VISA(ビザ)とは
国際的に流通しているクレジットカードにはさまざまな種類がありますが、VISA(ビザ)はその中でも断トツでトップを走り続ける国際ブランド。世界中でシェアナンバーワン、知名度も世界一のクレジットカードです。
VISA(ビザ)は1958年にアメリカの銀行であるバンク・オブ・アメリカにより立ち上げられました。1974年にアメリカ国外進出、1975年にデビットカードを発行、2007年に世界各国の事業を統合するVisa Incが誕生、2008年には史上最大規模の新規株式公開で上場し、同時にモバイル革命を巻き起こします。2014年にはオンラインでの決済がさらに簡単になるVisa Checkoutのサービスを開始。現在では200以上の国と地域において事業を展開、世界で約13億人のクレジットカード会員と全世界5000万店舗以上の加盟店を持つ国際ブランドに成長しました。
VISAの仕組み
Visaの会社自体はカードの発行をするわけではありません。Visaはクレジットカードを世界中で利用できるように決済システムを整備している決済サービス機関として機能しており、Visaからライセンスを得た各提携会社がクレジットカードを発行するという仕組みになっています。なお日本ではVisa Inc.の間接子会社であるビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社が運営を行っています。
VISAのセキュリティ
VISAにはVisa Secure(ビザセキュア)というセキュリティサービスがあります。
これはオンラインストアでの取引の際、通常の取引情報に加え「Vpassパスワード」または「ワンタイムパスワード」を入力することで本人認証を行うシステムで、Visaカード限定のサービスとなります。
ワンタイムパスワードは60秒ごとに生成される使い捨てのパスワードなので、お店の記録に残らず、より安全なインターネット決済を行うことができます。
また、もしVpassパスワードを盗まれて被害があった場合は「Vpass安心サービス」が適用され、120日前にさかのぼって100万円を限度に補償を受けることが可能となっています。
VISAの種類
デビットカード
口座残高の範囲内で利用が可能で、使ったその場で引き落としされます。使いすぎの心配もなく、お金を自分でコントロールすることができます。
クレジットカード
Visa クラシックカード
スタンダードなVISAカードです。
Visa ゴールドカード
金色のカードで、多くの優待特典を受けられることができます。
Visa プラチナカード
保険金額5,000万円以上の旅行傷害保険が提供され、24時間365日利用可能なサポートサービスが付帯されます。
Visa Infiniteカード
Visaカードの中で最上位に位置、カード発行金融機関より案内があった方のみに発行されます。
ギフトカード
世界中のVisa加盟店で使えるギフトカードです。コンビニやスーパー、レストラン、家電量販店、旅行会社、オンラインストアなど、国内・海外4,000万店のVisa加盟店で使えます。
プリペイドカード
Visaプリペイドカード
国内、海外のVisa加盟店で使えます。チャージした分のみ利用できるのでお財布代わりに気軽に使えます。
Visaトラベルプリペイド
出発前に入金しておき、海外のATMで現地通貨が引き出せます。旅行や留学に便利です。
Visaバーチャルプリペイド
カード番号使い切りタイプ。オンラインショッピングや電話通販に使えます。
Vプリカ
インターネット専用のVisaプリペイドカードです。日本国内在住であれば審査なし、簡単な登録のみですぐにアカウントが発行され利用できます。コンビニやインターネット上で購入でき、世界中のオンラインVisa加盟店でクレジットカードと同じように利用できます。
大手銀行のVISAデビット比較
SMBCデビット
三井住友銀行のVisaデビットカード。15歳以上なら申し込みができ、年会費無料。コンビニ、スーパー、飲食店、百貨店、ホテルなど、Visaのタッチ決済対応加盟店・iD加盟店なら、タッチするだけで支払いが可能です。
JNBVisaデビットカード
ジャパンネット銀行のVisaデビットカード。タッチ決済対応のマークがあるお店で電子マネーのようにタッチでの支払いもできます。利用限度額は1日あたり500万円と高額、Amazonの商品が法人価格で購入可能です。1口座あたり年間500万円の不正使用保険もあります。
楽天銀行デビットカード(Visa)
楽天銀行口座を持っている16歳以上なら申し込み可能。Mastercard、JCB、Visa各ブランド提携加盟店での決済、海外提携ATMでの現地通貨引き出しができ、利用時に楽天ポイントが貯まります。
三菱UFJ-VISAデビット
毎月のショッピング利用金額の0.2%を自動でキャッシュバック。Visaのタッチ決済、Google Pay、MUFG Wallet、Garmin Payに対応。最大年間100万円の国内・海外ショッピング保険があり、使うたびに「お知らせメール」が届きます。
VISAカードを申し込む方法
【クレジットカードをインターネットで申し込む場合の手順】
- カード会社の公式サイトにアクセス
- 申し込みページに移動
- クレジットカードを選択
- 必要事項を入力
- 本人確認
- 入会審査
- クレジットカード発行
- 郵送で受け取り
【デビットカードをインターネットで申し込む場合の手順】
- 銀行の公式サイトにアクセス
- 必要事項入力、本人確認
- 最短当日に口座開設
- 郵送で受け取り
VISAギフトカードの使い方
Visaギフトカードは使い切り型で、3,000円、5,000円、10,000円、20,000円、30,000円、50,000円のものがあります。
【店頭での利用の流れ】
- カード裏面にサインをする
- 利用可能残高と有効期限を確認しておく
- お店の方に「Visa」でと伝える
- 支払い回数を聞かれたら1回払いと答える
- 売上票にサインをご記入
- 完了
【オンラインでの利用の流れ】
- 支払方法「クレジットカード」を選択
- Visaカード番号・有効期限・セキュリティコ ード・カード名義人を入力
- Visa Secureパスワードを入力
- 完了
Visa Secureパスワードはカード台紙に貼り付けしてあるVisaギフトカードを剥がすと確認できます。
デビットカードの種類と特徴
Visaデビットカードは口座からすぐに引き落とされる便利な支払い方法です。世界中のVISAのマークがあるお店で利用可能で、利用するたびにキャッシュバック、ポイント、マイルなどがもらえて、限度額も決められるので使いすぎを防ぐことができます。
個人向けVisaデビットカードは全部で45種類。年会費やポイント還元率、付帯保険などの条件がそれぞれのカードで異なります。
【特徴】
- 24時間利用可能
- ATM手数料を支払う必要がない
- 国内決済であれば手数料がかからない
- 海外のATMから現地通貨を引き出せる国際キャッシュカード機能
- 使いすぎるリスクが少ない
申込みは以下の銀行で行えます。
- 楽天銀行
- 住信SBIネット銀行
- 大光銀行
- ソニー銀行
- 三井住友銀行
- 中京銀行
- 北海道銀行
- 埼玉りそな銀行
- 北陸銀行
- ジャパンネット銀行
- SMBC信託銀行
- あおぞら銀行
- 滋賀銀行
- 関西みらい銀行
- 福井銀行
- 千葉銀行
- イオン銀行
- GMOあおぞらネット銀行
- りそな銀行
- 琉球銀行
- 岩手銀行
- 山梨中央銀行
- 北國銀行
- 広島銀行
- ゆうちょ銀行
- スルガ銀行
- 常陽銀行
- 三菱UFJ銀行
- 池田泉州銀行
- 西日本シティ銀行
- 愛知銀行
日本のPayPalアカウントでカードを利用
PayPal(ペイパル)アカウントにVisaクレジットカードまたはVisaデビットカードを追加して、支払いに使用できます。カードは日本で発行されたもので、所有者は本人である必要があります。友達や家族への個人間の支払いには使えません。
【PayPalアカウントにカードを登録する方法】
- 「ウォレット」を開く
- 「クレジットカード・デビットカードを登録」をクリック
- カード情報を入力して「カードの登録」をクリック
- カード登録完了
カードは一度に1つのPayPalアカウントにのみ登録可能なので、使用するカードが別のPayPalアカウントに登録済みの場合は、いったんカードをそのアカウントから削除してから、使用したいアカウントに追加しましょう。
VISAクレジットカードのおすすめは?
年会費無料がいいなら…
ライフカード
キャッシュバックが欲しいなら…
三井住友カード・ナンバーレス
旅行の多い方に…
ライフカード・旅行傷害保険付き
ポイントを貯めたい方は…
To Me CARD prime (PASMO)
学生の方は…
三井住友カード・デビュープラス
VISAのタッチ決済
Visaのタッチ決済対応マークがあるVisa加盟店ではサインや暗証番号の入力なしに、タッチするだけで決済ができます。
スマホやウェアラブルディバイスでもVisaのタッチ決済が利用できます。
Google Pay™対応カード
- JNB Visaデビットカード
- Sony Bank WALLET
- 北國Visaデビットカード
- 北國Visa法人デビットカード
- 三菱UFJ-VISAデビットカード
- りそなデビットカード(関西みらい銀行)
- りそなデビットカード(埼玉りそな銀行)
- りそなデビットカード(りそな銀行)
- りそなビジネスデビットカード(りそな銀行)
Garmin Pay対応カード
- JNB Visaデビットカード
- Sony Bank WALLET
- 三菱UFJ-VISAデビットカード
Fitbit Pay対応カード
- Sony Bank WALLET
VISAカードの使い道
請求書の支払い
さまざまな請求への決済に利用できます。
オンラインショッピングでの支払い
決済の際にクレジットカードでの支払いを選んで利用できます。
ATMでの利用
キャッシングをすることが可能です。
アプリ内での購入
アプリの購入や課金に利用できます。
オフラインでの購入
ショッピングやレストランなどの実店舗での支払いに使えます。
オンラインカジノやベッティングサイトでの支払い
ゲームの課金に利用できます。
VISAカードが使えるオンラインカジノ
多くのオンラインカジノがVISAのクレジットカードやデビットカードに対応しています。
- インターカジノ
- エンパイアカジノ
- カジ旅
- カジノエックス
- カジノゴッズ
- カジノシークレット
- カジノデイズ
- カジノミー
- キングビリー
- クイーンカジノ
- ジョイカジノ
- チェリーカジノ
- ビットカジノ
- ビットスターズ
- ビデオスロッツ
- ハッピースター
- フトカジ
- ベットティルト
- ベラジョンカジノ
- ボンズカジノ
- マネキャッシュ
- ミスティーノ
- ライブカジノハウス
- ラッキーデイズ
- ラッキーニッキー
- レオベガス
- ロイヤルパンダ
- ワンダリーノ
VISAカードが使えるブックメーカー
VISAカードはスポーツベッティングにおいても非常にポピュラーな入金手段で、ほとんどのブックメーカーが対応しています。
- ウィリアムヒル
- スポーツベットアイオー
- チェリースポーツ
- 10ベットジャパン
- ネットベット
- ピナクル
- ビーウィン
- ベットティルト
- マラソンベット
メリットとデメリット
【メリット】
- 信頼性が高い
- 世界中どこでも使える
- カードの種類が多い
- セキュリティが高い
【デメリット】
- プロパーカードがない
- ステータスが高くない
他の支払い方法
マスターカード(Mastercard)
マスターカードはアメリカ発のクレジットカード。世界シェアはVISAに次ぐ第2位です。海外でのシェアが高いこと、為替の換金レートが優れていることから、よく海外出張する方や旅行にいく方に便利。また海外とは縁のない方でも、日本にあるアメリカ系スーパーの「コストコ」でカード払いに使えるのはこのマスターカードのみなので、コストコで大量買いしたい場合は持っておくのをおすすめします。
ジェイシービー(JCB)
JCBは日本発の日本国内であればほぼほぼ使えないことはないクレジットカードです。さすが日本ブランドだけあってサポートもしっかりしていますし、信頼性も非常に高い。ただし海外に行くと急に使える店が減るのが難点。正直JCB1枚だけで海外に乗り込むのはおすすめしません。あくまでも国内でスムーズに使いたい人向けのカードだと言えるでしょう。
アメリカンエキスプレス(American Express)
アメリカンエキスプレスは歴史のあるクレジットカードなのでステータスが高く、プライベートでもビジネスでも便利に役立ってくれます。以前は日本国内では使えない店舗もありましたが、JCBと提携した後はほとんど問題なく利用できるようになりました。年会費はかかりますが、旅行のサービスが充実していたりポイントの有効期限が無期限など、メリットの多いカードでとなっています。
ダイナーズクラブ(Diners Club)
ダイナーズクラブはステータスの非常に高い国際ブランドなので、世界中を飛び回って活躍している方や富裕層に愛用者の多いカードです。持っているだけで価値があるともいえるのですが、意外に加盟店が少なく、利用しやすさではビザやマスターカードよりも劣ります。ただし無料でダイナーズクラブ専用のマスターカードをコンパニオンカードとして発行できるので、それを使えばダイナーズクラブカードの弱点をしっかりと補うことができます。
ギンレン(銀聯)
中国発の国際ブランドで、世界的にはユニオンペイ(UnionPay)というブランド名で知られています。中国人観光客の増加に合わせて日本でも加盟店が増えてきており、現在では家電量販店や百貨店、ホテル、コンビニ、大型スーパーでも利用できるようになってきています。中国国内で圧倒的に普及しているので、中国に行く時に持っていると便利。日本で作りたい場合は三井住友カードが発行する「三井住友銀聯カード」が一番有名です。
ディスカバーカード
ディスカバーカードはアメリカ発のクレジットカードです。残念ながら現在、日本国内でディスカバーカードを発行しているクレジットカード会社はありません。ただしもし海外発行のディスカバーカードを持っている場合、JCB加盟店、銀聯加盟店、Diners Club加盟店で使用することができます。
よくある質問
VISAとは?
世界中でシェアナンバーワン、知名度も世界一の国際ブランドカードです。クレジットカードやデビットカード、プリペイドカードなどがあります。
VISAとMastercardはどっちがいい?
世界シェアで選ぶならVISAですが、Mastercardは為替の換算レートが1番良いですし、海外によく行かれる方は使いやすいです。また日本のコストコで利用できるのはMastercardだけ。どちらか選びきれない人はデュアル発行に対応している三井住友カードや、1枚目がVISAなら2枚持ちが可能となっている楽天カードを検討するのも手です。
VISAカードを使ってオンラインで支払うには?
対象商品をクリックして精算画面に進み、配送先などを入力、決済方法からクレジットカードを選びます。カード会社を選択し、クレジットカード情報(会員番号・名義・有効期限・セキュリティコード)を入力、決済を確定すると支払いは完了です。
VISAの支払いをVISAプリペイドカードで支払える?
基本的にカード利用代金の支払いは、指定の口座からの自動振替となっています。
VISAデビットカードの使い道は?
デビットカードは、使いたい金額だけ入れておけばいいので、使い過ぎを防ぎたいときや計画的にお金を使うのに適しています。コンビニやスーパーなどでの日常の買い物やインターネットショッピングでの利用、海外ATMで現地通貨を引き出すのにも安全で便利です。
VISAデビットカードの解約方法は?
契約した銀行に電話で問い合わせるか、直接窓口まで行って解約手続きをとることになります。
VISAデビットカードを店頭で使うには?
店頭の場合は、レジで「ビザで」と伝えます。カードを端末に差し込み、クレジット払いと同じ操作を行います。ただし支払回数は1回払いのみとなります。オンラインで利用する場合は、決済時にクレジットカードの支払情報入力画面でカード番号や氏名などを入力します。また不正利用を防止のため、VISA認証サービスに参加しているオンラインストアでは追加認証を求められることがあります。
VISAデビットカードを申し込むには?
VISAデビットを取り扱っている銀行で手続きします。住信SBIネット銀行、楽天銀行、ソニー銀行、三井住友銀行、ジャパンネット銀行、SMBC信託銀行、イオン銀行、りそな銀行、ゆうちょ銀行、スルガ銀行、三菱UFJ銀行などでの取り扱いがあります。
VISAクレジットカードの入手方法は?
作りたいクレジットカードを選び、インターネットで申し込む場合はカードを発行している会社の公式サイトにアクセスします。申し込みページで必要項目を入力後、支払い口座を設定、審査に通ればカードが郵送されてきます。事前に本人確認書類と利用代金の支払い口座を準備しておくと手続きがスムーズです。なお、店頭での申し込みはできるところとできないところがあります。
オンラインでVISAデビットカードを申し込むには?
VISAデビットを取り扱っている銀行の公式サイトにアクセスすれば、カードを作るための専用ページが設けてありますので、そこで手続きを取ることができます。デビットカードはその銀行の口座を持っていればすぐに申し込みできますし、もし持ってない場合でも口座開設と一緒に申込むことが可能です。