横浜スタジアム
横浜スタジアムは神奈川県横浜市の横浜公園内にある日本初の多目的スタジアムです。通称「ハマスタ」。プロ野球 セ・リーグの「横浜DeNAベイスターズ」の本拠地で、高校野球夏の大会や音楽の野外コンサートやイルミネーションの会場として利用されています。JR根岸線「関内駅」南口を出ると目の前がスタジアムというアクセスの良さで、スタジアム周辺には横浜中華街や山下公園、赤レンガ倉庫などの観光スポットが隣接しています。
基本情報
横浜スタジアムのルーツは横浜港が開港した1859年に遡ります。現在の横浜スタジアムがある横浜公園は当時沼地で、1866年の火事を機に幕府と外国行使団との間で結ばれた契約によって「彼我公園」が完成、1874年にクリケット場などが設けられたのがきっかけとなっています。1896年に旧制第一高等学校−横浜在住米国人チームの国際野球試合が行われ、以後、「横浜公園」と改称された広場に「横浜公園球場」が建設。太平洋戦争を経て、「ゲーリック球場」「横浜公園平和球場」と名前を変え、アマチュア野球の舞台となりました。
1948年に日本プロ野球初のナイトゲームを開催。そして1978年に大洋の横浜移転を機に完成したのが「横浜スタジアム」です。近年はボールパーク化が進み、2021年には第32回オリンピックの野球、ソフトボールの会場としても使用されました。シンボルマークは1977年に一般公募し、最優秀の作品が採用されたもの。イメージは、「空を飛ぶかもめに円をあしらい、かもめは円形の球場と横浜の頭文字(Y字)を表現し、円は野球をはじめとした球技をあらわしている」といったもので、多目的球場にふさわしいスポーツ施設のデザインとなっています。
名称 | 横浜スタジアム(Yokohama Stadium) |
設立 | 1977年2月19日 |
所在地 | 横浜市中区横浜公園 |
事業主 | 株式会社横浜スタジアム |
最大収容人数 | 55,000人 |
電話番号 | 045-661-1251 |
公式サイト |
沿革
1976年
発起人初顔合わせ会で実現に踏み出す
1977年
2月に株式会社横浜スタジアム設立、4月に新球場の工事着工
1978年
4月4日に日本初の多目的スタジアムが横浜大洋対巨人でこけら落し
1993年
横浜大洋ホエールズから横浜ベイスターズに名称を変更
1998年
横浜ベイスターズが38年ぶりの日本一に輝く
2008年
球場開場30周年を迎える
2012年
横浜ベイスターズから横浜DeNAベイスターズに名称を変更
2015年
ナイター照明を屋外スタジアムの設備として日本で初めてLED化し、「第34回 日本照明賞」を岩崎電気株式会社と共同で受賞
2017年
横浜スタジアム増築・改修工事起工式
2018年
球場開場40周年を迎える
2020年
横浜スタジアム増築・改修工事竣工
2021年
第32回オリンピック競技大会(2020/東京)のソフトボール・野球競技の会場として、日本代表の金メダル獲得の舞台となる
主なイベント
横浜スタジアムは野球の試合だけでなくコンサートの会場としても有名で、過去にはマドンナやマイケル・ジャクソン、ティナ・ターナーといった伝説的アーティストがここでコンサートを行いました。オーストラリアン・フットボールが行われた際には、発祥の地であるオーストラリア本土以外で行われた試合の中では最大規模の観客を動員。現在、横浜スタジアムでは、野球をきっかけに集い、世代を問わず楽しめる場所を作りたいという想いから、「コミュニティボールパーク」化構想をすすめており、球場内に限らず球場の外でも試合の雰囲気を楽しむことができるよう、そして野球を知らない人にも気軽にスタジアムに足を運んでもらえるよう、プロ野球でのファミリー向けのイベントやスタジアムグルメ、来場者無料配布プレゼントなど、様々な企画を開催しています。
バックスクリーン下に設けられた「DREAM GATE STAND(ドリーム・ゲート・スタンド)」は、試合の観戦チケットが無くても球場の外から選手の練習風景を見学したり、球場内の熱気を味わったり写真を撮ることができるコンテンツ。また、ナイター公式戦開催日の朝7:00~8:30に、グラウンド内でキャッチボールができる「DREAM GATE CATCHBALL(ドリーム・ゲート・キャッチボール)」を開催しており、入場無料で球場の雰囲気を感じながらキャッチボールが楽しめます。他にも、横浜スタジアム外周にはグッズショップやキッチンカーの並ぶ「BAYガーデン」が営業中。試合前には球団マスコット&dianaによるステージイベントが行われる他、横浜公園の遊具が隣接しているので野球までの待ち時間も飽きることなく楽しめるようになっています。
会場の特徴
どんぶりを傾けたような外観と、横浜のイニシャル「Y」を模した逆三角形の6基の照明塔が特徴。2003年からロングパイル人工芝「フィールド・ターフ」を、日本の屋外球場で初めて採用しました。
1978年の落成時には日本のプロ野球本拠地球場の中で両翼までの距離が最も広い球場でしたが、東京ドームや福岡ドームの建設、MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島の建て替えや明治神宮野球場、阪神甲子園球場の大改修などが行われた結果、現在では逆に距離が最も狭い球場となっています。
スタジアム内にはフードショップが充実しており、横浜DeNAベイスターズの若手選手が生活する青星寮で食べられる「青星寮カレー」や程よい酸味とちょっぴり甘めのシロップで仕上げた名物「みかん氷」などを楽しむこともできます。
利用ガイド
アクセス方法
横浜スタジアムへの行き方は以下の通りです。
【電車を利用する場合】
- JR根岸線「関内駅」南口より徒歩2分
- JR根岸線「石川町駅」北口より徒歩5分
- 横浜市営地下鉄「関内駅」1番出入口より徒歩3分
- みなとみらい線「日本大通り駅」2(スタジアム口)より徒歩3分
【バスを利用する場合】
横浜市営バスにて「横浜スタジアム前」下車。停車する系統は、21系統、99系統、101系統、105系統、106系統、158系統です。市営バスの詳細は横浜市交通局のサイトをご覧ください。https://www.city.yokohama.lg.jp/kotsu/
【車を利用する場合】
- 高速神奈川1号横羽線「横浜公園」出口下車すぐ
- 高速神奈川3号狩場線「阪東橋」出口下車 5分
横浜スタジアムには駐車場はありませんので、周辺の駐車場をご利用ください。イベント開催日は周辺道路の混雑が予想されるので、なるべく公共交通機関を利用してください。
フロアマップ
横浜スタジアムでは「青星寮カレー」や「ベイカラ」、「球団オリジナル醸造ビール」、「オリジナルレモンサワー」等といったオリジナルフードを楽しむことができます。なお、「B Original Food Base」ベイスターズオリジナルフードには「ハマスタモバイルオーダー:HaMaMo!」という、注文窓口に並ぶことなく、スマホでオーダーして受け取りに行くだけの便利なオーダーシステムも用意されています。
1階
- インフォメーションセンター(プロ野球等開催時のみ)
- チケット売場
- BALLPARK BURGER &9
- オフィシャルショップBAYSTORE PARK
- 個室観覧席
- 総合サービスセンター
- 交通系電子マネーチャージ機
- AED
- キッズパーク
2階
- オフィシャルショップBAYSTORE HOME
3階
- 個室観覧席
4階
- 個室観覧席
RF
- 個室観覧席屋上
施設サポート
総合サービスセンター
13通路階段下でハマチケの販売、落し物、迷子案内などのサービスを行っています。
ベビーカー預け所
各入場ゲートでスタッフに声をかけてください。
授乳室
総合サービスセンター・キッズパーク横、ライト8ゲート前、インフォメーションセンター内、ライトウイング4階、レフトウイング4階に授乳室を設置。おむつ交換台シートもあります。スタッフに言えばミルク用のお湯を貰うことも可能です。
キッズパーク
13通路階段横・総合サービスセンター隣りに小さな子供が遊べるスペースが用意されています。積み木や絵本などのおもちゃも完備。
エレベーター
最寄り駅から球場のゲートまではスロープの利用可能。「J:COM ベイディスカバリーデッキ」はエレベーターを利用できます。
よくある質問
横浜スタジアムでの野球観戦に食べ物や飲み物を持ち込めますか?
水筒やペットボトル1本程度であれば持ち込むことができますが、食べ物の持ち込みは衛生面上、禁止となってます。ビン・缶は持ち込みできません。
横浜スタジアムを本拠地にしている野球チームは?
横浜DeNAベイスターズです。
横浜スタジアムにコインロッカーはありますか?
横浜スタジアムにはコインロッカーや手荷物の預かり所はありません。