コインチェック(Coincheck)
コインチェックは日本の大手仮想通貨取引所です。ビットコインを始めとする多くの仮想通貨を安全に売買することができる暗号資産(仮想通貨)交換業者となっています。
ここではコインチェックの特徴や登録方法、使い方、安全性、評判、そしてメリット・デメリットなども含めて、できるだけわかりやすく解説していきます。(2023年8月更新)
コインチェックとは
コインチェック(Coincheck)は2014年8月にサービスが開始された日本の仮想通貨業者です。扱っている仮想通貨の種類が多く、サイトやアプリがわかりやすくて使いやすいことから非常に評判の良い取引所となっています。
コインチェックの特徴
コインチェックの主な特徴を見てみましょう。
取り扱い通貨が豊富
全22種類の仮想通貨を取り扱っており、他の取引所ではあまり見ない通貨の売買も可能です。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- イーサリアムクラシック(ETC)
- リスク(LSK)
- リップル(XRP)
- ネム(XEM)
- ライトコイン(LTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- モナコイン(MONA)
- ステラルーメン(XLM)
- クアンタム(QTUM)
- ベーシックアテンショントークン(BAT)
- アイオーエスティー(IOST)
- エイジコイン(ENJ)
- パレットトークン(PLT)
- サンド(SAND)
- ポルカドット(DOT)
- フィナンシェトークン(FNCT)
- チリーズ(CHZ)
- チェーンリンク(LINK)
- メイカー(MKR)
- ダイ(DAI)
初心者でも使いやすい
コインチェックのサイトもアプリも、非常に使い勝手が良いように設計されています。取引ボタンの配置などがわかりやすいので、初心者でも戸惑うことなく操作が可能。取引画面や価格推移をグラフで表示するチャート画面もとても見やすく仕上がっているので、仮想通貨の現状把握が簡単です。また、登録も即座に行えるので最短1日で取引が始められます。
取引所と販売所がある
仮想通貨の取引所と販売所の2つのサービスがあるので、購入の使い分けが可能です。取引所の取引手数料は無料ですし、500円からビットコインが買えるのも魅力!
国内ナンバーワン
アプリダウンロード数国内No.1!ビットコイン現物取引高2ヶ月連続「国内No.1」を獲得し、暗号資産交換業で初めてカスタマーサポート対応において最高評価の三つ星を獲得しています。
信頼できる
コインチェックは東証一部上場企業のマネックスグループの子会社でもあり、社会的信頼度も厚い取引所です。運営会社がしっかりしており、ハッキングに強いシステムを構築、セキュリティ対策も万全なので安心して利用することができます。
コインチェックの運営会社と安全性
Coincheck(コインチェック)は東京を拠点とするコインチェック株式会社によって運営されています。創業者がプログラマーということもあり、アプリの操作性において定評のある会社として名を馳せるようになりました。
2018年4月にはネット証券大手の一つであるマネックスグループの傘下となり、2019年1月には金融庁に仮想通貨交換業者として登録、また、金融庁認定の仮想通貨自主規制団体である「日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)」から第一種会員として加盟が認められている、非常に信頼性の高い会社となっています。取引の安全性を維持し、さらに高めるために、以下のような取り組みを行なっています。
- 仮想通貨業界の監視
- 法律の遵守
- コンプライアンス体制の強化
- 顧客資産分別管理の実施
- 財務情報の開示
- セキュリティ対策
具体的なセキュリティ対策としては、「コールドウォレット」「マルチシグ」「二段階認証」「SSL(Secure Sockets Layer)」などが挙げられます。ハッキングや不正出金の防止、取引データの漏洩や個人情報が抜き取られる可能性を極限まで下げ、さらに会社の財務情報を開示していくことで透明性を高め、安心して取引できる環境づくりに多大なコストをかけて保ち続けています。
会社名 | コインチェック株式会社(英語表記:Coincheck, Inc.) |
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住所 | 〒150-0044 東京都渋谷区円山町3-6 E・スペースタワー12F |
設立 | 2012年8月28日 |
資本金 | 100百万円 |
代表取締役 | 蓮尾聡 |
暗号資産交換業者登録番号 | 関東財務局長 第00014号 |
問い合わせ |
コインチェックの登録方法
口座開設はスマホアプリまたはパソコンから行うことができます。20歳未満の方、75歳以上の方、日本国外に居住の方は登録できませんのでご注意ください。
基本的に以下の3ステップが大まかな登録の流れとなります。
アカウントの開設
- 公式サイトにアクセス
- アカウント登録ページでメールアドレス、パスワードを入力
- 「アカウント作成」ボタンをクリック
- メールが届くので、そのメールに記載されているURLをクリック
- アカウント登録が完了
SMS認証
- アカウントにログイン
- 「本人確認書類を提出する」をクリック
- 表示される欄に携帯電話の番号を入力
- 「SMSを送信する」ボタンをクリック
- 携帯電話に6桁の「認証カード」が記載されたメッセージが届く
- コインチェックのサイトに戻って「送信された認証コード」に入力
- SMS認証が完了
本人確認
- 運転免許証、パスポートなどの顔写真付き身分証明書をアップロード
- アップロードした本人確認書類を手に持って自分撮りする
- その自分撮り写真もアップロード
- 後日コインチェックから住所確認のためのはがきを受け取る
以上で手続きが完了し、コインチェックの全ての機能が利用できるようになります。
コインチェックの使い方
コインチェックで仮想通貨の取引を行うには、まず登録をして取引用の口座を開設します。そしてSMS認証をして本人確認を済ませたら、次は仮想通貨を購入する段階に入ります。
仮想通貨を購入するためには、コインチェックの口座に日本円を入金する必要があります。例えば銀行振込で入金をする場合は以下のような手順となります。
- コインチェックにログイン
- 「日本円を入金する」を選び、振込先の口座情報を確認
- 確認した口座に振込を行う
- コインチェックのサイト上で入金を確認
- 仮想通貨が購入可能となる
- 好きな仮想通貨を購入する
- ウォレットに保存
販売所と取引所の違い
コインチェックで仮想通貨を購入するには、販売所を利用する方法と取引所を利用する方法の2パターンがあります。
販売所はコインチェックとユーザーが取引をする場所で、コインチェックの提示する価格で取引きをします。普通のお店で物を買うように、価格がもう既に決まっているので、自分の欲しい仮想通貨を好きな量だけすぐに売買が可能です。
取引所はユーザー同士が仮想通貨を売買できる場所となっており、板と呼ばれる売買のレートと注文量が書かれた情報を確認しながら他のユーザーと取引きを行います。イメージ的にはフリマのような感じで、必ずしも自分の希望する値段で購入できるとは限りませんが、思ったよりも安く手に入ることもあります。逆に思うようにいかないこともあり、手に入れるまで待たないといけないこともあります。なお、取引所ではビットコイン(BTC)、ファクトム(FCT)、イーサリアムクラシック(ETC)、モナコイン(MONA)、パレットトークン(PLT)のみを取り扱っています。
慣れないうちはいろいろ戸惑うことも多いと思うので、初めは販売所で手堅く売買し、慣れてきたら様子を見ながら取引所を使っていくのがベストだといえるでしょう。
仮想通貨の購入方法
パソコンを使って買う方法とアプリ(iPhone、Android)を使って買う方法を説明します。
パソコンの画面から購入する方法
- コインチェックの取引画面にログイン
- 「ウォレットページ」から「コインを買う」をクリック
- 購入したい通貨と数量を指定
- 「購入する」をクリックすれば完了
アプリ(iPhone)で購入する方法
- アプリを立ち上げる
- 左メニューから「チャート」を選択
- 購入したい通貨を選択
- チャート画面下部の「購入」を選択
- 購入数量を指定
- 「購入」ボタンを押し、確認画面で実行
アプリ(Android)で購入する方法
- アプリを立ち上げる
- 左メニューの「コイン購入」を選択
- 表示されたコインの中から購入したい通貨を選ぶ
- 購入する数量を入力
- 購入金額を確認
- 「購入する」ボタンを押せば手続き完了
日本円の出金方法
日本円の出金はアプリからでもパソコンからでも可能です。本人確認の手続きが完了すれば利用することができます。
アプリの場合は画面下メニュー「入出金」から「銀行口座に出金」、パソコンの場合は画面左メニュー「ウォレット」から「日本円の出金」を選択してください。
はじめて出金する場合、新しい口座に出金したい場合は、出金先口座の登録が必要となります。
コインチェックの手数料
アカウント作成手数料 | 無料 |
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取引手数料 | 無料 |
仮想通貨送金手数料 | ビットコイン(BTC):0.0005 BTC イーサリアム(ETH):0.005 ETH イーサリアムクラシック(ETC):0.01 ETC リスク(LSK):0.1 LSK リップル(XRP):0.15 XRP ネム(XEM):0.5 XEM ライトコイン(LTC):0.001 LTC ビットコインキャッシュ(BCH):0.001 BCH モナコイン(MONA):0.001 MONA ステラルーメン(XLM):0.01 XLM クアンタム(QTUM):0.01 QTUM ベーシックアテンショントークン(BAT):130.0 BAT アイオーエスティー(IOST):1.0 IOST エンジンコイン(ENJ):54.0 ENJ パレットトークン(PLT):274.0 PLT サンド(SAND):42.0 SAND ジム(XYM):1.0 XYM ポルカドット(DOT):0.1 DOT フレア(FLR):0.1FLR フィナンシェトークン(FNCT):19343.0 FNCT チリーズ(CHZ):223.0 CHZ チェーンリンク(LINK):3.0 LINK ダイ(DAI):25.0 DAI メイカー(MKR):0.038 MKR |
入金手数料 | 銀行振込(日本円):無料(振込手数料はユーザー負担)
|
仮想通貨入金手数料 | 無料 |
日本円出金手数料 | 407円 |
ユーザー間の送金手数料 | 無料 |
コインチェックのスマホアプリ
コインチェックにはスマホ用のアプリが用意されています。仮想通貨の売買や送金はもちろん、残高の確認や取引履歴の確認、そして仮想通貨の価格や変動率を確認できるウィジェット機能もついているので非常に便利。
Android用とiPhone用があるので、Androidをお使いの方はGooglePlayから、iPhoneをお使いの方はAppStoreからダウンロードして利用してください。もちろん無料で使用できます!
メリット・デメリット
コインチェックの良さはなんといってもアプリの使いやすさ。初心者でも問題なく使えるユーザビリティはさすがです。
デメリットとして挙げているハッキングの問題についてですが、事件が起こった際、迅速な対応がとられてすべて円満に解決しています。現在は大幅なセキュリティの改善と安全対策の強化が行われているので、安心して使って大丈夫です。
メリット👍 | デメリット👎 |
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サイトが見やすい | 取引所で扱っている仮想通貨は5種類のみ |
アプリが使いやすい | アプリでは取引所が使えない |
取り扱っている仮想通貨が豊富 | ハッキング被害にあった過去がある |
セキュリティが高い |
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運営会社がしっかりしている |
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コインチェックの退会方法
コインチェックを退会したい場合は自分で手続きを取ることができます。パソコンでログインし「 基本設定の変更 」より行えば、翌営業日に退会完了となります。
いったん退会するとログインできなくなるので、退会申請する前にマイページでアカウントの資産をゼロにし、取引履歴(CSVファイル)を取得しておくようにしておきましょう。
まとめ
仮想通貨を始めるには取引所選びが非常に重要ですが、コインチェックは国内ではかなり優秀な大手の取引所です。使い勝手のいいアプリがあるのでスマホ一つで資産の動きを管理できるのも便利ですし、初心者でもストレスなく安心して利用できます。
これからビットコインを使ってみたいと考えている人は、コインチェックに思い切って口座を開設してみるとよいでしょう!
よくある質問
コインチェックは違法ではありませんか?
コインチェック(Coincheck)は金融庁に仮想通貨交換業者として登録されているサービス業者です。運営会社は東証一部上場企業のマネックスグループの子会社でもあり、信頼性の高い企業によって管理されているので違法性や詐欺などの心配は一切ありません。
コインチェックではアカウント作成に費用がかかりますか?
いいえ、アカウント作成は無料でできます。
コインチェックは誰でも使えますか?
いいえ、残念ながら20歳未満の方、75歳以上の方、日本国外に居住している方はアカウントを登録することができません。
日本円の出金にかかる時間は?
通常、出金申請日を除く2銀行営業日後の反映予定となっています。
コインチェックがおすすめな理由は?
コインチェックは仮想通貨の種類が多く、サイトが見やすく、アプリが便利で初心者でも使いやすい点がおすすめの理由です。
口座開設でわからないことがあるのですが?
コインチェックでは口座開設に関する日本語での電話サポートが用意されています。問い合わせ電話番号は0570-066080、受付時間は平日9時から6時となっています。