森七菜

プロフィール

森七菜（Nana Mori）さんは2001年8月31日、大阪府生まれ大分県育ち。2016年、中学3年生の夏に大分市内で家族と食事をしていたところ、芸能事務所「アーブル」のマネージャーにスカウトされました。元々役者志望であったことから上京して事務所に所属、その後オーディションにてネスカフェのWebCMに出演して芸能活動を開始します。翌年2017年にはAmazonプライム・ビデオ配信の「東京ヴァンパイアホテル」で役者デビューを飾り、同じ年に映画「心が叫びたがってるんだ。」、テレビドラマ「先に生まれただけの僕」と相次いで初出演を果たします。

その後も途切れることなく出演が続き、2018年にはNHKドラマ「やけに弁のたつ弁護士が学校でほえる」でのいじめられ役が業界で評価されます。2020年には映画監督岩井俊二氏に認められ「ラストレター」に出演。また、新海誠氏によるアニメーション映画「天気の子」に主人公とヒロイン声優オーディション2000人以上の中から大抜擢され、着実に実力を付けていきました。そして俳優活動のみならず、映画「ラストレター」の主題歌「カエルノウタ」にて歌手デビューも果たし、その後もCDリリース、ミュージックビデオ出演など音楽活動も精力的に行っています。ソニー・ミュージックアーティスツ所属。

家族は母親と5歳下の弟。小学生の時に両親が離婚し、大阪から母親の故郷大分県に移りました。最初はとまどったものの大分の同級生が親切にしてくれたり、大阪時代の友達と連絡を取り合っていたことで徐々に不安も減っていきます。小学校時代はピアノやダンスを習い、スポーツもサッカー観戦が好きで地元大分のプロチームを熱心に応援していました。中学3年でスカウトされてからは学校生活と上京しての芸能活動で忙しい毎日でしたが、同級生らのサポートもあり、充実した高校生活を過ごして卒業します。大分高等学校卒業後は芸能活動に専念するため大学には進学していません。趣味は筋トレやランニング。独身。

活動歴

森七菜さんは、地元大分で芸能事務所からスカウトされたことがきっかけで芸能界入りし、その後はオーディションにて主要な役を次々と見事なまでに勝ち取っていきました。それではその軌跡を辿ってみましょう。

2016年

地元大分でスカウトされ、東京新宿区の芸能事務所「アーブル」に所属。映画監督、行定勲氏がメガホンを取ったネスカフェのWebCM「ネスカフェゴールドブレンド バリスタi (アイ）」に出演。

2017年

Amazon プライム・ビデオで配信の園子温オリジナルドラマ「東京ヴァンパイアホテル」にて少女・アカリ役に抜擢され役者デビューを果たす。同年7月には映画「心が叫びたがってるんだ。」に映画初出演。10月には日本テレビ系連続ドラマ「先に生まれただけの僕」に初出演、飛躍の年となる。

2018年

岩井俊二監督の映画「ラストレター」にオーディションを経て出演、監督、プロデューサーに絶賛される。同年12月には新海誠監督の「天気の子」ヒロイン天野陽菜役に2000人以上の主人公とヒロイン声優オーディションの中から抜擢される。

2019年

「日経トレンディ」の「来年の顔」に選ばれる。そして、若手女優の登竜門というべき「全国高校サッカー選手権大会」の第15代応援マネージャーに就任。（過去には新垣結衣、広瀬すず、など）

2020年

映画「ラストレター」の主題歌を担当し、ソニーミュージックよりメジャーデビュー。NHK連続テレビ小説「エール」にて主人公の妹役で話題に。TBSドラマ「この恋あたためますか」で連続ドラマ初主演や声優アワード新人女優賞など、数々の出演や受賞で充実した年に。ファースト写真集「Pease」も発売される。

2021年

アーブルを退所後、ソニー・ミュージック・アーティスツと個人業務提携を結ぶ。

2022年

かねてからファンに公言していたライブ、「㐂〜よろこび〜」と題した初ライブが地元大分と東京で開催された。

2023年

是枝裕和監督演出・脚本のNetflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」が配信され、主役を務める。フジテレビドラマ「真夏のシンデレラ」で月9ドラマ初主演を果たす。

2024年

映画「四月になれば彼女は」と写真集「WANDERLUST」が同時進行で同じ監督によって撮影される。ボリビアやチェコなど10か国を21日間で巡った旅の様子が収められた。

代表作品

映画

「四月になれば彼女は」

「銀河鉄道の父」　

「ライアー×ライアー」　

「４６１個のおべんとう」

「青くて痛くて脆い」

「ラストレター」

「地獄少女」

「最初の晩餐」

「天気の子」 

「東京喰種 トーキョーグール【S】」

「心が叫びたがってるんだ。」

「国宝（2025年公開予定」

短編映画・配信映画

「TIFFANY BLUE」

「リトルレター」

「ここではないどこかで」

「パレード」

ドラマ

「東京ヴァンパイアホテル」

「先に生まれただけの僕」

「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」

「獣になれない私たち」

「3年A組－今から皆さんは、人質です－」

「SUIT/スーツ２」

「連続テレビ小説「エール」

「この恋あたためますか」

「世にも奇妙な物語2021秋の特別編」

「逃亡医F」

「舞妓さんちのまかないさん」

テレビMC・ナビゲーター

「森七菜の高校サッカー魂」 (2019年・日本テレビ）

「ZIP!」(2020年・日本テレビ）

「NHKスペシャル」「2030 未来への分岐点」（2021年・NHK）

「胸キュン検定!」 （2021年・TBS）

「めざましテレビ」（2023年・フジテレビ）

テレビCM

「サントリー・南アルプスの天然水」

「ロッテ・クーリッシュ、爽、パイの実、雪見だいふく、など」

「ネスレ・キットカット」

「大塚製薬・オロナミンC」

「フジパン・スナックサンド」

「NTTドコモ・ahomo」

「花王・プリマヴィスタ」

「三井ショッピングパーク・ららぽーと」

「サンヨー食品・サッポロ一番みそラーメン」

「バンダイ・ドラゴンボールスーパーカードゲーム」

ディスコグラフィ・出版

CDシングル

「カエルノウタ」（2020年・映画「ラストレター」の主題歌）

配信限定シングル

「スマイル」（2020年・ボブ・ディランのカバー）

「深海」（2021年・YOASOBI Ayaseのプロデュース）

「背伸び」（2021年・映画監督　新海誠の作詞）

写真集

「Peace」（2020年・撮影：塩原洋、16~18歳までを収めたファースト写真集）

「WANDERLUST」（2024年・撮影：山田智和、チェコなど10か国の旅を収めた写真集）

受賞歴

第45回 エランドール賞 新人賞（2021年）

第44回 日本アカデミー賞 新人俳優賞（2020年「ラストレター」）

第42回 ヨコハマ映画祭 最優秀新人賞（2020年「ラストレター」「461個のおべんとう」）

第12回 TAMA映画賞 最優秀新進女優賞（2020年「ラストレター」「地獄少女」など）

第14回 声優アワード 新人女優賞 (2019年「天気の子」）

七菜さんのとっておき情報

千葉ロッテマリーンズの本拠地、ZOZOマリンスタジアムにて始球式を務めた際には豪快なサウスポー（左投げ）での投球フォームが話題となりました。実は森七菜さんは左利きです。ドラマや映画でもそのシーンは確認されていますが、NHK連続テレビ小説「エール」では食事シーンを右利きで演じていました。シーンや役に合わせて使い分けできるのは元々器用なのと、努力のおかげでしょうか。

まとめ

デビューして半年でオーディションに次々と勝ち抜いていったことから「オーディションにめっぽう強い15歳の新人女優」と、監督やプロデューサーからも常に絶賛されている森七菜さん。小柄な彼女ですが存在感はいつも大きく、今後の活躍からもまだまだ目が離せません。

よくある質問