カウントダウン・ジャパン
カウントダウンジャパン(COUNTDOWN JAPAN)は、ロッキング・オン・ジャパンが企画・主催し、2003年からスタートした日本最大の年越し音楽フェスティバルです。ロックバンドからアイドルまで、幅広いジャンルのアーティストが出演し、4日間でおよそ110組がステージに立ちます。本記事では、カウントダウンジャパンの魅力をWiki風に紹介しながら、イベントに行く前に知っておきたい情報やお得な豆知識をわかりやすく解説します。

カウントダウン・ジャパン
基本情報
カウントダウンジャパンは、大晦日の前後4日間にわたって開催される、日本最大級の年越し音楽フェスティバルです。主催は幕張メッセとJ-WAVE、そして「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」などを手掛ける出版社・ロッキング・オン・ジャパン。2003年の初開催以降、年々観客動員数を伸ばし、近年では1日平均4万人、4日間で約15万人を超える来場者を記録しています。フェスのタイトルには、開催年と翌年の西暦の下二桁が加えられ、たとえば「COUNTDOWN JAPAN 24/25」のように表記されます。(読み方は「にーよん にーごー」)。冬の室内で、音楽とともに新年を迎えられる特別なイベントです。
フェスについて
カウントダウンライブとフェスを同時に楽しめることが魅力であるこのカウントダウンジャパン。会場は千葉・幕張メッセの全ホールを使用し、広大な屋内スペースにロックバンドからアイドルまで、4日間で110組以上のアーティストが集結します。出演者のジャンルはロック、J-POP、アイドル、ヒップホップなど多岐にわたり、音楽好きなら誰もが楽しめる内容となっています。
会場は当初幕張メッセ国際展示場のうち1ホールから7ホールを使用していました。その後さらに拡大して2004年より8ホール、2008年よりイベントホール、2014年より9ホールから11ホールをそれぞれ追加し、ステージの構成はEARTH STAGE/GALAXY STAGE/COSMO STAGE/MOON STAGE/ASTRO ARENAの全5ステージに。2006年から2008年には関西でも「COUNTDOWN JAPAN WEST」がインテックス大阪にて行われました。最新開催のカウントダウンジャパン24/25ではEARTH STAGE/GALAXY STAGE/COSMO STAGEの3つのステージにて、4日間で112組ものアーティストが出演しました

ウントダウン・ジャパン
フェスの歴史
カウントダウンジャパンは今でこそ年末年始の恒例年越しイベントとして定着していますが、当初は冬の屋内フェスは無理という意見も多かったようです。それではこの日本が誇るイベントの歴史を振り返ってみましょう。
2003年
ROCK IN JAPAN の冬バージョンとしてスタート。3日間の開催、全49組のアーティストから始まり初回にして好評を博す。
2006年~2008年
2006年より大晦日を含む4日間に拡大。関西でも「COUNTDOWN JAPAN WEST」がインテックス大阪で開催され、幕張と大阪2都市での同時開催が話題となる。
2014年
会場レイアウトが大幅に変更され、当初は幕張メッセの1〜7ホールの会場だったが9〜11ホールも増設される。
2020年
20/21の実施は当初は開催を発表したものの、新型コロナウイルスの影響により中止となる。
2021年
EARTH STAGEのみを使って規模を縮小しての実施。アーティストは32組のみ。4日間の開催だが年越しは行わず全日19:55終了とした。
2022年
観客動員数を減らして実施、EARTH、GALAXY、COSMOの3ステージ体制が復活。3年ぶりにカウントダウンアクトも復活した。
出演アーティスト

カウントダウン・ジャパン 24/25 アフタームービー
カウントダウンジャパンは近年は約100〜130組ほどのアーティストが出演しています。常連の東京スカパラダイスオーケストラや、最近では新しい学校のリーダーズ、こっちのけんと、など話題のグループもたくさん。カウントダウンジャパン24/25出演者は以下の通りです。
12月28日(土)出演アーティスト一覧
【EARTH STAGE】
- MEILI
- DISH//
- 櫻坂46
- 緑黄色社会
- UVERworld
- SUPER BEAVER
- Creepy Nuts
- Vaundy
【GALAXY STAGE】
- TETORA
- FOMARE
- imase
- Da-iCE
- キュウソネコカミ
- ano
- KANA-BOON
- FRUITS ZIPPER
【COSMO STAGE】
- 緑仙
- Omoinotake
- 乃紫
- KOMOREBI
- こっちのけんと
- moon drop
- Gyubin
- 紫 今
- Tani Yuuki
12月29日(日)出演アーティスト一覧
【EARTH STAGE】
- ヤバイTシャツ屋さん
- 東京スカパラダイスオーケストラ
- SPYAIR
- 10-FEET
- SHISHAMO
- マキシマムザホルモン
- MAN WITH A MISSION
- Limited Sazabys
【GALAXY STAGE】
- Awich
- Fear, and Loathing in Las Vegas
- HEY-SMITH
- ポルカドットスティングレイ
- 打首獄門同好会
- フレデリック
- Aqua Timez
- 新しい学校のリーダーズ
【COSMO STAGE】
- shallm
- サバシスター
- BEYOOOOONDS
- LANA
- Novel Core
- Age Factory
- FAKE TYPE.
- トゲナシトゲアリ
- アンジュルム
12月30日(月)出演アーティスト一覧
EARTH STAGE
- PEOPLE 1
- ハンブレッダーズ
- Novelbright
- マカロニえんぴつ
- Saucy Dog
- クリープハイプ
- Eve
- Ado
【GALAXY STAGE】
- アイナ・ジ・エンド
- amazarashi
- 秋山黄色
- yama
- モーニング娘。’24
- 羊文学
- flumpool
- This is LAST
【COSMO STAGE】
- 礼賛
- CLAN QUEEN
- Chevon
- ファントムシータ
- シャイトープ
- ロクデナシ
- MAISONdes
- 佐野元春& THE COYOTE BAND
- 川崎鷹也
12月31日(火)出演アーティスト一覧
【EARTH STAGE】
- ねぐせ。
- マルシィ
- SixTONES
- indigo la End
- ずっと真夜中でいいのに。
- New Jeans
- サンボマスター
- ハルカミライ
- sumika
- golgovanillas
【GALAXY STAGE】
- BLUE ENCOUNT
- NEE
- Chilli Beans.
- IS:SUE
- ヤングスキニー
- syudou
- Tele
- 須田景品
- WurtS
- 星街すいせい
- Kroi
- おいしくるメロンパン
- すりぃ
【COSMO STAGE】
- なきごと
- ブランデー戦記
- 日食なつこ
- め組
- Mega Shinnosuke
- TOOBOE
- コレサワ
- jooji
- muque
- Lucky Kilimanjaro
- 離婚伝説
- カネヨリマサル
- なとり
- シンガーズハイ
ステージと施設

エリアマップ
カウントダウンジャパン会場では、ライブステージはもちろん、食事やグッズ、さまざまな体験ブースまで幅広く楽しめる空間が用意されています。ロックやポップスを楽しむだけでなく、フェス全体がまるで年越しのテーマパークのような雰囲気に包まれ、多くの来場者を魅了。会場の構成は年によって多少の変更があるものの、どの年も「音楽×文化×体験」がバランスよく楽しめるのが魅力です。
ステージ
「EARTH STAGE」
1〜3ホールを使ったカウントダウンジャパンの最大のステージです。後方エリアまでは150mもありますが、両サイドに大型LEDビジョンが設置されています。
「GALAXY STAGE」
7ホールを使った二番目に大きなステージです。セカンドステージとはいえ約2万人の収容を誇り、大型ビジョンも設置されています。
「COSMO STAGE」
食事ブースに隣接する一番小さいステージです。客席はステージから近く、迫力や臨場感満点。また、2020年まではこのコスモステージと横並びで「Moon Stage」もありました。
フード
カウントダウンジャパンフェスティバルのフード
カウントダウンジャパンのフェス飯は充実さが半端ない!会場内には全国各地の味が集まるフードエリアがあり、毎年50店舗以上が出店。ラーメンや唐揚げ、たこ焼きなどの定番から地方の名物グルメまで、全国各地の味自慢を楽しむことができます。また、カウントダウンジャパンではビール、ハイボール、ワインなどのアルコール類も充実。飲食エリアは広々としているので、「Jフェス」アプリにてカウントダウンジャパンフェス飯マップを駆使しながらお腹も満たしましょう。
グッズ
フェス参加の思い出として様々なグッズが欲しいですよね。カウントダウンジャパン会場内にはグッズ販売エリアが設けられており、公式グッズや、フェス限定のカウントダウンジャパン アーティストグッズなどが豊富に揃っています。定番のフェイスタオルやTシャツ、マグカップ、キーホルダーなど、デザインも毎年アップデートされ、ファンにはたまらないラインナップです。当日は混雑が予想されるため、事前にアプリや公式サイトからのプレオーダーを利用するのもおすすめ。また、通信販売でもグッズの取り扱いがあるため、現地に行けなかった方でも購入が可能です。
その他
室内フェスならではの快適さと多彩なサービスもカウントダウンジャパンの魅力のひとつ。会場内には、子どもから大人まで楽しめるゲームコーナーがあり、射的や輪投げといった縁日風のブースも登場します。さらに、無料で使えるスマートフォンの充電スポットが設置されるほか、通信環境も強化されているため安心して過ごせます。また、カウントダウンジャパン 会場図を見ると写真映えするフォトスポットが随所に配置されているのが分かります。専任の撮影スタッフによる記念撮影サービスもあり、ライブの合間に思い出を残すにはぴったり。こうした細やかな心配りが、イベント全体の満足度をより一層高めています。
チケット情報
カウントダウンジャパンチケットは、毎年秋頃から販売がスタート。1日券から複数日をセットにしたお得な割引券まで販売しています。大晦日を含むかどうかにより料金が異なりますのでご注意を。また、荷物を預けられるクロークの利用にもチケットが必要です。なお、先行抽選にてチケット購入した人はアクトごとの「入れ替えステージ前方エリア」の抽選に参加でき、当選すればアーティストの目の前でライブを楽しめるチャンスも!以下にカウントダウンジャパンチケットの値段をまとめました。
(一日券)
12月28日 | 12月29日 | 12月30日 | 12月31日 |
---|---|---|---|
14,000円 | 14,000円 | 14,000円 | 15,000円 |
(割引セット券)
2日券 | 2日券 | 3日券 | 3日券 | 4日券 |
---|---|---|---|---|
27,000円 | 28,000円 | 37,000円 | 38,000円 | 46.000円 |
(クロークチケット)
事前購入 | 当日購入 | |
---|---|---|
クローク袋(ビニール袋) | 1,000円 | 1,200円 |
ロゴ入りクロークバッグ | 1,500円 | 1,700円 |
開催場所とアクセス
カウントダウンジャパン開催場所は千葉県・幕張メッセ。東京駅から快速で約30分とアクセスは非常に良好です。最寄り駅からバスも出ており、12月28日から30日までは夜間に臨時列車、大晦日から元旦にかけては終夜運転や臨時バスの運行もあります。カウントダウンジャパン会場付近には駐車場もたくさんありますので、車での来場ができるのも便利です。
【会場】

【会場】
幕張メッセ国際展示場1~11ホール、イベントホール(千葉市美浜区中瀬2-1)
【アクセス方法】
電車での行き方
JR京葉線、JR武蔵野線「海浜幕張駅」下車徒歩約5分
JR中央総武線、JR京成線「幕張本郷駅」下車バス約15分
車での行き方
【東京方面より】湾岸習志野I.C.(東関東自動車道)、または幕張I.C.(京葉道路)から約5分
【成田方面より】湾岸千葉I.C.(東関東自動車道)から約5分
【駐車場の案内】
幕張メッセ駐車場
普通車 約5,000台、大型車 120台、自動二輪車 50台収容 ¥1,000/日 (大型 ¥4,100、二輪 ¥200)
幕張新都心県営第一、第二地下駐車場
普通車 739台収容 ¥100/20分(1日 最大¥1,000)
お問合せ・SNS
カウントダウン・ジャパンに関する問い合わせは公式サイトの専用フォームから行うことができます。落とし物などの対応も、開催期間中は会場インフォメーション、終了後は幕張メッセ警備へ連絡することで対応してもらえます。
また、フェスに関する最新情報は、各種SNSでも随時発信されています。フェイスブック、インスタグラム、X(旧ツイッター)、YouTube、TikTokなどの公式アカウントでは、出演アーティストの発表やタイムテーブル、会場マップ、グッズ情報など、重要なアップデートをいち早く確認できます。イベントへの参加を予定している方は、ぜひフォローして最新情報をチェックしておきましょう。
【公式サイトお問合せフォーム】
https://reg23.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=sg-neob-acf23f31a3a34c74944de7113dff9e87
【落とし物のお問合せ】
当日の落とし物は会場内インフォメーションセンターまでお問合せ下さい。開催終了後は幕張メッセ総合管理センターまで。
- 幕張メッセ総合管理センター警備:TEL- 043-296-0531
【各種SNS】
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フェスの開催と成功にはスポンサー企業や各所の協力が不可欠です。このカウントダウンジャパンも多くのスポンサーにより成り立っています。その企業、団体の一部をご紹介します。
レッドブルジャパン
RedBullブースでは数種類のドリンクに加え、オリジナルカクテルの販売も。エナジーチャージはここで。
キリン一番搾り
フェスにビールは欠かせない!一番搾りや氷結、アルコール類はキリンにおまかせ。
au
会場内で快適に過ごせる通信対策はもちろんのこと、スマホの無料充電サービスも提供しています。
フェスの豆知識

「カウントダウン神社」の大鳥居
毎年恒例のカウントダウンイベント、チケットも毎回、早くから全日完売するほどの人気ぶり!その理由はアーティストの豪華さはもちろんのこと、ライブ以外にも楽しめる要素がたくさんあるからではないでしょうか。例えば、会場内には「カウントダウン神社」という名物スポットがあり、大きな鳥居をくぐって年内最後の参拝や年明けの初詣をすることが!これは入場したらぜひ足を運んでおきたいスポットです。さらに神社の前には縁日ブースも登場し、 射的や輪投げなどの屋台遊びを楽しんだり、綿あめやチョコバナナといったお祭りグルメを味わうこともできます。こうした演出がフェス全体に日本のお正月らしい雰囲気をプラスしてくれ、ライブの合間も充実した時間を過ごすことができるんです。
カウントダウンジャパン25/26
カウントダウンジャパン2025(25/26)については、現在のところ正式な発表はされていません。ただし、例年通りであれば、2025年12月28日から31日までの4日間、千葉県・幕張メッセでの開催が見込まれます。チケット販売についても、秋頃に先行抽選受付が開始される傾向があります。詳細が発表され次第、公式サイトやSNSで確認できるので参加を考えている方は早めのチェックがおすすめ!1年締めくくりの大イベント、今からフェスの開催情報が楽しみでなりませんね。
日本のその他のフェス
カウントダウンジャパンは、年越しの時期に開催される冬の屋内音楽フェスとして知られていますが、日本各地では夏を中心に、ロックをメインとした大規模な野外フェスが多数開催されています。ここでは、その主なフェスをご紹介します。
フジロック(新潟県湯沢町苗場)
自然あふれる苗場スキー場で行われる国内最大級のフェス。海外有名アーティストの参加も多く、海外でもよく知られている音楽イベントです。
ウルトラジャパン(東京・台場)
日本最大級のエレクトロニック・ダンス・ミュージックフェスです。ダンスミュージックに特化していることが特徴。アクセスよい台場で終演後も盛り上がることができます。
ライジングサン・ロックフェスティバル(北海道石狩市)
北海道石狩市で土曜から日曜の日の出までオールナイトで開催される、大規模な野外フェスです。
まとめ
カウントダウンジャパンは多様な音楽ジャンルとアートが融合する、日本を代表する年越し音楽イベントです。1年の締めくくり、そして新しい年のスタートにふさわしく、お祭り騒ぎにうってつけの場所といえるでしょう。出演アーティストたちも「やはりライブが一番!」という意気込みで舞台に立ち、観客と一体となって盛り上がります。CDやサブスクでは味わえない、このフェスならではの熱気と臨場感をぜひ体感してみてください。
よくある質問
カウントダウンジャパンに関するよくある質問をまとめました。
次回2025年のカウントダウンジャパンはいつ開催されますか?
2025年から2026年にかけて(25/26)の開催は、現在のところまだ発表されておりません。
カウントダウンジャパンとはどんなイベントですか?
国内最大の年越し音楽イベントです。大晦日の前後から4日間にわたり開催され、ロックバンドからアイドルまで実に110組のアーティストが出演する巨大フェスとなっています。
カウントダウンジャパンはどこで行われていますか?
千葉県・幕張メッセの全ホールを使用して行われています。
カウントダウンジャパンのチケットはいくら?
1日券は14000円~15000円、割引セット券は27000円~46000円です。大晦日を含むか含まないかで値段が異なります。
カウントダウンジャパンの観客数はだいたいどのくらいですか?
24/25では1日約40,000人を動員し、4日間で158,000名にものぼりました。