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ギャンブル依存症の人を助けるには?家族や友人のためのガイド

「身近な人がギャンブル依存症でないかが心配…」「パートナーのギャンブル癖をどうにかしたいけど、どうしたらいいかわからない…」

by  Masashi Yoshimoto

UPD:
目次
ギャンブル依存症の人を助けるには?家族や友人のためのガイド

この記事では、ギャンブル依存症の兆候を見極める方法、ギャンブル依存症者との接し方や助け方、自分や家族を守るためにできることなどについてお話します。

ギャンブル依存症の警告サイン

最近何だかパートナーの様子が怪しい、もしかしてギャンブル依存症では?と心配になったことはありませんか?気のせいであればいいのですが、実際に困ったことが起こっているかもしれません。事実を知るには、どうにかしてその理由を突き止める他はないのです。

この項では、身近な人がギャンブル依存症ではないかどうかを客観的に見極めるための簡単なチェック事項を、「メンタル面」「行動面」「金銭面」の3つのカテゴリに分けてリストアップします。最近の状況を振り返りながら確認してみてください。

  1. メンタル面

    • 不機嫌なことが多い
    • 気分にムラがある
    • 急に怒鳴ったりする
    • よく嘘をつく
    • 集中力に欠けている
  2. 行動面

    • 人との接触を避けているように見える
    • 今までの趣味をやめている
    • 隠密行動が増えた
    • 病欠や休日出勤が多い
    • ギャンブルに関する言動が頻繁にある
  3. 金銭面

    • 原因不明の借金がある
    • 頻繁にお金を借りている
    • 家の中に食べ物がない
    • お金や財布がなくなったとよく言うようになった
    • 使い道が不明なお金が多い

「もともとそういう性格だ」という場合もあるので、たとえ全部に当てはまったとしてもギャンブル依存症であるかどうかははっきり決められません。しかし、当てはまるものが多いほど、依存症である可能性、もしくは依存症になる可能性は高いといえます。

どのようにしてギャンブル依存症になるのか

誰も、なりたくて依存症になるわけではありません。しかもギャンブル依存症に関していうと、初期の段階では非常にわかりにくく、水面下で進行するため、それが明らかになる頃にはすでにかなり重度になっていることがほとんどです。

なぜ人がギャンブルに夢中になってしまうのかについて、以下のように4つのメインとなる原因を挙げることができます。

幼少期、親が頻繁にギャンブルをしていたという家庭環境にあった場合、親の後に続く場合が多い。

  1. 現実逃避

    日常のしんどさから逃れて、すべての問題の解決策をギャンブルに求めようとするパターン。

  2. ビギナーズラック

    ゲームを始めた頃に運良く大勝ちしたのが忘れられず「また勝ちたい」「またスリルを味わいたい」と、刺激を求めて戻ってくるパターン。

  3. 孤独を紛らわす

    ギャンブルをしている間は、誰かや何かと繋がっている気がして安心するのでやめられないというパターン。

  4. 親の影響

ギャンブル依存症者との接し方

ギャンブル依存症者と向き合う時、考慮すべきことがいくつかあります。特に本人と直接会話をする際には、言ってはいけないこと、やってはいけないことがあるので配慮が必要です。

  1. 自分がどう感じているかを説明する

    相手の行動にどのような変化があったのか、なぜそれが気になるのか、どのように感じているのかを伝えてください。上から目線で話すと相手は聞く気をなくすので、お説教はしてはいけません。自分がその立場だったらどうするか、といった模範的なことは言わないで、相手のギャンブルが周囲に与える影響をシンプルに説明しましょう。また、相手のことが大事であるからこそ話がしたいのだということを、忘れずに伝えてください。

  2. 依存症者の言い分を聞く

    相手が自分の言い分を話す時間を十分にとり、相手の話が終わるまで中断しないようにしてください。相手の言うことに耳を傾け、万が一、口論になりそうになった場合はその場で終わりにしてください。いったん言い争いになったらお互いにヒートアップするだけで、良い結果は得られません。お互いに落ち着く時間を作って、後日改めて話し合うことにしましょう。

  3. 一緒に問題に対処する

    ギャンブルが「問題である」ということを相手に考えさせるようにし、問題だと思っていない場合は、ギャンブル依存症を判断するためのテストを受けるように勧めてください(当サイトでもギャンブル依存症の診断に関する記事を掲載しています)。また、状況を改善するために自分で何ができそうかを聞いてみてください。この時、相手に何をすべきかを教えずに、一緒に結論を出すようにしましょう。絶対に相手を責めたり、問題だと決めつけたりしないで、ポジティブなことに焦点を当てるように努めてください。また、相手がこちらの言いたいことを理解できるように、相手に合わせた言葉を使うようにすると良いでしょう。

ギャンブル依存症者への対応

ギャンブル依存症を更生させるための特効薬はありません。また、その人に合った効果的なアプローチを見つけるのに時間がかかる場合もあります。

最善策としては、まずギャンブル依存症者にどの方法を試したいかを選んでもらうことです。進捗状況を確認し、状況が改善されない場合は、別の方法を試してみてください。依存症から立ち直るには時間がかかりますので、根気よくサポートしてあげてください。

  • お金と時間の管理

    • ギャンブルに使うお金の上限を設定する
    • クレジットカードやデビットカードを管理する
    • 借金を全て洗い出して、返済する計画を立てる
    • ギャンブルしてもいい時間を決める
    • ギャンブルした時間をメモする
  • 人付き合いとフリータイム

    • 家族と一緒に過ごし、楽しい活動で時間を埋める
    • 友人とのつながりを取り戻し、健全な遊びを行う
  • 家庭内ルールを設定

    • 1日をどう過ごしたか、報告する機会を設ける
    • ルールに従わなかった場合どうするか決めておく
  • 専門家に相談する

    • ヘルプセンターや心療内科、リハビリ所などを利用する

ギャンブル依存症者を自分自身に向き合わせる方法

身近な人がギャンブル依存症の場合、問題の原因を理解し、相手の行動に寄り添う必要があります。

一番大事なのは話し合いです。恐怖、怒り、フラストレーション、混乱、悲しみ、無力感など、さまざまな感情が湧き上がってきますが、ギャンブル依存症者の行動を変えさせるには、長い時間が必要です。

サポートする側もされる側も忍耐が必要になってきますので、運動をしたり、友人と会ったり、付き合いをしたり、趣味に没頭したりなど、健康的な習慣を維持するようにしましょう。

そして話し合うときは真剣に話し合えるような、プライベートな場所で、相手の機嫌の良い時間帯を選ぶようにしてください。

また、ギャンブル依存症者が素直に話に応じない可能性があることを忘れないでおいてください。怒ったり、嘘をついて状況を打開しようとすることもあるでしょう。そういった反応をした場合でも冷静に対処し、どう切り抜けるべきかを考えておきましょう。

自分と家族を守るために

大切な人がギャンブル依存症になった場合、自分や家族の健康や経済的な状況を犠牲にすべきではありません。

ギャンブル依存症に対処することは、自分が主な被害者でなくても、精神的にも肉体的にも非常に疲れる経験です。ストレスから身を守るために、栄養のある食事、決まった睡眠スケジュール、定期的な運動を行い、心身のバランスを保つように心がけてください。

助けている側が疲れ果ててしまっては元も子もありません。また、隠し事をしていては蝕まれてしまいますので、信頼できる人と話し、できることなら胸の内を打ち明けて、自分の感情や心配事を吐き出すようにしましょう。

ギャンブル依存症が子供に与える悪影響

親のギャンブル問題は、子供にも大きな影響を与えます。ギャンブル依存症者の子供は、親の後を継いで自分も依存症になる可能性が高くなります。また、孤独感、怒り、抑うつなどに悩まされる可能性も非常に高いです。

極端に言えば、経済的に不安定な家庭では、十分な食べ物がなく栄養失調になったり、親が服や靴を買ってあげられなかったりすることもあります。また、家庭内の状況によって、勉強や自由時間にも支障が出ることもあるでしょう。

ギャンブル依存症の子どもたちは、他の子どもたちよりも早く成長することを強いられることがほとんどです。例えば、弟や妹の面倒を見る、お金を稼ぐなど、親の大人としての責任を引き継ぐことになります。また、家族間の確執や暴力を目の当たりにし、最終的には家庭が崩壊し、行き場を失う可能性だって否定できません。

このような状況に置かれた子供たちは、大人と同じように自分の感情をオープンにし、自分の状況について話す機会が必要です。自分の気持ちを自由に話すことができる場を与えてあげてください。

「家族に起こっていることには自分にも責任がある」と感じる子供も少なくありません。そのような考えは芽のうちに摘み取り、子供には全く責任がないということを伝えましょう。また、その子の家族がギャンブル依存症であることを非難せず、人と行動を切り離して、行動を批判するようにします。

家族の活動に子供を参加させることは望ましいことですが、家族が抱えている問題の解決に子供たちを巻き込みすぎないほうがいいでしょう。子供には子供のままでいさせてあげる方がいい時もあるのです。

最後に

ギャンブル依存症になってしまった大切な人を助けることは、とても難しいことですが必ずできます。ギャンブル依存症者は、何も家族やパートナーを恨んだり傷つけたりするためにやっているのではないのだということを忘れないでください。自らギャンブル依存症になることを選択したわけではなく、状況の犠牲者なのです。

長い旅になるかもしれませんが、これも人生の一部。悲観的になりすぎずに、おおらかな気持ちで一歩一歩、問題解決に臨んでいきましょう。