
本記事では、この魅力あふれる北区王子にある飛鳥山公園についてWiki風に紹介しながら、見どころや歴史、観光情報や周辺情報などを詳しく解説していきます。
基本情報
東京都北区に位置する飛鳥山公園(Asukayama Park)は、都会の喧騒を忘れさせてくれる緑豊かな区立公園であり、日本国内でも特筆すべき歴史的背景を持つ特別な空間です。この公園を深く理解する上で欠かせない3つの重要な事実をご案内いたします。
徳川吉宗による庶民の憩いの場
江戸幕府第8代将軍・徳川吉宗の命により、多くの桜が植樹されました。当時、特権階級だけでなく、「庶民のための行楽地」として開放・整備された稀有な歴史的背景を持っています。現代まで続くお花見文化の先駆けといえる場所です。
日本最古の公立公園
1873年(明治6年)、上野公園などと共に「日本で最初の公園」の一つとして正式に指定されました。日本の近代的な都市公園制度におけるパイオニアとしての役割を果たした、記念碑的なスポットです。
渋沢栄一が愛した拠点
「近代日本経済の父」と称される渋沢栄一が晩年を過ごした邸宅跡を含んでいます。園内の「渋沢史料館」や、国の重要文化財に指定された大正時代の建築(晩香廬・青淵文庫)は、当時の面影がそのまま残る、とても貴重な場所なんです。
広大な敷地には豊かな自然、歴史的建造物、そして地域の文化を発信する博物館群が共存しており、ただの憩いの場にとどまらない、学びと発見に満ちた総合的な観光スポットとして機能しています。花と自然に囲まれた北区飛鳥山公園は、週末の訪問には最適なエリアとして多くの人々に愛されています。
✔️ 名称 | 飛鳥山公園(あすかやまこうえん) |
|---|---|
👉 分類 | 区立公園・歴史公園 |
📍 住所 | 東京都北区王子1-1-3 |
📅 開園 | 1873年(明治6年)指定 |
🤝 運営者 | 東京都北区(一部施設は指定管理者等が運営) |
🌐 公式サイト |
公園の概要

公園の概要飛鳥山公園
飛鳥山公園のルーツは、江戸幕府第8代将軍・徳川吉宗が主導した「享保の改革」にあります。当時、桜の名所だった寛永寺などは徳川家の菩提寺として格式が高く、庶民が酒宴を楽しむことは厳しく制限されていました。こうした閉塞感を打破しようとした吉宗は、身分を問わず誰もが羽目を外して楽しめる場所として飛鳥山を整備。1720年頃から1,270本もの苗木を植え、自ら宴席を設けてプロモーションを行うなど、江戸随一の行楽地としての基礎を築きました。
現在も約650本のソメイヨシノが春を彩るほか、初夏には線路沿いの「飛鳥の小径」に美しい紫陽花が咲き誇り、都内屈指の名所として親しまれています。面白いことに、「飛鳥山」という名前でありながら国土地理院の地形図には単独の山名として記載がなく、正確な標高も測定されていないという不思議な側面を持っています。それでも「鉄道唱歌」に詠われるほど人々に愛されてきたこの丘は、古くから日本の文化に深く根付いてきました。
1873年(明治6年)には日本最初の公園の一つとして正式に指定され、近代日本経済の父・渋沢栄一が邸宅を構えるなど、日本の近代化を見守る拠点ともなりました。その歴史的な地上風景とは対照的に、地下には東京メトロ南北線や首都高速の飛鳥山トンネルが貫いており、江戸からの伝統と現代の都市機能が立体的に交差しています。伝統的な情緒とアクセス利便性が共存する、まさに東京を象徴するような場所です。
公園の歴史

明治時代のアスカヤマ公園
飛鳥山公園は、江戸時代の桜の名所として始まり、鉄道の発展や文化施設の整備を経て、歴史と暮らしが重なる都内有数の公園へと発展してきました。
江戸の遊び場から始まった、飛鳥山公園の歴史の第一歩
飛鳥山公園の歴史の幕開けは、18世紀前半の江戸時代にまでさかのぼります。第8代将軍・徳川吉宗が「享保の改革」の一環として、この地に1,270本もの桜を植えたことが全ての始まりでした。当時、格式高い寺社での花見は厳しい規律に縛られていましたが、吉宗はあえて身分を問わず「無礼講」で宴会を楽しめる開放的な行楽地としてここを整備しました。吉宗自らが現地で宴席を設けてアピールしたこともあり、江戸随一の桜の名所として、浮世絵にも描かれるほどの人気を博したのです。
鉄道の開通と、王子駅の利便性向上
明治時代に入ると、1873年(明治6年)に日本最初の公園の一つとして正式に指定され、日本の公園制度の先駆けとなりました。大きな転機となったのは1883年の鉄道開通です。王子駅は交通の要衝としての顔を持つようになりました。駅と公園が隣接したことでアクセスは飛躍的に向上しましたが、その一方で、線路への危険を防ぐために江戸時代からの名物だった「かわらけ投げ」が禁止されるなど、時代の変化とともに楽しみ方も洗練されていきました。
渋沢栄一の遺志を継ぐ、現在の王子飛鳥山公園
戦後、近代日本経済の父・渋沢栄一の旧邸宅跡地が公園に組み込まれたことで、飛鳥山公園はさらなる進化を遂げます。1990年代には「3つの博物館」がオープンし、単なる行楽地から、地域の歴史や文化を学べる教育拠点としての価値も高まりました。2009年にはモノレール「アスカルゴ」も運行を開始。江戸時代からの情緒と、現代のバリアフリーや都市機能が融合した場所として、今もなお多くの人々に親しまれ続けています。
公園の見どころ

飛鳥山公園に桜と鉄道を見に行った 2018
広大な敷地を誇る飛鳥山公園には、自然、歴史、文化、そして遊びと、多様な魅力が凝縮されています。飛鳥山公園の見どころとして絶対に外せない主要なエリアを巡ることで、日本の観光資源が持つ深いポテンシャルを存分に感じていただけるはずです。
桜のお花見

飛鳥山公園桜のお花見
飛鳥山公園は桜のシーズンになると、園内の散策路は桜の花びらが舞う幻想的なピンクのトンネルへと姿を変えます。日本の伝統的な「お花見」文化を体現する場所として、多くのグループがブルーシートを広げてピクニックを楽しみ、和やかな笑い声が絶えません。飛鳥山公園の桜の美しさは、単に樹木が多いだけでなく、地形の起伏を活かした立体的な景観にあります。
子供たちに圧倒的な支持を得ているのが中央の児童エリアです。ここには、お城を模した巨大なコンクリート製遊具や、長い滑り台があり、常に元気な歓声に包まれています。また、自然の花々に囲まれながら、本物の蒸気機関車や路面電車を展示した広場もあり、これらは実際に中に入って遊ぶことができる「体験型の遊び場」として、次世代のファンを育む貴重な場所となっています。
飛鳥山3つの博物館

紙の博物館
教育と文化の拠点として、飛鳥山公園内の博物館の存在は欠かせません。園内には以下の3つの専門施設が隣接しており、共通チケットで一日中楽しむことができます。
紙の博物館
紙の博物館は、世界でも稀な紙専門の総合博物館です。かつて王子が日本の洋紙製造の発祥地であった歴史を背景に、和紙の歴史から現代の製紙技術までを網羅的に展示しています。週末に開催される「紙すき教室」は、牛乳パックからハガキを作る体験が子供たちに大人気で、環境教育の場としても高い評価を得ています。
北区飛鳥山博物館
北区飛鳥山博物館は、地元の豊かな歴史、自然、文化を紹介しています。展示は、この地がかつて海であった時代から、縄文時代の貝塚、江戸時代の花見、そして近代の産業発展までを時間軸に沿って解説しており、地域のアイデンティティを深く理解できる構成となっています。
渋沢史料館
日本の近代社会を築いた渋沢栄一の生涯と業績を伝える施設です。彼がなぜこの飛鳥山を終の棲家に選んだのか、その思想の背景を多くの資料から探ることができます。
旧渋沢庭園

飛鳥山公園旧渋沢庭園
園内の南東側に位置するこの庭園は、渋沢栄一がかつて居住した「曖依村荘(あいいそんそう)」の跡地です。1992年から北区が管理を行っており、当時の面影を色濃く残す美しい和の庭園を、無料で散策することができます。
特に注目したいのは、国の重要文化財である「晩香廬」と「青淵文庫」です。晩香廬は、丈夫な栗材を用いた山小屋風の木造建築で、渋沢の喜寿を祝って清水組から贈られました。内部にはハート型の意匠や動植物のモチーフが隠されており、設計者の遊び心を感じさせます。一方、青淵文庫は傘寿と子爵昇爵を祝って寄贈されたレンガ造りの書庫兼接客施設で、美しいステンドグラスや家紋をあしらったタイルが建物全体に華やかさを与えています。これらの飛鳥山公園に残る遺産は、当時の社交界の熱量を今に伝える貴重な舞台であり、観光客にとって必見のスポットです。
歴史的車両

飛鳥山公園国鉄D51形蒸気機関車 853号機
飛鳥山公園が鉄道ファンや子供たちにとってのパラダイスともいえるのが、屋外に展示されている2台の歴史的車両です。これらは、2005年のリニューアル時に屋根が設置され、保存状態が大幅に改善されました。
国鉄D51形蒸気機関車 853号機
1943年に製造され、1972年まで活躍した「デゴイチ」です。その重厚感あふれる姿は、日本の高度経済成長期を支えた物流のシンボルとしての風格を漂わせています。
東京都交通局6000形電車 6080号
1949年に製造された黄色い車体の都電です。実際に車内に入ることができ、かつての運転台や座席の雰囲気を味わいながら、ノスタルジーに浸ることができます。
これらの車両が置かれた広場は、飛鳥山公園における世代を超えた交流の場として、温かみのある雰囲気を醸し出しています。
石碑

石碑飛鳥山公園
飛鳥山公園の園内には歴史を刻む重要な石碑が点在しており、それぞれが飛鳥山の異なる側面を物語っています。
飛鳥山碑
1737年に建立された、飛鳥山の由来を記した巨大な碑です。碑文は極めて難解な漢文で書かれており、江戸時代にはその読みにくさから「不読碑」として知られるほど有名になりました。
桜の賦の碑
1881年に建立されたこの碑は、幕末の思想家・佐久間象山が詠んだ詩「桜賦」を、その弟子である勝海舟の意向によって形にしたものです。桜の美しさを愛国心に例えた象山の志が刻まれています。
船津翁の碑
農業発展に多大な貢献をした船津伝次平の功績を称え、1899年に建立されました。駒場農学校や西ヶ原の農事試験場での彼の献身的な指導を今に伝えています。
古墳

古墳飛鳥山公園
意外と知られていませんが、飛鳥山公園には古墳があります。それが「飛鳥山古墳群」です。園内には少なくとも5基の円墳が存在し、1989年と1991年の発掘調査によってその実態が明らかになりました。
特に「1号墳」は直径31メートルに及ぶ大規模なもので、内部には凝灰岩を用いた横穴式石室が構築されていました。出土した土師器や須恵器、馬具などの遺物から、古墳時代後期から終末期にあたる6世紀末から7世紀初頭のものと推定されています。学術的な価値も高く、考古学ファンにとっても重要なエリアです。
飛鳥山公園モノレール

飛鳥山公園モノレールに乗ってきた。
飛鳥山公園の入り口に立つと、まず目に飛び込んでくるのが、丸みを帯びた可愛らしい機体「あすかパークレール」。かたつむりに似たその姿から「アスカルゴ」の愛称で親しまれています。、全国でも珍しい無料のモノレールなんです。
「アスカルゴ」の魅力と特徴
公園入り口から山頂までの高低差は約18m。歩けば少し息が切れるような急坂も、アスカルゴなら大きな車窓から景色を眺めている間に到着します。冷暖房完備の快適な車内は、車椅子やベビーカーを利用される方、そして小さなお子様連れのご家族にとっても、公園散策をぐっと身近なものにしてくれます。
10:00から16:00の間、約4分間隔で運行されており、料金は無料。予約も不要で、思い立った時にいつでも乗車できます。眼下を走る路面電車(都電荒川線)を眺めながら、ゆっくりと坂を登る時間は、都会の喧騒を忘れさせてくれるはずです。
イベント

北区さくらSA-KASOまつり
飛鳥山公園のイベントの目玉といえば、何といっても春に開催される桜祭り「北区さくらSA-KASOまつり」です。この期間、園内には多くの出店が並び、特設ステージでは郷土芸能やパフォーマンスが披露され、地域一体となって桜の開花を祝います。特に夜間のライトアップは幻想的で、昼間とは一味違うロマンチックな雰囲気を楽しむことができます。
また、2023年には公園指定150周年を記念した「飛鳥山150周年プロジェクト」が始動しました。このプロジェクトでは、焚き火を囲むイベントや、江戸時代の伝統的な遊びを体験する「昔遊び」など、公園の新しい活用方法を探るユニークな試みが数多く実施されました。さらに、渋沢栄一にちなんだ「夢を叫ぼう」といったユニークなイベントや、ナイトランニング、防災教育プログラムなども行われ、地域のつながりを深める現代的な交流拠点としての機能を強化しています。
北区さくらSA-KASOまつり以外にも、各博物館での特別展やワークショップが定期的に開催されており、一年を通じていつ訪れても新鮮な体験が待っています。
周辺のランチ・カフェ情報

飛鳥山公園 (エプロンマーク)
飛鳥山公園の散策の疲れを癒し、お腹を満たすためのグルメも充実しています。
APRON MARK(エプロンマーク)
2023年にオープンした、開放感あふれるビストロです。
地元食材をふんだんに使った「飛鳥山公園ランチプレート」が人気で、おやつブランド「my me mine」のスイーツはテイクアウトして公園でピクニックを楽しむのにも最適です。
石鍋商店
明治20年創業、130年以上の歴史を誇る葛餅の名店。2年の歳月をかけて自然発酵させた葛餅は、唯一無二の弾力と深いコクが自慢です。香ばしいきな粉と秘伝の黒蜜が絡み合う伝統の味は、散策の疲れを優しく癒してくれる、まさに江戸の粋が詰まった至福の和スイーツです。
Trattoria MINORI
「旬を味わう」がコンセプトの本格イタリアン。契約農家直送の新鮮野菜を主役に、炭火焼きやパスタを堪能できます。ランチは前菜・ドリンク付きで満足度も抜群。明るく落ち着いた店内で、カジュアルに美食を楽しめる地元の名店です。
季節の楽しみ「屋台グルメ」
お花見シーズンは多くの屋台が出店し、お祭り気分を味わえます。満開の桜の下、青空を仰ぎながら味わう食事は、この時期だけの贅沢な醍醐味。飛鳥山ならではの春を存分に満喫できます。
散策の疲れを癒やすランチやカフェでの美味しいひとときを、ぜひ楽しんでくださいね。
アクセス

アクセス飛鳥山公園
飛鳥山公園へのアクセスは、都内でもトップクラスの利便性を誇ります。
電車・路面電車でのアクセス
JR京浜東北線
「王子駅」の中央口または南口から出てすぐ目の前です。
東京メトロ南北線
「王子駅」の1番出口から徒歩約3分で到着します。
都電荒川線(東京さくらトラム)
「飛鳥山」停留所、または「王子駅前」停留所から歩いてすぐ。路面電車に揺られてのんびり向かうのも、飛鳥山ならではの楽しみ方です。
バスでのアクセス
地域に密着したコミュニティバスを利用すれば、さらにスムーズに公園入口までアクセスできます。
北区コミュニティバス【Kバス】
「王子・駒込ルート」[8][20]に乗車し、「飛鳥山公園」停留所で下車してすぐです。
駐車場・お車でのアクセス
飛鳥山公園駐車場
飛鳥山公園には専用の駐車場が完備されていますが、入庫ルートには少し注意が必要です。本郷通りの中央分離帯があるため、西ヶ原方面からの左折でしか入れません。王子駅側からお越しの場合は、一度駐車場を通り過ぎてからUターンして戻る形になります。
24時間いつでも利用できますが、イベントなどで臨時休場されることもあるため、お出かけ前に公式サイトを確認しておくと安心です。ただ、収容台数が少ないため、週末や桜のシーズンは午前中にすぐ満車になってしまいます。周辺の駐車場を探す手間を考えると、できるだけ電車やバスを利用するのが一番スムーズかもしれません。
飛鳥山公園駐車場 詳細
👉 収容台数 | 20台程度 |
|---|---|
💴 普通車料金 | 150円 / 30分 |
🚌 大型車料金 | 600円 / 30分(車高250cm以上) |
💪 夜間最大料金 | 450円(18:30〜翌8:30) |
周辺のコインパーキング情報
専用駐車場は20台程度と非常に少なく、週末やイベント時はすぐに満車となります。その際、比較的近くで利用しやすい駐車場は以下の通りです。
パークステーション 飛鳥山公園
公園の西側(滝野川方面)に位置する民間駐車場です。専用駐車場が満車の場合、まずチェックしたい最も近い選択肢の一つです。
タイムズ王子駅南口第2
王子駅の南口付近にあり、公園へのアクセスも良好です。タイムズのリアルタイム空車状況を確認できるため、事前にチェックしておくとスムーズです。
北区立中央公園駐車場
少し距離は離れますが(徒歩圏内)、収容台数に余裕がある場合が多い公共の駐車場です。飛鳥山周辺が混雑しすぎている際の候補として有効です。
開園時間と料金

飛鳥山公園 公園の地図
飛鳥山公園は、年間を通じて24時間いつでも、無料で入園できる開放的なスポットです。お散歩やピクニックなど、用途に合わせて自由な時間に利用できます。
ただし、園内の各施設や乗り物については、それぞれ営業時間が決まっています。
園内主要施設の営業時間・料金
園内の目玉であるモノレールや庭園は、どなたでも無料で利用可能です。
👇 施設名 | 🕒 営業時間 | 💴 料金 |
|---|---|---|
🌳 あすかパークレール(アスカルゴ) | 10:00 〜 16:00 | 無料 |
✔️ 渋沢庭園(旧渋沢家飛鳥山邸) | 9:00 〜 16:30 | 無料 |
博物館の利用料金
歴史や文化を深く知ることができる3つの博物館については、それぞれ入館料が必要です。
👇 施設名 | 🕒 営業時間 | 💴 料金 |
|---|---|---|
🏛️ 北区飛鳥山博物館 | 10:00 〜 17:00 | 300円 |
📜 紙の博物館 | 10:00 〜 17:00 | 400円 |
✔️ 渋沢史料館 | 10:00 〜 17:00 | 300円 |
3つの博物館すべてを巡る場合は、個別で購入するより200円お得な「3館共通券(800円)」がおすすめです。各館の受付で購入いただけます。
飛鳥山公園についての豆知識

浅香山公園に関する事実
この公園には、知っているとより散策が楽しくなるトリビアがいくつかあります。
日本最古の公園のひとつ「150周年記念事業」
飛鳥山公園は1873年(明治6年)、上野公園などと共に日本で初めての公園に指定されました。2023年には開園150周年を迎え、渋沢栄一が愛したこの地の歴史を未来へつなぐ様々な記念事業やリニューアルが行われ、今再び注目を集めています。
23区で2番目に低い山?
飛鳥山は自然に形成された山として、標高は約25.4メートル。港区の愛宕山に次いで「23区で2番目に低い山」と言われています。国土地理院の地図に山名として掲載されていない時期があるなど、地元では「日本一有名な名もなき山」のような愛着を持って語り継がれています。
倍賞千恵子さんの声に癒される「アスカルゴ」
山頂へと結ぶモノレール「アスカルゴ」の車内アナウンスを担当しているのは、北区出身の俳優・倍賞千恵子さんです。柔らかな語り口のアナウンスを聞きながら窓外の景色を眺める2分間は、都会の喧騒を忘れさせてくれる穏やかな時間となります。
公園の地下を貫く「巨大な大動脈」
歴史ある公園の真下には、首都高速中央環状線の「飛鳥山トンネル」が通っています。江戸時代から続く憩いの場の直下を、現代の東京を支える大動脈が貫いているというギャップは、過去と未来が垂直に交差する飛鳥山公園ならではの不思議な魅力ですね。
日本のその他のおすすめ公園

おすすめの日本の公園
日本各地には、飛鳥山公園と同様に歴史と景観を持つ自然に囲まれた素晴らしい公園があります。
- 国営ひたち海浜公園 (Hitachi Seaside Park)
茨城県にあり、春のネモフィラ、秋のコキアで絶景を楽しめます。その広大さと色彩美は、世界中の観光客を魅了しています。
- ジブリパーク(Ghibli Park)
愛知県に位置し、スタジオジブリの世界観を自然の中に再現した全く新しいコンセプトの公園です。
- 上野公園 (ueno park)
飛鳥山公園と共に日本初の指定を受けた公園。東京都にあり、動物園、美術館、博物館が立ち並ぶ文化の集積地です。
これらの公園は、それぞれが地域の文化を反映しており、日本の公園文化の厚みを物語っています。
まとめ
飛鳥山公園は、単なる「桜の名所」という言葉だけでは語り尽くせない、歴史と文化が心地よく重なり合った場所です。
徳川吉宗が江戸の人々のために植えた桜に始まり、渋沢栄一が穏やかに過ごした邸宅の空気感、そして知的好奇心を刺激する3つの博物館。こうした豊かな歴史が、今では王子の街の日常にそっと溶け込んでいます。
都会の忙しさをふっと忘れて、歴史の風を感じながら大人も子供も自分なりの楽しみ方を見つけられる…飛鳥山公園は、訪れるたびに新しい発見をくれる、まさに東京の宝物のような空間です。
よくある質問
飛鳥山公園はどこにありますか?
東京都北区王子1-1-3にあります。JR王子駅や東京メトロ南北線王子駅から徒歩数分という好立地にあり、都心から公園へのアクセスもわかりやすく、交通の便も抜群です。
飛鳥山公園が正式に開園したのはいつですか?
1873年(明治6年)3月25日に、上野や芝、浅草、深川とともに日本最初の公園の一つとして指定されました。
公園の広さはどのくらいですか?
総面積は約7.3ヘクタール(73,000平方メートル)です。起伏に富んだ地形の中に、遊び場や博物館、庭園がバランスよく配置されています。
家族連れや子供向けの施設はありますか?
非常に充実しています。お城を模した巨大な遊具、実際に中に入れる蒸気機関車(D51)や都電の展示、さらには無料のモノレール「アスカルゴ」など、子供たちが一日中遊べる施設が揃っています。
犬やペットを連れて入ることはできますか?
一般的な公園エリア内での散歩は可能ですが、リードの使用が必要です。ただし、旧渋沢庭園や各博物館の建物内、一部の芝生エリアなど、ペットの連れ込みが禁止されている場所もありますので、現地の看板やルールを必ず確認してください。







