスタートし、イギリスのSonisphere FestivalやカナダのHeavy Montréalなどで世界のステージに立ち始めました。
2015〜2016年 世界が本気で熱狂する!
2ndアルバム『METAL RESISTANCE』を引っさげ、ロンドン・ウェンブリーアリーナやアメリカ各地でもライブを開催。イギリスのDownload FestivalやアメリカのRock on the Rangeなど大型フェスでメインステージに登場!BABYMETALは2015年にUltra Japanフェスティバルに出演しました。
アメリカの人気番組『The Late Show』にも出演し、「日本発のガールズメタル」という枠を超えた存在へと進化します。2016年、BABYMETALは日本の4つの主要なロックフェスティバル、フジロックフェスティバル、ROCK IN JAPAN FESTIVAL、RISING SUN ROCK FESTIVAL in EZO、サマーソニックに出演しました。2017年 輝きの中に見えた影
ライブはますます過激に、観客動員も増える一方で、YUIMETALの体調不良が表面化。2017年後半のライブを欠席し、ファンの間では不安と心配が広がり始めます。一方で、サポートメンバー(のちに“アベンジャーズ”と呼ばれる)が参加し、新体制を模索する段階に突入。
2018年 YUIMETAL脱退、衝撃の発表
2018年10月、ついに公式からYUIMETALの脱退が発表され、世界中のファンに大きな衝撃が走ります。それでもBABYMETALは歩みを止めず、2人体制で活動を継続。新曲「Starlight」では、どこかYUIMETALへの想いを感じさせる演出も。
2019年 第3章開幕と新たな仲間たち
3rdアルバム『METAL GALAXY』を発表し、アベンジャーズ(サポートダンサー)がライブごとに交代する体制でワールドツアーを敢行。アメリカのビルボードアルバム総合チャート「Billboard TOP 200」で13位にランクイン。日本人女性アーティスト史上初の最高位として快挙を達成。
2020〜2022年 10周年とコロナ禍
2020年はデビュー10周年。武道館10公演など、記念すべきイベントを成功させつつ、コロナ禍でライブ活動は一時制限されます。ファンと会えない期間を乗り越えながら、活動は静かに続けられていきました。
2023年 新章突入!MOMOMETAL加入
2023年、ついに新メンバーMOMOMETAL(岡崎百々子)の正式加入が発表され、BABYMETALは新たな3人体制に!4thアルバム『THE OTHER ONE』もリリースされ、SF的な世界観をコンセプトを展開。これまでの集大成にして、新たな可能性を感じさせる作品となりました。
2024年〜 止まらない進化
大型フェス出演や海外ツアーなど、世界を舞台にした活動は加速中。日本発のカルチャーとして、BABYMETALは今なお進化を続けています。新しい挑戦、新しい物語が、これからも私たちを待っています。
メンバー構成

メンバー構成 BABY METAL
BABYMETALの中心となるボーカルのSU-METALは、その圧倒的な歌唱力とカリスマ性でステージの空気を一変させる存在。そして、可憐さと力強さを兼ね備えたMOAMETALは、ライブを一層華やかに盛り上げてくれるパフォーマーです。さらに、2023年に加わった新メンバーのMOMOMETALは、新時代のBABYMETALを象徴する存在として注目を集めています。そんなBABYMETALのメンバーを、ここで一人ひとり丁寧にご紹介します!
SU-METAL(スゥメタル)

スゥメタル
本名:中元すず香(なかもと すずか)
担当:ボーカル・ダンス(センター)
BABYMETALの中心的存在であり、メインボーカルを担当。
力強くも繊細な歌声で、壮大な楽曲を圧倒的なスケールで歌い上げます。
子どもの頃から芸能活動を行い、「可憐Girl’s」や「さくら学院」での活動を経て、BABYMETALの立ち上げ時から中心に。メタルの重厚なサウンドに負けない圧巻の歌唱力と表現力で、世界中のファンを魅了しています。ポニーテールがトレードマーク!
MOAMETAL(モアメタル)

モアメタル
本名:菊地最愛(きくち もあ)
担当:スクリーム&ダンス(サブボーカル)
キュートで軽やかなパフォーマンスが魅力のMOAMETAL。
SU-METALを支える「スクリーム&ダンス」担当として、楽曲に躍動感と遊び心をプラスしています。デビュー当初からBABYMETALを支えてきた存在で、パフォーマンスでは抜群の安定感とファンとの一体感を生み出しています。メタリカのパフォーマンスに触れて音楽への情熱が強まり、絶対になくてはならないムードメーカーに成長しました。
MOMOMETAL(モモメタル)

本名:岡崎百々子(おかざき ももこ)
担当:スクリーム&ダンス
2023年4月に正式加入した新メンバー。さくら学院の卒業生であり、過去にはアベンジャーズ(サポートダンサー)としてもBABYMETALのライブに参加。として活躍した後、正式加入。モデル・女優としても活動し、高いダンススキルと明るいキャラクターで、既存ファンからも早くから親しまれていました。加入後は、その存在感と実力で、BABYMETALの新章を担う重要なポジションを担っています。お笑いタレントの博多華丸の次女。
元メンバー
YUIMETAL(ユイメタル)

YUIMETAL
本名:水野由結(みずの ゆい)
担当:スクリーム&ダンス(サブボーカル)
BABYMETALの結成時から2018年まで在籍したオリジナルメンバーのひとり。MOAMETALとともに、SU-METALの両脇を固める「スクリーム&ダンス」として、キュートでパワフルなパフォーマンスを披露していました。2014年の武道館ライブでは2mの高さから落下しても平然とステージに戻る強運の持ち主で、多くのファンの心をつかんだ存在です。2017年から体調不良が続き、2018年10月に脱退。水野 由結としての夢に向かって進みたいという気持ちから決断に至ったとコメントを残しています。
サポートメンバー
BABYMETALのライブは正式メンバーだけでなく、高い技術と個性を持つサポートメンバーたちによって支えられています。中でも演奏を担当するバックバンド「神バンド」は、BABYMETALの音楽的な魅力を支える重要な存在!ここでは、その神バンドについてご紹介します。
神バンド

神バンド
神バンドはBABYMETALのライブに登場する生演奏部隊で、ギター2名・ベース1名・ドラム1名の計4人からなる超絶技巧集団です。初登場は2012年10月の公演で1曲のみの参加でしたが、2013年5月からは全曲に、2014年以降は全公演に帯同するようになり、BABYMETALのライブに欠かせない存在となりました。彼らはメタルの神「キツネ様」に召喚された神々という設定のもと、白装束や仮面、コープス・ペイントなど独特なビジュアルで登場し、幻想的かつ重厚な世界観を演出。圧倒的な迫力と完成度を生み出しています。
ビルボード誌からも「恐ろしいほど上手い」と称賛されるほどの実力を誇り、ライブではまさに主役級の存在感を放っています。2018年にはギタリストの藤岡幹大さんが急逝し、多くのファンに惜しまれました。2019年以降は、日本の「東の神バンド」と海外の「西の神バンド」がライブに応じて登場し、国際的な展開にも対応しています。BABYMETALの「本格派」としての評価を支える、まさに“神”の名にふさわしい存在です。
アベンジャーズ

アベンジャーズ ベビーメタル
BABYMETALにおける“第3の戦士”、それが「アベンジャーズ」と呼ばれるサポートダンサーたちです。2018年10月にYUIMETALが正式に脱退した後、SU-METALとMOAMETALの2人体制を補うために導入された独自のシステムです。固定メンバーを新たに加えるのではなく、複数のダンサーが日替わり・交代制でライブに出演するというスタイルは、BABYMETALならではの柔軟で斬新なアプローチ。ファンの間では「今日は誰が来るんだろう?」という楽しみの一つにもなっていました。アベンジャーズメンバー。
岡崎百々子(おかざき ももこ)
2023年4月には正式メンバー「MOMOMETAL」としてグループに加入。アベンジャーズ制度の中から初の“正規昇格”を果たした象徴的なメンバーです。
鞘師里保(さやし りほ)
元モーニング娘。の中心メンバーとして知られる彼女は、2019年の「LEGEND — M –」公演にサプライズ登場。アイドル経験に裏打ちされた完成度の高いステージングで、初出演ながらBABYMETALの世界観にすぐに溶け込みました。以降の複数ライブにも出演し、国際公演でも強い存在感を放ちました。
藤平華乃(ふじひら かの)
こちらもさくら学院出身。若干15歳でアベンジャーズに抜擢され、その堂々とした立ち振る舞いと愛らしい表情で観客を魅了しました。ライブごとに成長が見える新世代の逸材で、特に日本国内での公演に多く登場しました。
MOMOMETALの正式加入により、2023年以降は3人体制が復活しましたが、アベンジャーズというシステム自体が完全に終了したという発表はなく、将来的に再登場する可能性もゼロではありません。BABYMETALは常に進化を続けるグループであり、その時々の最適な形を柔軟に取り入れてきました。アベンジャーズも、そうした“BABYMETAL流の柔軟性”を象徴する制度と言えるでしょう。
グループの特徴

BABYMETAL - ギミチョコ!!- Gimme chocolate!! (OFFICIAL)
BABYMETALは可憐でキュートな見た目に反してライブでは本格的なヘヴィメタルサウンドが炸裂し、国内外の観客を圧倒!日本語の歌詞を貫きながらも世界中のファンの心をつかみ、海外の音楽シーンでも確かな評価を受けています。ここでは、BABYMETALを唯一無二の存在にしている魅力について詳しくご紹介します。
ライブパフォーマンス
BABYMETALのライブは、まるで物語の中に入り込んだような感覚になります。ステージ全体はヘヴィメタルの様式美をしっかりと引き継いでいながら、衣装や照明、演出にゴシックなテイストが加わり、黒と赤を基調にした世界観が一気に広がります。メンバーが登場した瞬間、空気が変わる!そんな独特の緊張感と高揚感が、BABYMETALのライブにはあります。
そして面白いのが、メタルファンにはおなじみのメロイックサインではなく、BABYMETALではフォックスサイン(キツネの影絵のような手の形)を使うこと。これは、結成当初メンバーがメロイックサインを“キツネ”と勘違いしてしまったことから生まれた、ちょっとしたエピソードがきっかけ。でもその偶然が、いまではグループのシンボルになっています。
ライブのラストでは、SU-METALが「We are! 」と観客に呼びかけ、それに対して観客が「BABYMETAL!! 」と全力で応える、この一体感は鳥肌モノ。X JAPANの「We are X! 」をオマージュしたとも言われていて、メタルシーンへのリスペクトもしっかり感じられる瞬間です。ただ楽曲を披露するだけじゃない、全身で楽しめるステージ。それがBABYMETALのライブの魅力です。
日本語の歌詞について
BABYMETALの歌詞は、ほとんどが日本語。それなのに、世界中のファンが一緒に歌ってるってすごくないですか?「ギミチョコ!!」みたいな、まさに“日本語の音”そのものが可愛くてキャッチーな言葉が多くて、聴いてるだけで気持ちが明るくなります。
たとえ意味が分からなくても、音とリズムでしっかり伝わる。BABYMETALは、言語の壁をパフォーマンスで飛び越えちゃうグループなんです。『インデペンデント紙』のロブ・ジョーンズは「何が歌われているのか分からないことが気にならない。そのことはどれだけ曲が素晴らしいのかを示している」と評価していました。
サウンドとボーカル
BABYMETALの音楽は、ガチのヘヴィメタル。ギターはゴリゴリ、ドラムは爆速、ベースは超低音。なのに、そこに乗るのはSU-METALの透明感ある歌声。これがまた不思議なほど合うんです。
そしてMOAMETALやMOMOMETALが合いの手を入れたり、スクリームで盛り上げたり、アイドルらしい可愛さもちゃんとある。そのバランスが絶妙すぎて、気づいたら頭振ってノってるし、サビは思わず一緒に歌ってる。 「カワイイ」と「ヘヴィ」の境界線が崩壊した瞬間。それがBABYMETALの音です。
ダンス
ダンスにも注目です。アイドルっぽい可愛さもあるけど、それだけじゃありません。手を合わせる動き、キツネのポーズ、戦うような振り、祈るような所作…ぜんぶに意味があって、まるで舞台のような表現で空手の要素も取り入れたとか。
SU-METALの真剣な表情と、MOAMETALやMOMOMETALの笑顔が共存しているのも面白いポイント。ピリッと張り詰めた空気の中に、ふっと和らぐ瞬間があって、見る側も感情が動かされてしまう。ダンスでここまで物語が伝わるアーティストってなかなかいませんよね。
ファンとの関係性
BABYMETALは握手会やチェキ会といった接触イベントを行わず、ライブや音楽を通じてファンと向き合うスタイルを貫いています。初期には海外でサイン会を行ったこともありましたが、基本はパフォーマンス重視。ファンサイト「THE ONE」では、チケット先行や限定グッズの提供が行われ、会員限定ライブでは衣装や性別にテーマが設けられることも。ファンは自らを「メイト」と呼び、音楽とステージで深くつながる文化が根づいています。
日本と世界の反響

ベビーメタルの出演
BABYMETAL (ベビーメタル) が日本や世界の音楽界、そしてメディアからどんな風に評価されているのか、詳しく見ていきましょう!
あの人も注目!日本の著名人が語るBABYMETALのすごさ
YOSHIKI(X JAPAN)
「かわいい女の子たちとメタルの融合という発想が素晴らしい」
日本のヘヴィメタルを牽引してきたX JAPANのYOSHIKIさんも、BABYMETALに注目しているひとり。伝統的なメタルとは違うけれど、“新しい価値を生み出している”という点に共感を寄せていて、SNSでもたびたびコメントを発信。将来的な共演も夢じゃないかも…?
加山雄三(俳優・ミュージシャン)
「ギミチョコ!! は難しいけど、音程が正確で、リズムも斬新。ダンスも新鮮でキレがある」
意外なところからのラブコールが、昭和のスター・加山雄三さん!BABYMETALの「ギミチョコ!! 」を聴いて、そのクオリティの高さに驚いたそう。音楽を長年愛してきた人が認めるって、やっぱりすごい!
川山浩之(音楽評論家)
「カリスマ性あふれる歌とダンス。誰にも代えがたい輝きがある」
音楽評論のプロも認める、BABYMETALの唯一無二の存在感。単なる“アイドル”では語れない実力と表現力が、評論家の目にも強く焼き付いているようです。
梅沢直幸(『BURRN! 』編集長)
「本格派のメタルと比べても遜色がない。賞賛に値する」
メタル専門誌『BURRN! 』の編集長までもが高く評価。“メタル界の目利き”がここまで認めるということは、BABYMETALのサウンドやライブ演奏が本物である証。ジャンルの壁を越えて支持されていることがよくわかります。
海外の著名人も驚嘆!BABYMETALの世界的評価

ベイビーメタルとロブ・ハルフォード
ロブ・ハルフォード(ジューダス・プリースト)
2016年のAlternative Press Awardsでは、BABYMETALとともにステージに登場し、「BABYMETALは今、世界で最もユニークなメタル体験だ」と称賛しました。
ロブ・ゾンビ
ファンの間でも物議を醸したロブ・ゾンビは、BABYMETALとの写真をSNSに投稿し、「この3人のエネルギーは、我々が共演するバンドの90%以上凄い」とコメント。
ジェフ・ウォーカー(カーカス)
デスメタル界の重鎮ジェフ・ウォーカーも、BABYMETALに注目。「ヘヴィメタルの本質を忘れず、さらに新しい扉を開いた」と評価し、メタルファンの心を動かしました。
海外メディアの絶賛
NPRは「ヘヴィメタルが再び最高レベルに戻った」とし、BABYMETALの登場を歓迎 。
メタルサックス(MetalSucks) は「BABYMETALはポップとメタルの融合以上に、“360度のエンターテイメント体験”を提供している」と分析。
メタルサックス(MetalSucks)は「BABYMETALは奇抜に見えるが、実は計算された革新だ」とし、単なる日本文化の流行ではないことを指摘 。
ディスコグラフィー

BABYMETAL × @ElectricCallboy - RATATATA (公式ミュージックビデオ)
BABYMETALは、これまでに20枚以上のシングルやアルバムをリリースしてきました。 彼女たちは、ジャンルの壁を超えて常に新しい音楽に挑戦し、世界中のファンに最高の音楽体験を届け続けているんです。どの作品も、BABYMETALならではの世界観が詰まっていて、聴くたびに新しい発見がありますよ。
シングル
BABYMETALの中でも特に人気のシングル曲をご紹介します!彼女たちの曲は、メタルとアイドルの要素が混ざり合った、本当に特別なサウンドが魅力なんですよ。
RATATATA
2024年5月にリリース。BABYMETALがドイツの人気バンド、エレクトリック・コールボーイ(Electric Callboy)とコラボした新曲「RATATATA」をリリース。エレクトロとメタルが融合したダンスナンバーで、キレのあるビートとシャウト、SU-METALの力強いボーカルが印象的です。
MVはカラフルでユーモアたっぷり。公開直後から再生回数は爆発的に伸び、ファンの間では「クセになる」「ライブで盛り上がる」と大好評。FOX_FESTで初披露され、会場を熱狂させました。
The One
2016年3月にリリース。BABYMETALの代表的なバラード曲のひとつ。壮大なスケールのサウンドと、SU-METALのエモーショナルなボーカルが印象的で、ライブでは感動的なラストナンバーとして演奏されることが多い一曲です。
歌詞は“絆”や“一体感”をテーマにしており、ファン=「THE ONE」という意味も込められています。英語詞で構成されており、世界を視野に入れたBABYMETALの姿勢を象徴する楽曲でもあります。
シンコペーション
2016年4月、BABYMETALの2ndアルバム『METAL RESISTANCE』が世界同時リリースされました。その中でも、日本盤のみに収録された楽曲「シンコペーション(Syncopation)」は、ファンの間で“隠れた名曲”として語り継がれていました。
そして2024年3月、横浜アリーナで開催されたLEGEND — MM「20 NIGHT」で、久々にこの曲がライブで披露されました。ヤング・ギター誌によれば、ポップなメロディとストレートなバンドサウンドが一体となり、会場ではサークルモッシュが巻き起こるほどの興奮に 包まれたとのことです。
アルバム

BABYMETAL The Other One
BABYMETALの人気アルバムをご紹介します!彼女たちのアルバムは、常に新しい音楽に挑戦し、進化し続けるBABYMETALの歴史をギュッと詰め込んだものなんですよ。
The Other One
2023年3月にリリースされた『THE OTHER ONE』は、“もう一つのBABYMETAL”をテーマにしたアルバムです。活動を一時休止していた彼女たちが、「封印を解かれた」として発表したこの作品には、これまで語られてこなかった10の物語が収められています。「Monochrome」や「Divine Attack」など、静けさと激しさが共存する新しいBABYMETALの魅力が詰まった一枚です。
Metal Galaxy
2019年10月にリリースされた『METAL GALAXY』は、BABYMETALにとって初の2枚組アルバム。タイトルの通り、世界中の音楽ジャンルを旅するようなバラエティ豊かな作品です。曲ごとに違う国や文化を感じさせるような構成で、「メタルを世界とつなぐ」というBABYMETALの挑戦が形になった一枚です。国際色豊かなゲスト参加曲も話題になりました。
Metal Forth
2016年4月にリリースされた2ndアルバム『METAL RESISTANCE』は、BABYMETALが“世界進出”を本格化させた作品です。発売当時、イギリスやアメリカなど海外チャートでも注目され、BABYMETALの存在が世界中に広まりました。「KARATE」や「THE ONE」など、壮大なメッセージを込めた楽曲が多く、メタルの激しさと美しさを両立。ファンの間ではこのアルバムを“第4章(フォース)”と呼び、物語の重要な転換点として語られています。
BABYMETALが日本発・世界級の存在になった記念碑的な作品です。
メディア出演
BABYMETALはその音楽性だけでなく、テレビ・ラジオ・雑誌・映画・CMなど、さまざまなメディアにも登場し、国内外で大きな話題を集めてきました。ジャンルを超えて注目される存在であることが、メディア出演の実績からも伺えますね。
テレビ番組
BABYMETALは単体で数多くの音楽番組や報道番組に出演しています。
- 『ミュージックステーション』:2014年・2016年など複数回出演し、「ギミチョコ!! 」や「KARATE」などを披露。
- 『NEWS23』(TBS):2014年に“クールジャパン”特集で紹介され、音楽ジャンルを超えた社会現象として話題に。
- 『The Late Show with Stephen Colbert』(アメリカCBS):2016年に出演し、海外での注目度を一気に高めた。アメリカ音楽ファンの間でも「最も衝撃的なゲスト」と称されました。
映画
『LEGEND — METAL GALAXY』ライブビューイング(映画館上映)
劇場公開されるほどの人気公演。ライブ映像にも関わらずチケットは即完売。
雑誌の表紙
- Kerrang! (イギリス)
- Metal Hammer(ドイツ)日本から来た未来のバンド」として特集され、欧州メタル界で一躍有名に。
- ROCKIN’ON JAPAN、Quick Japan、PMCなど日本の音楽誌多数
海外の有名メタル誌で表紙を飾る日本人アーティストは極めてまれで、BABYMETALはそのパイオニア的存在なんです。
受賞歴・ノミネート

BABYMETAL MUSIC AWARDS JAPAN
これまでにBABYMETALが受賞またはノミネートされた主な賞を、年度順にまとめた一覧です。
📅 年 | 🏆 賞 | ✔️ 結果 |
|---|---|---|
2014 | 2014 MTV Europe Music Awards — Wild Card for Best Japan Act | ノミネート |
2015 | NEO Awards 2014 — Best Musical Act | 受賞 |
4th Annual Loudwire Music Awards — 2014 New Artist of the Year | 受賞 | |
第7回 CDショップ大賞 2015 — 大賞 | 受賞 | |
KERRANG! AWARDS 2015 — THE SPIRIT OF INDEPENDENCE AWARD | 受賞 | |
METAL HAMMER GOLDEN GODS AWARDS 2015 — BREAKTHROUGH AWARD | 受賞 | |
2015 MTV Europe Music Awards — BEST JAPAN ACT | ノミネート | |
MTV Video Music Awards Japan 2015 — BEST METAL ARTIST | 受賞 | |
GQ Men of the Year 2015 — Discovery of the Year | 受賞 | |
VOGUE JAPAN Women of the Year 2015 | 受賞 | |
5th Annual Loudwire Music Awards — Best Metal Song of 2015 | 受賞 | |
5th Annual Loudwire Music Awards — Best Live Act of 2015 | 受賞 | |
5th Annual Loudwire Music Awards — Most Devoted Fans of 2015 | 受賞 | |
2016 | KERRANG! AWARDS 2016 — BEST LIVE BAND | 受賞 |
METAL HAMMER GOLDEN GODS AWARDS 2016 — BEST INTERNATIONAL BAND | ノミネート | |
Alternative Press Music Awards 2016 — Best International Band | ノミネート | |
AIM Independent Music Awards 2016 — BEST LIVE ACT | 受賞 | |
MTV VMAJ 2016 — BEST GROUP VIDEO — JAPAN | ノミネート | |
MTV VMAJ 2016 — BEST ALBUM OF THE YEAR — JAPAN | 受賞 | |
MTV VMAJ 2016 — BEST METAL VIDEO | 受賞 | |
Revolver Music Awards 2016 — Best New Talent | ノミネート | |
2017 | Loudwire Music Awards — Best Metal Album | 受賞 |
Loudwire Music Awards — Best Metal Song | 受賞 | |
Loudwire Music Awards — Rock Goddess of the Year | 受賞 | |
Loudwire Music Awards — Best Live Act | 受賞 | |
Loudwire Music Awards — Most Devoted Fans | 受賞 | |
第9回 CDショップ大賞 2017 | ノミネート | |
第22回 AMD Award '16 — 優秀賞 | 受賞 | |
Loudwire Music Awards — Most Dedicated Fans | 受賞 | |
MTV Europe Music Awards 2017 — BEST JAPAN ACT | 受賞 | |
MTV Europe Music Awards 2017 — Best Worldwide Act | 受賞 | |
2020 | Heavy Music Awards 2020 — BEST ALBUM | ノミネート |
MTV VMAJ 2020 — BEST ALBUM OF THE YEAR | 受賞 | |
2022 | 2022 A2IM Libera Awards — BEST HEAVY RECORD | ノミネート |
2024 | Dolby Cinema Japan Awards — 特別賞 | 受賞 |
2025 | The Guitar Mag Awards 2025 — Best Collaboration Song | 受賞 |
MUSIC AWARDS JAPAN 2025 — 最優秀クロスボーダー・コラボレーション楽曲賞 | ノミネート |
BABYMETALのとっておき情報

BABY METAL
2014年7月、BABYMETALはイギリスの伝統ある大型ロックフェス「ソニスフィア・フェスティバル」に出演しました。メタルの聖地とも称されるこの舞台で、当初は異色の存在と見られていた彼女たち。しかし、その評価はステージが始まるや否や大きく変わります。
SU-METALの圧倒的な歌唱力、YUIMETALとMOAMETALによるキレのあるパフォーマンス、そしてメタルとアイドルを融合させた唯一無二の楽曲が、次第に観客の心を動かしていきました。やがて会場には「キツネサイン」が次々と掲げられ、BABYMETALの世界観に飲み込まれていく観衆の姿がそこにありました。
最終的には、彼女たちのステージに対してアンコールが巻き起こるという、異例の反響が生まれました。これは、ジャンルや文化の壁を越えて音楽が人々を結びつける力を証明した象徴的な瞬間でもあり、BABYMETALが世界にその名を知らしめる大きな転機となったのです。
「ソニスフィアの奇跡」と語り継がれるこの出来事は、彼女たちの挑戦と表現が確かな実力に裏打ちされたものであることを示す、まさに伝説の一頁といえるでしょう。
BABYMETALと藤岡幹大 ― 神バンドの“小神”が遺したもの
藤岡幹大(ふじおか みきお)は、BABYMETALのバックバンド「神バンド」の初期メンバーとして活躍したギタリスト。小柄な体格と対照的な超絶技巧で、“小神(コガミ)様”の愛称でファンから親しまれていました。
彼は2013年から多くの国内外ライブでBABYMETALを支え、テクニカルかつ美しいギタープレイで観客を魅了。2017年の広島公演が最後の出演となり、2018年に不慮の事故で急逝しました。
BABYMETALは公式に追悼コメントを発表し、その後の楽曲「Starlight」は彼へのオマージュとも言われています。藤岡さんの存在は今も“神バンドの魂”としてファンの心に生き続けています。
以下に、グループの公式ソーシャルメディアアカウントへのリンクを掲載しました。
まとめ
BABYMETALは、アイドルとメタルという一見相容れない要素の融合から誕生し、その斬新なスタイルで瞬く間に注目を集めました。デビュー当初は“異色の組み合わせ”として話題になりましたが、今ではJ-POPとメタルを独自に融合させた新たな音楽ジャンルを確立した存在と言っても過言ではありません。その革新性は日本国内にとどまらず、世界中の音楽ファンやメタルヘッズからも高い評価を受け、海外の大型フェスにも次々と出演を果たしています。鋭さと可憐さを併せ持つパフォーマンス、緻密に構築された世界観、そして進化を止めない音楽性は、まさに唯一無二。従来のジャンルの枠にとらわれない姿勢こそが、BABYMETALの最大の魅力です。これからも、既成概念や常識を飛び越え、新たな地平を切り開いていくBABYMETALの歩みに、ますます目が離せません。
よくある質問
BABYMETALとは何ですか?
日本のメタルダンスユニットで、ヘヴィメタルとアイドル要素を融合させたスタイルで世界的に人気があります。
なぜBABYMETALは人気なのですか?
独自の世界観、圧倒的なライブ演出、国境を越える音楽性が評価されています。
BABYMETALは海外でも有名ですか?
はい。海外フェス出演や世界ツアーで高い人気を得ています。
最新アルバムは何ですか?
『THE OTHER ONE』(2023年リリース)です。
最も売れた曲は何ですか?
『ギミチョコ!!』が世界的にヒットしました。






